カクトク従業員インタビュー。今回はPro director事業部のリーダーとして活躍する出久地 旭(でぐち あきら)を紹介します。
出久地さんの業務内容を教えてください
入社以来、クライアント様とのコンタクトや、登録している方との面談、弊社と協業したいという企業様とのアライアンス関係など、様々に経験させてもらいました。
自分はどのポジションの人なのかと思うくらい目まぐるしく色々とやりましたが、今は今夏から始まった新規事業である「Pro director事業部」の立ち上げに専念しています。
仕組み作りからリード獲得施策の設計/実行、クライアント様への提案、クロージング後の全体ディレクション、未来のプロディレクターを発掘する採用活動などを行っています。
ほぼ一人事業部ですが、クライアント様の営業課題を解決するために、日々尽力しています。新規事業の立ち上げは初めて経験することでしたので、色々試行錯誤しているうちに四半期が終わっていましたね。
僕自身が掲げている事業部としての目標は、”会社が成長するためのガソリンになる”ことです。まだまだ成長途中のスタートアップですし、会社としてのビジョンを成し遂げるために「Pro director事業部」は存在していると思っています。
カクトクに入社するまでの経歴を教えてください
”誰かの幸せになるような仕事に就きたい”という想いを軸に就職活動を行っていました。結果、ホテルマンとして1年弱くらい神戸のホテルに勤めました。この頃に研修で習ったことや日々業務の中で行っていた気遣いなどが営業としての基礎的な部分になっています。
ホテルマンとして働いている中で、自分がいいなと思ったものを誰かに勧めて認めてもらう仕事のほうが向いているかもしれないと思い始めまして、営業職に転職しました。転職先は人材系の会社で、1日100~200件のテレアポや足で稼ぐ訪問など、オールドスタイルの営業で鍛えられました。2年ほど東京のオフィスで勤務していた期間に取引企業の新規開拓でトップクラスの成績だったこともあってか、名古屋オフィスの立ち上げメンバーに選ばれまして、2年ほど名古屋に転勤しました。転勤初年度で、全社中目標達成率は社内3位くらいの位置にいたり、第三四半期で通年の目標を達成したりと、営業成績もまずまずの結果でした。
そうやって働きつつも、売れるものが単一だったことと、パワープレイで売れてしまうことに漠然とした危機感みたいなものがあり、まったく違う畑に飛び込もうと思って転職を考えました。そこでご縁があったのがメディア事業を持つ広告会社です。取引先と良好な関係を築いて発注をもらうことなど、それまでにやってきたことが活かせていると思いました。最終的にはエンドクライアントがどういうふうな危機感を持っていて何を望んでいるのかなどを知りながら、今後伸びていくウェブ広告の世界を実体験できたことなどは非常に大きな経験だったと思っています。
このあともう一度転職するんですが、その転職先がカクトクです。
4社目の就業先がカクトクということですが、これまでの会社で得てきた強みや長所はどんなことですか
1つ目は人見知りをしないことですね。相手が社長であっても役職を持っている方であっても、比較的落ち着いてしゃべれるところはあるかと思います。
2つ目に人の気持ちを察する力ですね。相手がどういうことを思っていて、どういう意図で話をしているのかを察する力が培われました。
3つ目に、バランス感覚。自分自身、物事をはっきり言うタイプなのですが、はっきり物事を言う一方で、相手の心中や表情を察して話し方を変えたり言い方を工夫したりしています。営業していくうえでどういう話し方をすれば興味を持ってもらえるか常に考えて生きています。このスキルは同年代の誰にも負けてないと思っています。
営業職・出久地旭が語る意外な営業観
よく営業は”花形”と言われたりしますが、僕はずっと裏方だと思っているんです。僕の場合、コミュニケーション能力を活かして”こんな良いものがあるんですよ”と細々と言いふらしているだけで、安心して使ってもらえるものを提供できるのはプロダクトサイドである、エンジニア、デザイン、カスタマーサポート、バックオフィスメンバーのお陰です。極端なことを言ってしまえば、営業職がいなくても良いものは段階を踏んで売れていくんです。僕の仕事は、そんな良いものがあることを少しでも多くの人に早く知ってもらうために、色んな所でプロダクトサイドの想いを実直に、真正面から代弁しているだけなんです。営業職の業務も、もちろん大事ですが、プロダクトの価値を守ってくれている皆さんが花形でいられる状態が僕にとっては望ましいなといつも思っています。
カクトクへの入社を決めた理由
3社目は色んな事を勉強しながら働ける良い環境でしたが、自分の強みを活かして生きるキャリアを考えた時に「これで本当に大丈夫かな」という感覚がありました。
2社目からの3社目への転職では自分が何でもできるようにならないといけないという謎のプレッシャーがありました。今思えば、秀でているスキルが無いことに焦っていたのかもしれません。そんな状況で巡り会えたのが、自分の未知の領域であった広告会社。がむしゃらに約2年間ほど頑張っていく中で、様々な事が勉強できました。失敗も色々ありましたが、今でも親交のあるクライアント様や、成長を見守ってくれていた前職の方々のおかげで、少しずつ肩の力が抜けて、自分らしく働けるようになっていきました。
30代を見据えてキャリアを考えていく中で、もう一度人材系に戻ろうと思い人材系の企業を受けたほか、地方にも興味があったので地方ビジネスの会社も受けました。人材や地方などの軸で色々見ている時に出会ったのがカクトクでした。
正直何の会社かまったく分からなかったんですが、カクトクっていう名前が頭に残っていたのと、大分県に本社がある会社なのに渋谷のマンションの1室でやっているっていうのが面白くて、とりあえず話だけでも聞いてみるかと思って軽い気持ちで受けたのが最初です。
編集部メモ:
カクトクの本社は大分県別府市にあります。出久地さんが転職活動をしていた当時、カクトク東京オフィスは渋谷区宇田川町のマンションにありました。2019年6月に目黒区に移転し増床しました。
一次面接がCTOの仙石さん、二次面接が社長の満田さんでしたが、おふたりとも丁寧でロジカルだったことは好印象でした。面接をしていて、こんな面白い事業があるのか!将来これが当たり前になったら純粋にワクワクするな。と思ったは今でも覚えています。2次面接後に社長に面談の時間を頂いたのですが、自分のスキルがカクトクでどのように活かせるかをプレゼンし、自分を採用することのメリットとデメリットを社長に正直に話しました。そこでしっかり擦り合わせが出来たので入社を決めました。
カクトクで学んだこと
危機意識や責任感のようなものはこの会社で新たに学んだことかなと思います。まだまだ色々なものを整備していかないといけない段階の会社なので、会社の未来が自分たちの頑張りにかかっているという危機感みたいなものは常に持っています。
また、何でも自分がやらなきゃいけないと思わないほうがいいということも新たな学びです。人数が少ないから当事者意識を持って自分はこういうスキルも持っているから自分がやらなきゃと思ったりすることもあるんですが、それをやりすぎるとパンクしてしまいますので、自分の与えられたもの以上をなんとか頑張ってやろうというよりは、自分の与えられたところできちんと成果を残して、それ以外の仕事はその担当の人にお任せするほうがいいということを思っています。
入社したから分かるカクトクのいいところ
仕事上で起きた小さなお祝い事を、社内のコミュニケーションツールでお祝いする文化があります。普段接することのない部署同士の人でも、共通の話題が出来たり、話すきっかけになるいい制度だと思います。
また自分の裁量でどう働くかを自由に決められる部分もあります。自由にやることと勝手にやることは違いますが、自由にやる分しっかり責任は果たすということが許されているという意味でも働きやすくていい会社だなと思います。
カクトクに向いている人材像
3つくらいポイントがあると思っています。
まずバランス感覚がよくて本質を突ける人。
2つ目に、当事者意識がある人ですね。自分の仕事振りが周りにどんな影響を与えて、どんな結果を生むのかしっかり考えられる想像力のある人だと、カクトクでは活躍できると思います。
3つ目は、自分の意見が言える人。ただ言いたいことを言うのではなく、話をどこで着地させるかをイメージしながら発言できる人がいいと思います。
色々お伝えしましたが、僕はカクトクのサービスが営業職の未来を変えると本気で思ってます。同じくらい熱い思いを持ってくれてる人が入ってくれると嬉しいですね。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。