ニューロマジックは2020年2月から完全リモートワークに移行しました。
会社に出社することがほぼない中、2020年の1年間で約15名のメンバーが入社を決め、新しい仲間として活躍してくれています!
元々福岡や沖縄、アムステルダムにもオフィスがあるため、リモートワークへの移行はとてもスムーズに行うことができました。ですが、新しく入社する方は完全リモートワークだとやはりコミュニケーションに対する不安も多いと思います。
面談や面接でも、リモートワークに関しての質問をよくいただきます。
弊社としてもリモートワークでのコミュニケーションは無視できない課題だと感じており、Slackでのコミュニケーションを筆頭に、バーチャルオフィスの導入やランダムなメンバーでのオンラインランチ会、毎週金曜夜に任意参加でのオンライン飲み会など、日々様々な施策に取り組んでいます。
その中で今回は、オンライン上で喫茶店形式でのコミュニケーションの場を立ち上げたエンジニア 三笠 秀行さんの「喫茶みかさ」をご紹介します!
前半は立案者 三笠さんへのインタビュー。後半は喫茶みかさのアルバイトや常連客のインタビューの二本立てです♪
ーー最初に、三笠さんのお仕事内容を教えてください。
フロントエンドエンジニア業務をやりつつ、エンジニアチームのリーダーの一人としてチームのマネジメントやアルバイトスタッフの教育などを担当しています!
僕は現在福岡に住んでいるのすが、もともと前職では都内でFlashをつかったWEBサイト制作を担当していました。
子供が生まれたことがきっかけで地元の福岡に戻ろうと転職活動を開始して、ちょうどそのタイミングでニューロマジックも福岡に支社を作ろうとしていたんです。そこで、福岡の社員第一号として声をかけてもらったことがきっかけで入社しました。
2012年入社なので、もう9年ほど在籍していますね!
ーー喫茶みかさをオープンしようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?
きっかけは、リモートワークに切り替わってから雑談が減ってしまったことですね。
雑談がなかなかできないという課題を社内全体で感じていて。特に僕のチームは学生アルバイトが7名ほど在籍しているので、よりコミュニケーションが必要だと感じました。
それにリモートワークになってから入社した人たちにとっても、気軽にコミュニケーションをとりながら、会社や一緒に働いている仲間のことを知る場があることは大切だと思いました。
じゃあどういう風にその場を作ろうかと考えた時に、自分がやっていくうえでの面白さや興味を持ってもらいやすいということを加味して、喫茶店形式だと面白いかもしれない。と思ったんですよね。
僕らはよくオンライン会議でGoogle Meetを利用するんですが、ああいうツールは誰か一人がメインで話して他の人は聞き役、という立ち回りになっちゃうんですよね。それだと僕の理想する喫茶店とはちょっと違うな、と思っていて。
喫茶店って同じ空間にいながら色んなところで雑談が生まれるじゃないですか。オンラインでもそういう場を再現したかったんです。
ちょうどその頃、SpatialChatというツールを見つけて「これだ!」と思いました。SpatialChatは、同じ場にいながらアイコンが近い人の声が大きく聞こえて、遠い人の声は遠く聞こえるというリアルな空間に近い距離感を感じられるツールなので、とても理想的でした。
背景を作成し、名前も「喫茶みかさ」と命名して2020年3月にオープンしました。
喫茶みかさに集まるメンバーと、店主の三笠さん
ーー最初は不定期開催だったんですよね?
そうですね。自分ができる時にやる、というスタイルでした。
そのせいか、 Slackで宣伝しても最初はあまり人が集まりませんでしたね……。
だんだん僕も案件が忙しくなってしまって、徐々に開催しなくなっちゃったんです。
数ヶ月単位で全く開催していなかったんですが、コロナウイルス終息後もリモートワークの継続が決定したこともあり、もう一度ちゃんと運営しよう!と今年(2021年)の3月から再始動しました。
ーー参加者を増やすために工夫した取り組みはありますか?
できる時にやる、ではなく、定期開催することにしました。今は毎週月曜日と木曜日の16時〜16時30分の30分間で開催しています。
Googleカレンダーにも予定を登録して、自分もみんなも忘れないように(笑)。
役員の方にも宣伝をお願いしたり、Slackで「喫茶みかさオープンしてます!」とアピールして、終わったらその日のスクショをアップしたり、「こんな話題で盛り上がりました!」と内容を共有しているうちにだんだん参加者が増えてきました。
ちょうどその頃、別グループの久保寺さんと藤瀬くんが「喫茶みかさでアルバイトをしたい」と連絡をくれたんです。
自分以外にも運営メンバーが欲しいと思っていたタイミングだったので、この申し出はとてもありがたかったです!僕が案件でどうしても抜けられない時も場所を開けられるのは本当に助かります。
それに、僕一人でやっている時はどうしても僕と同じグループの人の参加が多かったんですが、久保寺さんと藤瀬くんが手伝ってくれるようになってからは他グループの参加者も増えました。
なので今後は、全グループから一人ずつアルバイトを雇えたらいいなと思っています(笑)!
ーー喫茶みかさの開催時間は30分間ということですが、30分に設定した理由はありますか?
僕も参加者も勤務時間を使って参加しているので、あまり長い時間だと負担になって続かないと思ったんです。それに時間を裂きすぎると案件も回らなくなってしまうので(笑)。
お互い負担がなくてちょうどいいのは30分かなって。30分フルでは参加できないけど5分、10分だけ来てくれる人も多いですね。マイクはミュートにして、みんなのお喋りをラジオ感覚で聞きに来てくれる人もいます。
参加したら絶対に何か話さなければいけないなんてことはないので、給湯室のおしゃべりを聞く感覚で気軽に参加してもらえたら嬉しいです。
ーー喫茶みかさをこれからどういう場所にしていきたいですか?
さっきも少し話しましたが、アルバイトを増やして誰でも気軽に集まれる場所にしたいです。
あとは、今はまだ来た人全員が同じ場所に固まって話すという場面が多いので、SpatialChatの良さを活かしていろんな場所で雑談が生まれてほしいですね。業務で疲れた合間に「喫茶みかさ集合ね」みたいな感じで、ちょうどいい息抜きの場所になってほしいです。
今後はアルバイトの2人の意見も取り入れながら、さらに居心地の良い空間を提供していきたいです!
ーー三笠さん、ありがとうございました!
喫茶みかさは、メンバーが会社の課題を真剣に捉え、自ら行動に移し定着させた素晴らしい実例です。ニューロマジックではこういった社員のアイディアや想いは常に大切にしたいと考えています。
さて、ここからは喫茶みかさのアルバイトや常連客のメンバーにもインタビューを行いたいと思います!
メンバーたちにとって、喫茶みかさはどんな場所なのでしょうか?
【アルバイト】
■久保寺 綾子
プラニング・プロジェクト・マネジメントグループ所属 ディレクター
■藤瀬 晶博
プラニング・プロジェクト・マネジメントグループ所属 プロジェクトマネージャー
※久保寺さんと藤瀬さんはニューロマジックを卒業し、現在アルバイト募集中です!
ーー喫茶みかさでアルバイトをしようと思ったきっかけを教えてください
久保寺:私は現在長野に住んでいて、副業として牧場、飲食店、受付業務など、動物や人と関わる仕事もしてみたいと思っていたんです。ニューロマジックは同業種でなければ副業が可能なので、せっかくなら色々チャレンジしてみたかったんです。
そこでチームリーダーに相談したところ、「喫茶みかさでアルバイトをしたら面白いのでは?」という意見をもらいました。
三笠さんとは長らく案件をご一緒したことがあり、元々とても尊敬していました。そんな三笠さんの元でなら、オンライン上での雰囲気の作り方や会話術を間近で見て学べて面白そうだと思い、アルバイトに立候補しました。
念のため補足すると、副業もちゃんとOKをもらいました(笑)。
藤瀬:僕はリモートワークに移行してからの2020年の8月にニューロマジックに入社しました。オフラインで会うことができないので、コミュニケーションをとる人がどうしても案件で関わりのある人になりがちだったんですよね。なので、各所で「もっと色んな方と話をしたい!」とアピールしていました(笑)。
そんなアピールを続けていたら、別チームの方からアルバイトの推薦をいただいたんです。その後はあれよあれよという間に採用が決まりました!
実は三笠さんとも今までお話をしたことがなかったので、アルバイトに推薦してもらえたのはとてもありがたかったです。
ーーアルバイトをやってみて良かったと思ったことはありますか?
久保寺:やっぱり三笠さんの立ち振る舞いを間近で見られることですね。いつも穏やかで場の空気を掴むのがうまいなと尊敬しています。
それに喫茶みかさでは短時間ながらも色々な方とお話できるのが楽しいですね。また、案件が一緒の人とも雑談メインで話すことができるので良い気分転換になります。
最初の頃に比べると参加してくれる人も増えてきたので、喫茶みかさがどんどん社内に浸透していっているのが嬉しいです。これからもっと色んな人に気軽に来てもらいたいですね!
藤瀬:なんといっても直接仕事で関わったことのない人ともコミュニケーションが取れることですね。
リモートワーク中での入社だと特に、会ったことも話したこともない人と一緒に仕事を進める場面もでてきます。そんな時、少しでもお話したことがあれば仕事の相談や依頼がしやすいんですよね。
実際にそういう場面は多々あって、喫茶みかさでアルバイトを始めてからは、オンラインMTGで「はじめまして、突然すみません…」みたいなコミュニケーションが目に見えて減ったと感じています。
喫茶店形式なので、自分が話していなくても相手の人となりがなんとなく分かるところも新参者にはありがたいです。
また、喫茶みかさでは各々が自由に話して、それに対して周りが反応したり、笑ったり、相槌をうったりとフラットなコミュニケーションができるのも魅力だと思います。それは店長の三笠さんの空気作りでもあり、「誰が言うかではなく、何を言うか」というニューロマジックの雰囲気でもあるのかなと感じました。
ーー喫茶みかさをこれからこんな場所にしたい、という想いがあれば聞かせてください
久保寺:三笠さんに癒やされてほしいな~と思います。
あとは、もし初めてで入りにくい、時間が合わないという方がいたら、もっと入りやすい環境にしたいですね。
いつかはリアル喫茶みかさを開催できたら楽しそうです!
実は個人的な夢として、リアルな場でのコミュニティスペースを持つというのがあるんです。なので喫茶みかさでも、テーマを決めて集まってみたり、ニューロマジックの最近の事例などを飾る作品スペースを作る、なんてことも目論んでいます……!
まだ店長には言っていませんが(笑)。
藤瀬:リモートワーク入社は今後も継続していくので、新しく入った人がニューロマジックの雰囲気を知ったり、知り合いを増やすきっかけをお手伝いできたらと思っています。
また、ゆくゆくは社内だけなく、外部パートナーの方々も楽しめる垣根のない空間になったら嬉しいですね。
【常連客】
■小林 史
プラニング・プロジェクト・マネジメントグループ所属 チームリーダー/プロジェクトマネージャー
■吉田 友香梨
インタラクション・デザイングループ所属 チームリーダー/Webデベロッパー
■花田 剛章
インタラクション・デザイングループ所属 Webデベロッパー
ーー喫茶みかさは皆さんにとってどんな場所ですか?
小林:リモート以前は会社のリフレッシュルーム(お茶やコーヒーをいれるウォーターサーバーがある場所)で偶発的に集まったメンバーでよく話していたのですが、その代わりになっています。
案件以外の会話ができるのでとても気分転換になりますね!
その時々で違うメンバーがいるので新鮮ですし、何回も会ってるとリモートでも仲良くなれるのが嬉しいです。
これは余談ですが、同じ部屋で仕事をしている家族も、私が嬉々として喫茶みかさに参加してるのが羨ましいみたいで自分の会社でも導入したいと言っています(笑)。
吉田:小林さんも言っているとおり、会社に出社していた頃はリフレッシュルームでの雑談がとても良い気分転換になっていました。
リモートワークになってからは示し会わせないとなかな話すことができないので、ふらっと偶然に出会って話せる、自分が話さなくても誰かが話している輪に入ることができる場所をずっと求めていました。
喫茶みかさはちょうどよく偶然を楽しめる場所になっているので、心地よく過ごすことができています。自分が話さなくても周りが話してくれているので、一緒にいる雰囲気を味わうことができるのも良いとこだと思います。
今くらいのゆるっとした雰囲気で今後も続いてくれると嬉しいです。
花田:僕にとって喫茶みかさは憩いの場でもあり、社内のメンバーと親交を深める場でもあります!
普段案件で一緒にならない人とも気軽に話せるので、ここで交流を深めておくことで案件で一緒になった時のコミュニケーションも円滑になります。
それに、色んな人の話も聞けるので良い刺激になっています♪
なのでこれから、さらにたくさんの人に参加してもらえたら嬉しいですね。ニューロマジックは優しくて個性豊かなメンバーがたくさん在籍しているので、話を聞くだけでも楽しいと思います。
喫茶みかさは、参加することで一息ついて「また仕事がんばろう!」と英気を養える場所なので、立ち上げてくれた三笠さんには本当に感謝しています。
30分間という短い時間ながらも、社員の憩いの場になっている喫茶みかさについてご紹介させていただきました。
「完全リモートワークって孤立しそうでちょっと不安…」と感じる方でも、ニューロマジックでは様々な施策を取り入れ孤立しないよう全力でサポートしています!
この記事で、少しでも不安が払拭できていたらうれしいです。
もちろん他にも不安なこと、気になることはたくさんあると思いますので、カジュアル面談や面接で気軽にご質問ください!
皆様のご応募、お待ちしております!