こんにちは、村田ソフトウェアサービス(以下、MSS)の採用担当です。
今回話を伺った東京支社開発マネージャーの桑原さんは、入社18年目・エンジニア歴20年以上の大ベテラン。大阪本社で開発マネージャーとして活躍後、2018年7月東京支社の立ち上げに携わり現在5名のメンバーのマネジメントを行っています。MSSの事業拡大に大きく貢献した中心人物である桑原さんが仕事で最も大切にしていることや、ゆずれないこだわりに迫ります。
桑原さんのキャリアを紐解いたインタビュー第一弾もぜひご覧ください!
【社員インタビュー】やりたいことを叶えられる環境でお互いに成長し合えるチーム作りに取り組んでいきたい
ー桑原さんはどんなプロジェクトを担当されているんですか?
某クライアントさまの専任窓口兼プロジェクトマネージャーとして、グルメ情報アプリや飲食店予約アプリなどのシステム開発全般に携わっています。クオリティ管理やチームマネジメント、一部自分でプログラミングすることもあります。実はMSSの東京支社を立ち上げるきっかけになったのも、このプロジェクトだったんです。クライアントさまは東京の会社なので、いつでも素早く対応できるようにオフィスを立ち上げちゃおう!となりまして。
ーめちゃくちゃフットワークが軽いですね(笑)そんな桑原さんが仕事で大切にしていることって何でしょうか?
あらためて言われると難しいですが…強いて言えばバランス感覚とプロセス改善、この二つでしょうか。
ーというと?
まずバランス感覚の話ですが、クライアントさまのご要望をすべて叶えようとした場合、どうしても納期に無理が生じることがあります。でもお断りするとリピートが見込めないかもしれない…。そんな時は優先順位を整理して、ハイスピードで対応できることとリリース後の対応で問題なさそうな部分を洗い出し、双方が納得できる着地点を見つけます。無理に急いだ結果バグが多発しては元も子もないですし。
ー常にプロジェクト全体の最適解を考えるということですね。
その通りです。そのためにもクライアントさまを深く知ることが大切だと思うので、定期的なコミュニケーションを心がけています。アナログかもしれませんが食事会や飲み会を開催したり、お声がけいただければ必ず参加していますね。もちろん楽しいからというのが大前提ですが(笑)距離を縮めるには少し仕事から離れたところで話すのも大切だと実感しています。
ーでは、二つめのプロセス改善について教えてください。
『バグを憎んで人を憎まず』という、あるソフトウェアテスト会社の言葉がありまして。僕はこの言葉がすごく好きなんです。ミスをしたら怒られることがあると思うんですが、僕は怒ることって無駄な行為だと思うんです。だって怒ったところで状況は好転しないですよね。相手が萎縮して何も言えなくなったり距離が生まれてしまったり…。それに「もっと注意しなさい」と言われても、注意した結果起こってしまうミスもありますよね。ならばなぜミスが起こったのか、二度と起こさないためにはどうすべきか考えることに全力投球した方がよほど有意義です。
だからトラブルが起こった時、まずやるべきことはプロセス改善。自分や誰かを責めるのではなく既存のやり方を疑う視点が大事です。 一人の力で思いつかなければどんどん周りを頼って巻き込めばいいんです。
ー憎き相手はあくまでバグであり、決して人のせいではないと。
そうです。実際にMSSでもチェックシートやテスト仕様書を導入したり、変更点を開発者全員に通知するプルリクエストを活用するなど、エラーはどんどん改善されています。メンバー同士で事例を持ち寄った勉強会を実施するなど、失敗から学ぼうとする動きも積極的になってきました。すごくいい傾向だと思います。
ー頼もしいメンバーがどんどん育ってきましたね。桑原さんが想う一緒に働きたい人とはどんな人ですか?
MSSは未経験から活躍しているメンバーも多いんですが、共通するのは誰かに喜んでもらいたいという気持ちが強い人。やはり僕たちの仕事はクライアントさまに喜ばれてなんぼなので、自分がしたいからではなく常に相手目線を大事にしてほしいですね。極端な話、プログラムを書かなくてもExcelで解決するならそれでいいんです。MSSのミッションにも掲げていますが、私たちが考える成果は利益ではなく関わるすべての人に喜んでもらうことですから。クライアントさまと仲間を想いやり、最善を尽くすことに楽しさを見出せる。そんな人が仲間になってくれると嬉しいですね。