給与は全公開!?メンバー全員が独立採算で成果を出し続けるデジタルマーケティングエージェンシー「MOLTS」の秘密に迫る #MOLTS潜入録
※この記事はMOLTSのコーポレートにて、2020年11月10日に投稿した記事の転載になります(https://moltsinc.co.jp/media/molts-history/8195/)
こんにちは!株式会社LIG(リグ)のマーケター兼ほぼライターのまこりーぬです。
今回は、株式会社MOLTS(モルツ)代表であり元LIG執行役員でもある寺倉そめひこさんのもとにやってまいりました。
「MOLTSの紹介記事書いてくださいよー!」と嬉しいことにお仕事いただきましたので、これから数本にわたりMOLTSの魅力をぎゅぎゅっと詰め込んだインタビュー記事をお届けします!
その名も「(まこりーぬの)MOLTS潜入録」!そのままです!
「LIGのOBそめひこさんがやっているマーケティング支援会社」「コーポレートサイトに “美味い、酒を飲む。” と掲げているお酒の名前っぽい会社」とざっくり認識しておりますが、MOLTSとはいったいどんな会社なのでしょうか。
初回は、代表そめひこさんにMOLTSについてガッチリ教えてもらいます!
「本当は一人でも生きていけるやつら」が集まるデジタルマーケティングエージェンシー
まこりーぬ:そめひこさん、はじめまして!LIG在籍時代の武勇伝はよく拝見していたので、こうしてお話しできてとても嬉しいです。
そめひこ:はじめまして!こちらこそ嬉しいです。よろしくお願いします。
まこりーぬ:早速ですが、MOLTSって一体どんな会社なんでしょうか?元々そめひこさんのことを存じ上げていた私からすると、「コンテンツマーケティングに強い会社」という印象もあるのですが…。
そめひこ:MOLTSはマーケティング領域で実績を積んだメンバーが集まったデジタルマーケティングエージェンシーです。オウンドメディアやコンテンツマーケティングに強いメンバーももちろんいますが、広告運用やアクセス解析のプロフェッショナルもいます。BtoBマーケティング/セールスの体制構築を支援するメンバーもいれば、マーケティング施策全体をプランニングするメンバーもいる。本当にさまざまですよ。
まこりーぬ:デジタルマーケティング全般が守備範囲なんですね。
そめひこ:まだ一部ですが、広げていこうとしていますね。特定の領域に絞って人を増やし教育して事業を伸ばそう…みたいなことはあまり考えていなくて。デジタルマーケティングという幅広い領域のどこかで一定の成果を上げてきた「本当は一人でも生きていけるやつら」が集まり、それぞれがプロジェクトを推し進めるスタイルでやっています。
まこりーぬ:一人でも生きていけるやつら…!少数精鋭集団のオーラを感じます。
そめひこ:MOLTSは「独立採算制度」を取り入れているので、一人でも生きていける人じゃないと正直キツいんですよ。合わないメンバーは3ヶ月で自然と辞めていきます。逆に半年以上在籍しているメンバーは、みんなめちゃめちゃ成果を出していますね。
まこりーぬ:!?「独立採算制度」とは、いったいどんな制度なんでしょうか?
ハマっちゃう人はハマっちゃう「独立採算制度」って?
そめひこ:「独立採算制度」は一言でいうと、「メンバー全員が自分の数字(売上 – 売上原価 = 売上総利益まで)を組み立てて管理する仕組み」です。普通の会社だと事業部やチーム単位、または営業部などが管理しているところを、個人単位でやっているイメージですね。
そもそもMOLTSでは、自分の給与を自分で決めることができます。例えば、月の給与を40万円に設定したとしましょう。この場合コミットライン(目標数字)は「売上総利益100万円」と、規定の比率で自動で決まります。また、コミットラインを超えた売上総利益も40%がインセンティブとして支給される。…つまり経営者である僕がエラそうにメンバーの給与に口出しすることは一切なく、決められたルールに基づき支給額が決まるわけです。
売上総利益のコミットラインを達成できなくても給与が下がることはないんですが、役員含め全員の給与が開示されているので、未達成が続くと居心地は悪いと思いますね。
「独立採算制度」の詳細は「3年以上続けている「全員が独立採算で成り立つ会社」の仕組み」にまとめているのでよければどうぞ。
まこりーぬ:なるほど。つまり成果を出す人にとっては天国で、成果を出せない人にとっては地獄のような制度ということですね…?バンバン成果出してゴリゴリ稼ぐぜぇ!みたいな方が多いのでしょうか?(震)
そめひこ:そう捉えられがちなんですが、全くそんなことないですよ。だって独立した方が稼げますからね(笑) 。あと「独立採算制度ってなんだか大変そうですね」ともよく言われるんですが、達成することがスタンダードな人からするとすごく居心地のいい制度なんです。
ある程度実績を積んでいる人であれば、日々のタスクや働き方を徹底的に管理されるより、売価も原価も経費も全部自分で自由に組み立てられるほうがプレイしやすいですよね。成果を上げたらその分インセンティブできちんと返ってくるし。しかも同僚に同じようなタイプの人間しかいないので、コミュニケーションがめっちゃ楽です。
まこりーぬ:たしかに、自走できる人にとってはストレスなく働けそうなイメージが湧いてきました。
そめひこ:最初は自分の数字を組み立てることに一生懸命になりますが、自分の数字を組み立てられる人って、プロダクトやパッケージを持っていない我々からすると結局クライアントワークでも成果を出せる人に限られるので、お客様の成果を出すために全力を注ぎ始めます。その積み重ねで、コミットラインの達成は当たり前になりますよ。
まこりーぬ:コミットラインの達成はMOLTSで目指すべき水準、ではなく、最低限求められるパフォーマンスだということがよくわかりました。
独立しては得られない、MOLTSにしかない「チーム」の魅力
まこりーぬ:ここまでのお話から、一つ素朴な疑問が浮かんだのですが…伺ってもよろしいでしょうか。
そめひこ:はい、もちろんです。
まこりーぬ:一人でも十分生きていける力があるみなさんなのに、なぜ独立ではなくMOLTSにいらっしゃるのでしょうか…?
そめひこ:それは実際によく聞かれますね。結局のところ、個人のお金稼ぎだけじゃないなにかが、MOLTSにはあるんですよね。
例えば大手企業の(社外秘)様や(社外秘)様、(社外秘)様なんかの巨大プロジェクトはどうやって仕事の相談がきて、どんな風にプロジェクトが進み、どれだけのお金が動いているのかとか、聞いてみたくないですか?
まこりーぬ:聞いてみたいです!おもしろそう…。
そめひこ:MOLTSにはそんなプロジェクトの実績がたくさんあって、内容がすぐ聞けるんですよ。そこから今自分が担当しているプロジェクトのヒントをもらえることもあるし、実際に過去そのプロジェクトを担ったメンバーと一緒に仕事をすることもできます。
自分とは得意領域が異なるプロフェッショナルに力を借りることで、攻め方が増え、規模が拡大し、成果の伸びしろが増えていく。…これって最高じゃないですか?
しかも、「お前それでミッション達成できんの?」って役職関係なく互いに檄を飛ばし高め合える仲でもあるんですよね。さまざまな領域のプロフェッショナルであり、同じ価値観でビジネスに向き合える仲間たちが隣にいるって、本当にすごいことです。
まこりーぬ:最高ですね。なにより、そめひこさんのチーム愛を感じました!
成果に関係ない不純物を排除する仕組みたち
まこりーぬ:今語っていただいたMOLTSの魅力を維持・発展させるために、そめひこさんが経営者として大切にしているのはどんなところでしょうか?
そめひこ:いくつかありますが、一番は徹底的に成果を上げ続けるチームであるためのルールやカルチャーを作ることですね。意識をしていないと、ただなあなあにプロジェクトを進めるだけの集団になってしまうことが多いんです。僕たちは社内外問わず全てのプロジェクトに「ミッション」を明確に定めているんですが、そのミッションを達成するために互いに議論し前進するチームを作ることが重要だと思っています。
具体的なルールとしては、社内のメンバーのリソースが空いていてもそこを優先的に埋めようとは考えずに、あくまでもミッションに最適なメンバーを社内外でアサインしなさいという「同情禁止ルール」や、ミッション達成のために柔軟に動けるよう「提案のパッケージ化禁止ルール」などがあります。
効率を考えると一見ムダに見えると思いますが、あくまで成果を最大化するためであり、成果に関係のない不純物を排除する仕組みともいえます。
まこりーぬ:社内のリソース調整も提案のパッケージ化も、会社組織だとついつい普通にやっちゃうことですね…。禁止ルール、グサリときました。
すべては最高の仲間と、最高に美味い酒を飲むために
まこりーぬ:そめひこさん、最後に1つ気になることが。コーポレートサイトに「2030年、頂の景色を見ながら、解散。」って宣言されていますが、これ本当ですか!?
そめひこ:本当です(笑)。実はMOLTSってあまり会社だと思っていなくて、1つのプロジェクトだと思っているんですよ。なので永続的にどう発展させていくかを考えるのではなく、2030年を期限として、そこまでにどれだけ大きなことを成し遂げられるのかを必死で考えています。
2030年までにどんなプロセスを経てどんなことを成し遂げるのか、構想はぼんやりですが既にあって。そのストーリーに共感してくれているメンバーが集まっていますね。みんなで一丸となってお金を蓄え投資して、さらに仲間を集めさらに経験を積み、ある一定のタイミングで勝負をしかけようとしている。そんな感じです。
まこりーぬ:な、なんだかドラマのようですね…!
そめひこ:すべては理念である「美味い、酒を飲む。」から逆算して考えています。どうせなら最高に美味い酒を飲みたい。最高に美味い酒を飲めるのは、成果で語り合えるやつらだ。じゃあ成果で語り合えるやつらが気持ちよく働けるチームにしよう、みたいな。
「独立採算制度」というと「個人プレイなんでしょ?」なんてよく聞かれるんですが、全くそんなことなくて。僕らはMOLTSという名のプロジェクトを成功に導くチームであり、ミッションに向けて殴り合う仲間です。
まこりーぬ:一人でも生きていけるやつらがMOLTSにいる理由が、改めてよくわかりました。メンバーのみなさんのお話が聞けるのがますます楽しみです!そめひこさん、貴重なお時間をありがとうございました!
さいごに
「成果にコミットします」という会社はごまんとありますが、正直なところ、ここまで成果にストイックな会社に初めて出会いました。制度だけ聞くと社内殺伐としているのでは?と思ったのですが、MOLTSのみなさんはおそらくその辺の会社よりもずっと「チームであることの意味」を噛み締めながらお仕事をされています。驚きの連続です…!
今回は会社についてのインタビューでしたが、次回以降はデジタルマーケティングのプロフェッショナルであるMOLTSのみなさんに「どうしてそんなに成果が出せるんですか?その技、盗ませてください!」と取材してまいります。ぜひ、お楽しみに。
以上、まこりーぬでした!