1.MNTSQ(モンテスキュー)で働くと幸せな人は誰か
わざわざ時間とエネルギーを割いてこのエントリを眺めてくれているということは、
- 現職に何らかのモヤモヤを感じ、転職もアリかなぁと思っている
- さらにはMNTSQの選考を受けてみようか、いややっぱりやめようか...と思っている
- または、すでにMNTSQのメンバーと話したことがあり(ありがとうございます)、このまま選考に進もうか、辞退してしまおうか...と迷っている
のではないかと、勝手ながら推測いたします。
本エントリは、そのような人々の背中を、ほんの少しだけ、押すことができればと思って書きました。
自分にとって納得のいく意思決定をするためには、それ相応の情報を手元に集めてから意思決定を行う必要がある、というのが私のなかの些細な決まり事です。
あなたの意識が少しでもMNTSQに向いたのであれば、そのご自身の気持ちを大切にしていただき、MNTSQに関する情報をたくさん吸い取っていただけると嬉しいです。
(私以外にも多くの社員が入社エントリを書いていますので、それらも覗いてみてください。本エントリの末尾にリンクを置いておきました。)
とはいえ、万人にとって望ましい仕事や職場はなく、MNTSQも例外ではありません。
MNTSQで働くことがきっとその人にとって幸せだろう、と思うのは、
- 会社の事業にしっかりとコミットしながら働きたい
- 組織や業務に関する課題を発見し、それを解決しながら働くのが楽しい
- 部署や役職に関係なくみんなでディスカッションを重ねながら仕事を前に進めたい
- 社会的課題の解決に真に役立つ仕事がしたい
といった人です。
反対に、
- 会社の事業と自分の目の前の業務との繋がりに関心がない
- 他人から指示された具体的な業務を淡々とこなす方が楽しい
- あらかじめ自らに割り当てられた業務範囲を超えた業務をするのが不快である
といった人は、MNTSQで働いてもあまりhappyな気持ちにはなれないかもしれません。
2.私はMNTSQで働き始めて幸せなのか
「そんなことを書いているお前はどうなのか」という話を、これからしていきたいと思います。
具体的なキャリアは大なり小なり異なっているかもしれませんが、上記の一般的なお話に私自身の具体的なキャリアを当てはめてみることで、何らかの示唆を得ていただけるのではないかと期待して...。
2-1. これまで何をしてきたのか/感じてきたのか
自己紹介が遅くなりましたが、私はMNTSQでリーガルコンサルタントという仕事をしている吉井と言います。
大学院で労働法の研究をしていたのですが、博士後期課程への進学はやめて、教員免許もかたちだけ取得して、新卒で化学メーカーに入社しました。
長い歴史のなかでリストラを実施したこともなく、給与も福利厚生も保障されていて、人も優しく、残業もない完璧なるホワイト企業です。
終身雇用を前提とした人事管理が行われており、私も私の同期たちも転職などする気は一切なく会社に入社していましたし、実際働き始めてみても、文句なしに良い環境でした。
入社後は工場の経理に配属されて(楽しかった!)、その次に本社法務へ配属されました。
それでもそこから出ようと思ったのは、
- 自分のやっている仕事と会社の事業との距離があまりにも遠く、自分が日々向き合っている契約たちに想いが持てなかった
- 小さな課題提起も重厚な社内政治を攻略しなければならないが、それを楽しめなかった
そのために、自分の心がすこーーーしずつ殺されていくのを実感せざるを得なかったからです。
かつて、お世話になった大学教授へ就職が決まったことを報告した際、「心を殺して生きていくのね」と言われたことを思い出す回数が年々増えていきました。その教授の真意は不明ですが。
(なお、私の周囲には、大企業勤めで法務の仕事を心底楽しんでいる親しい友人たちがたくさんいます。幸せのかたちは人それぞれですね。)
また、「法務」というところに特化した話としては、ちょうど私が法務部に配属されて2年が経過した頃、リーガルテックなるものが流行り出し、実際に自分もリーガルテック製品の導入PJを社内で推進しました。
これをきっかけに、自分は契約審査や法的支援を続けていくよりも、そこに注力する人々を少しでも楽にするために自分の時間とエネルギーを使いたいという気持ちになっていきました。
法務としてキャリアを形成していく選択肢もあり、かなり悩みましたが、今では、日本で働く法務部員及び契約業務に携わる方々の残業を少しでも(いや大幅に)減らしたい、と思いながら働いています。
2-2. いま何をしているのか/感じているのか
やっていることは、大きく3つ。
1.顧客企業への製品導入PJ
2.製品開発に対する法的観点からの支援
3.あらゆる事項に関する課題提起(イシューレイズ)
顧客対面を持ちつつ、製品開発にも関与しつつ、組織や事業に関するありとあらゆることに対して課題提起&解決を実行している、ということになります。
こう書くと、自分は色々やっていてすごいんだ!と言っているように見えるかもしれませんが、MNTSQではこれが圧倒的にノーマルな風景です。
全社員が事業理解を責務としており、そのうえで、部署・役職横断的に仕事が行われています。
入社前に同じような説明を受けたときには、そんなラディカルな運用ができるわけないのではと思っていましたが、入社してみると、とっても普通に実践されていました。
自分がやっている仕事と会社の事業がダイレクトに繋がっているし(むしろ繋がっていないといけない)、大小関係なく課題提起が可能な(むしろ提起しなければならない)組織文化で働けているのです。
大企業勤めを続けていたら少しずつ死んでいったであろう自分の心が、少しずつ生き始めているのを実感しています。
3.終わりに
仕事に求めるものは人それぞれ異なるでしょうが(年収、経験、キャリア、人間関係...etc…)、それらの大前提として、「毎日気持ちよく働く」ということが見過ごされてはいけません。
自分のやっている仕事に意義が感じられないこと、仕事のなかで抱いた問題意識を無視されること...これらはいずれも人間らしく働く契機を奪うものであると言えます。
冒頭に書いたことを繰り返します。
MNTSQで働くということは、
- 会社の事業にしっかりとコミットすることです
- 組織や業務に関する課題を発見し、それを解決しながら働くことです
- 部署や役職に関係なくみんなでディスカッションを重ねながら仕事を前に進めることです
- 社会的課題の解決に真に役立つ仕事をすることです
もちろん、全ての人が私のような働き方を望むわけではないし、このような働き方だけが望ましいというつもりもありません。
その一方、これまで書いてきた事柄に少しでも共感していただけたのであれば、それはMNTSQにカルチャーフィットがあるということかもしれません。
ぜひ一度、カジュアル面談からMNTSQ社員とお話する機会をいただけませんでしょうか。