来歴
2021年4月1日にMNTSQ(モンテスキュー)株式会社に、二人目のSRE(Site Reliability Engineering)として入社した二宮です。
初めての転職でMNTSQに入社しました。転職の話をした時に、10年以上勤めた会社を辞めたことに驚かれることが多く非常に驚きました。確かに周りのエンジニアの転職エピソードを聞くと1社目を10年以上勤めて30歳を過ぎてからの転職のエピソードはあまり聞かないですね。
そんな、驚かれるような転職を果たした私の12年間のエンジニアキャリアですが、スタートは2008年で、リーマンショック直前にIT業界(金融/証券)に入りました。入社時は、既存システムの運用保守メンバーとしてキャリアをスタートさせましたが、気付けば金融/証券ドメインを専門に24時間365日無停止が当たり前に求められるシステムの設計から開発、導入をリードする立場に居ました。
12年のキャリアを保守運用メンバーとしてスタートさせたわけですが、その後、プログラミングの楽しさを覚え、業務の傍らプログラミング言語(C#)を覚え、フロントエンド、バックエンドの開発に転身し、サーバ、データベースの知識を身につけ、インフラエンジニアへの道を歩んできました。
ざっくりまとめ
リーマンショック直前に入社→既存サービスの保守運用→C#覚える→フロントエンド、バックエンドの開発→インフラ
転職、MNTSQへ入社の経緯
12年間、順調にキャリアを積めていましたが、扱ってきたシステムに対する安定性、可用性、セキュリティの要求が非常に高く、それ自体は非常によい経験になりましたが、保守的な設計になりがちでした。結果、クラウド環境に最適な設計とはなっておらず、クラウドネイティブなインフラの経験が積めていませんでした。今までの10年は戦えましたが、次の10年をエンジニアとして戦うには武器が足りないと考え転職を決意しました。
転職を決意して、自らを追い込むために転職活動を始める前に退職の意思を上司に伝えその後、転職活動を開始しました。もちろん転職の当てがあったわけではありません。
そんな中、お声がけ頂いたのがMNTSQでした。クラウドエンジニアとしての経験を積める、大企業の法務というセンシティブな情報を扱うEnterprise SaaS、創業3年目を迎えるスタートアップに惹かれて選考に進みました。
3月初旬に選考を開始して3月下旬に、オファーを頂き即承諾で4月1日の入社となりました。選考の過程は、一次面接、役員面接の順に行われ、一次面接は、実際に一緒に働くSREと、役員面接は役員4名全員と行いました。代表の板谷さんからは面接というよりMNTSQが法務ドメインを変えたいという熱いお話を1時間受け、お話の内容について私からは、いくつか質問をさせて頂きましたが、面接なのに私には一切質問がされないという不思議な時間が流れていきました。ただ、代表の方がここまで熱く語れるプロダクトを作っている会社は絶対に面白いだろうなと思い入社したい気持ちに固まっていました。
その後数日のうちにオファーを頂き、即承諾させて頂きまして晴れて4月1日からMNTSQ二人目のSREメンバーとして働くことが決まりました。選考開始から1ヶ月もかからなかったのであっという間の選考でした。
余談ですが、受け取ったオファーレターには、MNTSQに入社後、私に期待されていること、逆にMNTSQから私に提供できるものが、明確に記載されていたため自分が働くイメージができ素晴らしい体験をさせていただきました。
入社してから
入社してからの最初の業務は、MNTSQという会社を知り慣れることから始まりました。ドキュメント文化を強く推進しているため、会社設立の経緯やプロダクトの意義、組織について細かにまとめられたドキュメントがあり体系的に吸収することができました。これも非常に素晴らしい体験でした。
組織については、ドキュメントを読み込むことで理解できそう。では、MNTSQのシステムはどうなっているんだ?
私の想像していたとおり、楽しそう。
今まで扱ってきたシステムは、設計としては完成されたもので、安全性、可用性を重視するあまりクラウド環境を使っているにも関わらず、クラウドネイティブな構成とは程遠い状況でした。そういった環境からコンテナ技術、インフラの自動化技術、CI/CDの仕組み、マネージドサービスを活用したシステム設計を目の当たりにして経験の無い技術に触れて、吸収できる毎日が非常に楽しいです。
また、前職ではエンジニアとしてキャリアを積んできましたが、その傍ら、導入するシステムの説明やヒアリングを客先で行なう機会も多く対面での経験がありました。その経験から、顧客へシステムを導入するため、システム的な説明、ヒアリングを行なうテクニカルセールスとしての活動も始めています。
入社してから唯一困ったことと言えば、MNTSQは入社時にMacとWindowsを選ぶことができるのですが、周りのエンジニアはMacを選ぶだろうと考え、使ったことはありませんでしたが自分もMacを選択しました。コレ自体は開発環境の構築など手順を合わせやすいので正解でしたが、人生初Mac!!こればっかりは慣れず、パソコンの使い方を調べる日々が続いたのはいい思い出です。
ちなみに、MNTSQは、入社時にPCのスペック、オフィスチェア、モニタ、キーボードなどの小物はリクエストすると揃えてもらえます。
最後に
今まで経験が積めていなかった、クラウドネイティブなシステムが学べるMNTSQで、SREエンジニアとしてのTech、テクニカルセールスでのBizの両側面で成長できる環境に辿り着く事ができました。大企業様でも安心してご利用頂けるEnterprise向けのSaaSを今まで培ったミッションクリティカルなシステムの設計、開発経験とクラウドネイテイブな技術を合わせて提供できるよう日々頑張っていきます。
最後に、まだ創業3年目ということもあり、MNTSQのシステムはまだまだ発展途上です。これからのMNTSQの利用拡大に向けて、新しい提案、改善を行なう毎日が楽しみです。
現在、MNTSQでは、各職種について募集を行っています。Wantedlyやエントリーフォームにいろいろ記載しています。ぜひ見て頂いて、興味があればもっとMNTSQのことを知ってもらいたいのでお声がけ頂ければと思います。