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こういう指令が普通に出る会社です。ほんとはこんな言い方じゃないですけど笑
制度としても副業は自由ですし、仕事中のTwitterも基本OK。極めつけは「ブランド人手当」というフォロワー数に応じて昇給する仕組みまで最近できました。そういう自分はフォロワー169人。マーケット迷子人です。
そして指令するだけでなく、社長が率先して暴れてくれます。社長はTwitterを本格的にやりだして1ヶ月でフォロワーを300人から2000人以上まで増やしました。その後、どうやったらマーケットから評価されるのかをアウトプットとして説明しながら僕らがどう進んでいくべきかを照らしてくれています。
未来電子は創業最初から副業自由で、仕事に直接関係なくてもやりたいことがあれば基本応援するスタンスです。副業やTwitterを使ってマーケットでの存在感が高まることで、社員の独立・離脱があると会社としては困りそうなものですが、最近なぜこのようなスタンスを貫くのかを社長から聞く機会がありました。
社員が会社に執着するのは大きな経営リスク
根本的な考えはここです。
例えば社員が「この会社をクビになったら終わりだ」と思っていたとすると、仮に正しい意見を持っていて、否定するべき間違った意見が出てきても、社員に選択肢が1つしかない状況では否定することを恐れて間違った意見でも通し続けてしまう。特にベンチャーのような1つ1つの意思決定が経営に大きくかかわる状況でこれは致命的。これだけは絶対に避けなければいけないと。
1人1人の裁量が必然的に高くなるベンチャーでは、それぞれが自分の持ち場から見た正しい意見を恐れずに出しながら質の高い意思決定をする必要がある。そのためには、社員に「選択肢が1つしかない状態」を脱する必要があります。そこでそれぞれの社員が独自のマーケットを見つけて、会社に依存しなくなる状況が望ましいという判断に至りました。
明日会社が爆発しても、生きられるという自信
会社に依存しなくなるということは、極端に言えば「明日会社が爆発しても、自分は生きられるぞ!」という自信を持つことです。そういう自信は社内からの評価ではなく、「社外からの評価」によってのみ生まれます。
社外からの評価を得ること、つまり「セルフブランディング」には、本業よりむしろ副業・Twitterの方が向いています。会社が爆発したとしても副業・Twitterは持ち運び可能な資産となっているからです。会社依存を断ち切ることを考えても、副業やTwitterを禁止する理由などどこにもありません。
社員それぞれが新しいコトを生み出せるコミュニティへ
最終的に目指したいのは、それぞれの社員が自分で課題を見つけてきて、新しい仕組みやサービスを作っていける会社です。会社でガチガチに管理して、オペレーショナルに進んでいくことを望んではいません。むしろ会社という枠組みに縛られず、各々が高い目標に対するソリューションをきっちり見つけられる力強いコミュニティを目指していきたい。
そういうコミュニティになっていけば、結果的に会社として新しいコトを生み出していけます。会社の経営から見ても、社員が選択肢を最大限確保できている状態は望ましいことなのです。
社員の1人として、マーケット探しに奮闘中
ちょっとしたインタビューだったのですが、想定の2,000倍深い話が飛び出してきました。あー、この人には敵わないなあ。
しかしこの話を聞いて、感動すると同時に恐怖を覚えました。
「あれっ、俺この会社爆発したら死んでしまわへん?」と。
これまでこのような考えを持たずにマーケットを探してこなかった自分を恨みましたが、そうはいっても時間は過ぎていきます。出遅れじぶんマーケット探しが始まります。
副業・複業と世間も騒いでいますが、これは最終的に個人・会社双方の利益に繋がるのですから、やらない手はありません。
副業で外部からの評価をもらって、会社に返していこうと思います。