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【MICINのひと】2021年上半期MVPを獲得。チームから信頼を集めるプロダクトマネージャー

2021年9月23日 18:24MICIN公式note「MICINの邁進Days」

【MICINのひと】は、「MICINという組織の性格」を知っていただくために、ここで働くメンバーを一人ひとり紐解いていく連載です。

11人目は、オンライン診療サービスcuronの発展に貢献し、MICIN内の社員推薦→経営会議で選出される2021年上半期のMVPに選ばれたこの人。

水谷博明 Hiroaki Mizutani
オンライン診療事業部 プロダクトマネージャー

広告代理店でのコミュニケーションプランニング・クリエイティブディレクション、自身で立ち上げたメディア事業の運営などを経て、MICINに入社。

成果を創出するための仕組みづくりと、チームメンバーそれぞれの自己実現の両立に取り組み、仲間たちからの信頼を集める彼に、プロダクトマネージャーとして大事にしていることを語っていただきました。

目次

  1. 広告業界から転職し、人々の価値観をアップデートするための医療業界へ
  2. 個々の夢とタスクがマッチする環境を目指し、プロダクトの成長につなげていく
  3. 新しい挑戦に溢れる医療×IT分野、そしてMICINで働く魅力

広告業界から転職し、人々の価値観をアップデートするための医療業界へ

今の役割は、オンライン診療サービスcuronのプロダクトマネージャー(以下、PdM)として、チームの皆さんが力を発揮しプロダクトの成果につなげるための仕組みをつくり、推進していくことです。

長く居た広告業界から2019年にMICINに転職して、しばらくは様々なプロダクトを横断的に見ていく立場だったのですが、コロナ禍の影響でオンライン診療サービスへの期待が高まったのをきっかけに、curonにコミットすることになりました。

そもそも広告業界に身を置いていたのは、「人々の価値観や行動をアップデートしたい」という僕の中での軸があったからです。

MICINで働いているのも、そのための一つの方法として「医療」というドメインがあると思ってのこと。これからの世界で大きな可能性を秘めているオンライン診療のプロダクトを推進していくことで、人々の暮らしに新しい価値を届けたいと思っています。

広告の世界では常に「ユニークなこと」や「新しいこと」など、遊び心を大事にする傾向が強かったので、会社のビジョンよりも、その組織でどんな面白いことに挑戦できるかを大事にしている人が多い印象でした。

一方でMICINは、社員がみんな「すべての人が、納得して生きて、最期を迎えられる世界を。」といったビジョンに共感して入ってきている。そこが大きな違いだと思います。

ビジョンを実現するため、そして人と医療をつなぐために、メンバーそれぞれが自分の専門領域で力を発揮しているのがMICINなんだと感じます。

その「つなぎ方」には色々あるけれど、オンライン診療サービスによって「診察を受けたいと思った人や薬がほしいと思った人」と「医療」を繋げることは、大きな価値だと思っていて。

オンライン診療サービスを色んな意味での基盤にしつつ、今MICINで進めている他のプロダクトにも活用しながら、病気の予防や継続治療をより効果的に続けていける仕組みを作り、一気通貫で届けていければいいなと考えています。その先に、「すべての人が納得して最期を迎えられる未来」があるんじゃないかと思っています。

個々の夢とタスクがマッチする環境を目指し、プロダクトの成長につなげていく

curonにコミットするようになってからは「どうすればちゃんと使われるのか」にこだわってプロダクトをつくってきました。

というのも、オンライン診療サービス自体は7割ほど認知されているのに対して、利用の割合となるとその半分にも満たないほどぐんと下がるのが現状なんです。

オンライン診療サービスで医療の価値をアップデートするためには、そもそも使われないと意味がないので、「じゃあ使われるってどういうことなのかな」と。

以前から「改善が必要だ」という認識だけがチーム内にあった状態の中で、まずは何が本質的な課題なのかをきちんと整理するところからはじめました。

顧客の声をきちんと拾い、定性的な部分と定量的な部分をかけ合わせて、仮説を元にプロダクトに反映するスキームをフロー化し、既存のタスクに関しては優先順位をつけていく。

チームとして強くなるためにすべきことを丁寧に進め、まずは基盤をつくっていきました。その仕組みができた結果、開発もかなりスムーズ、かつスピーディになっていったと思います。

一方で、こういった開発の仕組みをつくることだけでなくチームのみんなそれぞれと向き合い、力を発揮できる環境をつくることも大事にしてきました。

先程もお話ししたように、MICINにいる方の多くはビジョンに共感し、それぞれの立場から、医療を通して社会に貢献したいと考えて入ってきています。

だからこそ、PdMとして個々のやりたいこととタスクをマッチさせ、自己実現の意味でもモチベーションを高く持って動けるように、一人ひとりへの分配を考えるのが僕の役割だと考えていて。そこで、2週間に1度の1on1を実施し、想いを共有する時間を大事にしてきました。

例えば技術サイドだと「今まで世の中になかったことをやりたい」という方もいますし、デザインだと「サービスにおいての顧客体験がどうあるべきかを手前の部分から考えたい」という方もいる。

医療という共通カテゴリはありながらも、個々の想いをきちんと知り、できる限りMICINでの夢が叶いやすい場を用意できるように心がけています。

それに、僕だけがマネジメントをやる状態を作りたいわけでは決してないんです。僕がPdMだからといって遠慮することなく、僕自身をチームの皆さんにも使ってもらえる状態をつくるようにしています。

プロダクトづくりでは「誰かがやるだろう」と思って何も進まないケースもあるけれど、MICINの場合はそれぞれが納得したら「じゃあさっそくやろう」とどんどん進んでいくので、僕自身が「どんな球でも拾える状態」を意識しつつ、苦しい時は包み隠さずに、チーム内にその苦しさを早めに共有できている状態を意識しています。

MICINは極めてフラットな組織です。立場関係なく非常に建設的に議論もできますし、トップダウン的に物事が進むわけではないので、手を挙げればやりたいことができる環境です。

チームのみんなが自主的に「もっとこうすれば良くなるんじゃないか」とMICINのバリューの一つである「initiate(自ら変化の起点になる)」を発揮して、責任感や想いを持って動けているこの状況はとても嬉しいです。これって、決してあたりまえのことじゃないと思うんです。

膨大なタスクのある日々の中で「何のためにこのプロジェクトがあるのか」「誰のためにこれをやるのか」がチームの中でひとつに定まった状態で進めていけるようになったことは、2021年上半期のよかったことかなと思います。

新しい挑戦に溢れる医療×IT分野、そしてMICINで働く魅力

言葉にするとどの企業でも言いそうな表現になってしまうので、難しいのですが…。僕は広告業界時代から数え切れない企業の方と会ってきましたが、その中でもMICINのみんなって本当に魅力的だなと思っているんです。

前提として地頭がよくて、論理的にコミュニケーションをとって話すことができる人ばかり。それだけでなく、ビジョンに共感していて、同じ方向を目指している。そんな前提が、まるであたりまえのように整っているんです。これってすごいことですよね。

加えてコミット力やコミュニケーション力などの特性も、相対的に高い人が多い。天才よりも優秀な方が多い印象です(笑)。

そんな今のMICINは、どんどん仲間を増やしたいフェーズ。これまで医療への関わりはなかったとしても、PMやPdMと呼ばれる仕事を経験してきた方にとっては必ず活躍できる場があります。

医療×ITという分野は、これからおそらく規制が緩和されたり領域が広がっていくので、新しい挑戦や価値づくりができるといったやりがいが非常にあると思います。

今までの知見と医療と云う領域と掛け合わせて強いプロダクトを育てていくことができますし、まだまだ生まれたてのプロダクトをつくっている事業も多いので、プロダクトをどう仕立てるかかを自由に考え、周りを巻き込みながら推進できる点は、非常に面白く魅力的なはずです。

僕自身は「人々にとってインパクトの大きい医療という領域をアップデートしたい」と思ってMICINに入ったけれど、当初からその領域で何をどうしたいかまで具体的に決まっていたわけではありません。MICINの目指しているビジョンに共感しているのなら、入社前の時点での粒度や深さは問わないと思います。ぜひ一緒に挑戦していきたいですね。

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