こんにちは。MICIN採用担当です。
MICINでの働き方をイメージしてもらいやすくするために行っている座談会。今回はエンジニアのメンバーに集まってもらいました!
▼過去の座談会はこちら
医療業界以外出身者座談会
デザイナー座談会
エンジニアリングに関しては、AIや人工知能系のテクノロジーで注目をいただくことが多いMICINですが、プロダクトの根幹はもちろんそれだけではありません。
そこで、今年入社したばかり、かつ、事業部の違う3名のエンジニアに集まってもらい、話を聞いてみました!
MICINのエンジニア採用に興味を持ってくださっている方の参考にしていただけると嬉しいです。
座談会メンバー
栗原勇樹 Yuki Kurihara
デジタルセラピューティクス事業部 アプリケーションエンジニア
マーケティングツールなどのサービスを運営する「Repro」を経て2021年にMICINへ入社。
佐々木顕登 Kento Sasaki
オンライン診療事業部 アプリケーションエンジニア
SES企業でのカスタマーサポートを経て、2021年にMICINへ入社。
細越佑介 Yusuke Hosokoshi
インフラエンジニア
メーカー系SIer、MSPのエンジニアを経て、2021年にMICINへ入社。
目次
- Q:MICINに入社したきっかけは?
- Q:入社前の、外から見たMICINの印象はどうでしたか?
- Q:MICINでの開発について、特徴的だと感じたことを教えて下さい。
- Q:MICINにはどんなタイプのエンジニアが向いていると思いますか?
- Q:最後に、メンバー同士で質問があればお願いします!
Q:MICINに入社したきっかけは?
栗原:私は子どもの入院に1ヶ月半付き添ったのがきっかけでした。今まで、仕事ではプログラマーとして「ある程度やれているな」という実感があったのですが、自分の子どものピンチのときに全く役に立てず、無力だと感じてしまって。同時に、お世話になった看護師さんたちがとても格好よく見えたんです。普段は医療機関ってあまり関わりがないけれど、いざ自分や大切な人が怪我や病気で困ったときに手を差し伸べてくれる。そこを感動し、医療業界でエンジニアとして働きたいと思って転職活動をしていたら、MICINからスカウトをもらったんです。
佐々木:僕の場合は、未経験からエンジニアへのキャリアチェンジでMICINに入社しました。それまではお客様の企業に常駐してカスタマーサポートをするSESとして働いていたのですが、エンジニとして社会的に意義のある開発に関わりたいと思うようになって。そこへSVPの塩浜さんからご連絡をいただき、MICINと自分のやりたいことがすごくマッチしていると感じたのがきっかけです。あとはそれと同じくらい、社内のメンバーの熱意や野心に惹かれたというのも理由でした。
細越:自分も、社会貢献度が高い仕事をしたいなと思って転職先を探していました。どちらかというと国際協力などの方向で考えていたので、医療分野は全然頭になくて。むしろ、医療のシステム作りは、もしも障害が起きたりしたら人の命に関わる仕事なので、「怖い」イメージがありました。
でもMICINから声をかけてもらったときに、オンライン診療の話を聞いてすごく価値を感じて。これが広がったら、いつかは世界の貧困層の人たちも救えるかもしれないなと思い、入社を決めました。
Q:入社前の、外から見たMICINの印象はどうでしたか?
栗原:正直、MICINを知ってから自分で少し調べてみたときの印象は、「AIに強い会社なのかな」という感じでしたね。公に出ている記事などがそうなので。アプリケーションに関しては、「オンライン診療をやっているなら通話はWebRTCを使っているのかな?」と想像するくらいでした。
細越:それでいうと、私も転職活動をしているときは「技術的に面白そうなことをしている会社」という観点で探していたのですが、当時のMICINは技術的なカンファレンスなどを調べている段階では引っかかってこなかったですね。最近は同じチームのメンバーがX-Tech JAWSというイベントに呼ばれて登壇したりしているので、これからだとは思っています。
栗原:たしかに。私も医療業界に入りたいとは思っていたけど、MICINのスカウトが来る前は、ひとまず名前がメジャーな企業から受けちゃってましたし。
細越:でもいざ入社してみたら、社内のKibelaがめちゃめちゃしっかり更新されていて驚きました。技術的なところだけ切り取っても、社外のエンジニアにも有益な記事は結構ありますよね。だから、公に出ていないだけなんだなと思いました。Kibelaじゃなくて技術ブログに書けばいいのにって(笑)
佐々木:技術的な発信は今後していきたいですね。Kibela(ナレッジシェアツール)の内容をもう少し一般化して外部に発信できたら、それだけでもMICINに興味を持ってくれるエンジニアが増えるかも。
あと、僕の場合はキャリアチェンジでの転職だったのでお二人と毛色が変わるかもしれないのですが、「エンジニアとしてそもそもやっていけるのか」といった不安が漠然とありました。「技術的についていけなくて病むんじゃないか」とか。でも、入社してみたら社内に蓄積してあるドキュメントがたくさんあってキャッチアップしやすく、既存のエンジニアの皆さんも優しくて、入社前の不安はすぐに解消されました。心理的に安心感のある人たちが多いというか。攻撃的な人はいないですよね。
栗原:もしかしたら、医療の業界自体が人に対して優しいというのはあるかもしれないですね。
Q:MICINでの開発について、特徴的だと感じたことを教えて下さい。
栗原:私の立場は、オンライン診療事業部のように「10→100」ではなく「0→1」のプロダクトの開発マネージャーなので、社内でもちょっと特殊かもしれません。人も少ないというのもあって、チームマネジメントも率先してやったりしているので、経験値としては、入社前に思っていた以上に得られているなと思います。
前職ではかなり技術に特化していて、専門性が高いところをやらせてもらっていたのですが、今はその逆で、広く全部見る感じですね。多分、前職の人に今の私がやっていることを説明すると「あの栗原さんがそんなことを」みたいに言われるんじゃないかな(笑)。
セキュリティも考慮しないといけないですし、フロントエンドも分からないと業務委託のメンバーのレビューができないので、結構学びました。今までずっと私はRubyをやってきて、サーバー側の仕事しかしてなかったんですけど、MICINに入社してから、ReactNativeとかReduxがなんだとか、Next.jsがいいらしいとかの情報をキャッチアップしては、仕事でも実際に使ってみるのを繰り返しています。技術的な幅もかなり広がったと思います。
細越:インフラで言うと、MICINのインフラはほぼTerraformで管理されているのですが、設定変更をするにしても、コード化してそれをGitHubで管理して、更新するときはそこでプルリクを出して反映して…というフローがものすごくきちんとしていて感動しましたね。こまかな修正までちゃんとコードに落とし込んである状態を維持するのって、めんどくさがって疎かになってしまうことが本当に多いんですけど、そうじゃない状態を今まで管理してきているっていう。入社してからあれこれキャッチアップしていくとき、最初にすごいと思ったのはそこです。今インフラがどういう状況になっているのかはコードだけ見れば分かるようになっているので、あまり質問しなくてもキャッチアップが進みました。
佐々木:自分が今携わってるところでは、GraphQLっていう、サーバーサイドとフロントエンドのやりとりをするための仕組みを取り入れているのは比較的新しいのかなと思いました。
栗原:使う技術に制限はないですよね。私はRuby on Railsを選択しましたが、別のプロジェクトだとサーバーはGoで書かれていることもありますし、Node.jsのプロジェクトもいっぱいありますし、フロントで言うとReact Nativeを使っているところ、Flutterを使っているところと両方あります。その選択は任せてもらえて、できるだけ自分たちのパフォーマンスを発揮できるようにしてくれていると感じます。
Q:MICINにはどんなタイプのエンジニアが向いていると思いますか?
佐々木:いろんなことに挑戦してみたい気持ちがある人は、居心地がいいんじゃないかなと思います。自分も、まずはフロントエンドメインでやらせてもらえるかなと思いつつ、バックエンドなどいろんな領域にも手を出したいなと思っていたら、まだエンジニアとしてはキャリアが浅いのにたくさん経験させてもらえたので。ある程度自由な範囲の中でやらせてもらえる環境だと思います。
細越:私も今のお話に近いんですけど、インフラでも、新しい技術が出てきて良さそうだったらすぐ検証する流れができているなと思います。そういうのって、自分たちにとって使いやすいシステムを試行錯誤していく余裕がないとできないものなので、そういうことをやりたい人は楽しいんじゃないかと思います。
栗原:あとは、まず第一に、医療にやりがいを持てる人と働きたいですね。技術だけをやりたいんだったら、他の会社でもいいと思うんです。MICINは医療に真摯に向き合っている人ばかりなので、医療に対してやりがいを持ててる人だと、より一緒に働きたいなと思います。
Q:最後に、メンバー同士で質問があればお願いします!
栗原:みなさんに聞いてみたかったのですが、MICINの「すべての人が、納得して生きて、最期を迎えられる世界を」というビジョンについてどう思っていますか? そういう、普段はしないアツいお話も最後に聞いてみたいと思って。
佐々木:実は、代表の原さんとの最終面接でしか言っていないことなんですけど、あのビジョンに共感したのがMICINに入社したいちばんの理由です。選考を受け始めた頃に思い出したエピソードがあって。
僕の母は子宮筋腫という病気になって、子宮を切除する手術をしました。不幸中の幸いだったのは、僕ら子どもを出産してからの切除だったこと。もしも出産前の女性がそうなってしまったら、出産できなくなってしまいます。その方がすごく子どもが欲しいと思っていたとしても。
つまり、「納得して最期を迎えられない」とは、単純に病によって亡くなるケースだけではなく「病によってできなかったこと」を抱いて最期を迎えるというケースもあるんだと思いあたったんです。オンライン診療などの技術の進歩によって、そういう方をもっと救えるんじゃないかと。
細越:私は、「すべての人」というのをめちゃめちゃ拡大して解釈しています。すごく極端な例ですけど、アフリカで水道が来てないようなところでも、ケータイってほぼ普及しているじゃないですか。それなら、オンライン診療がもっと世界中に普及すれば、貧困層の人たちの健康もカバーできると思うんです。そこまでカバーできるビジョンだったらやる価値があるだろうなと思ってやっています。
栗原:なるほど。ありがとうございます。私はこの先死ぬ間際に「自分は何をやってきたんだろう」と考えた時、意義のあることをして生きたと納得できるのが医療分野の仕事だったんです。MICINでは「俺はこういうものを作ったぞ!」と、胸を張れるものを作りたいです。
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