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T字型人材になるために~ジョブローテーションで新卒は何を学んだのか~

こんにちは、株式会社メディクルード社長室の廣松です。

入社して1年が経ちましたが、社会人になってからの変化として商業作品への捉え方が変わってきたなと感じます。人を感動させるような作品を見るたびに、「誰かが誰かを喜ばせるために、こんなに技術を駆使したんだな」というところに目が行きます。わかりやすい変化としては以前より映画のエンドロールの時間が楽しく過ごせるようになりました(笑)

さて、経営幹部候補の新卒1期生として入社した我々3名も、1年を経てめでたく先輩となりました。メディクルードでは新卒に2年間の育成プログラムが設けられており、最初の半年は社長室として内部業務を行い、その後の1年半は半年ずつ様々な部署を経験する予定となっております。

この半年、私廣松は財務経理チームにて、宮原はHR推進チームにて、星加は事業推進部にてそれぞれ武者修行を行っておりました。今回それぞれの場所で各々が学び取ったことを全社員に向けて発表する機会を設けていただきましたので、その様子をダイジェストでお送りいたします!白熱したプレゼンの様子が少しでも伝われば幸いです!

 👆左:廣松 真ん中:宮原 右:星加

財務経理チーム:廣松の場合

10~12月の第3Q(クォーター)では主にお金の流れを学ぶことや経理業務の1年の流れがどうなっているかを学んでいました。経理業務は1円のミスも許されない世界なので、業務の正確性と予め起こり得そうなトラブルを潰す予見能力が求められていたと思います。

第3Qではある種基礎となる部分を学んでいたのですが、1~3月の第4Qではそれをいよいよ日々の業務の中で実践していく感覚がありました。具体的には経理業務のボリュームがほぼ変わらない中で、社長室としての業務が同じくらいの量入ってきていたので、質を担保しながら処理の速さをひたすら上げていく必要がありました。当然それまでのやり方では到底終わらないので、やり方をどんどん組み替えていく必要があったと思います。

他にも第4Qで学んだ観点はいくつかあります。例えばメディクルードで大切にしている現場主義です。半年間本部として現場の売上を入力していたのですが、終盤になって初めて現場でどうお金の管理をしているかを見学させてもらいました。そしてそこで初めて現場側のシステムがどうなっているかとか、本部として最適なオペレーションが必ずしも現場にとって最適なオペレーションではないといったことを知ったんですね。普段の電話やチャットのやり取りではなかなかこうした生の情報って手に入れにくいんだなと痛感しました。

それから経理だけでなく財務についても学ばせてもらいました。簡単に言うと経理は日々のお金の流れを管理することなのに対して、財務は資金繰りを行うことですね。第4Qでは自社の財務分析を行ったのですが、一つの財務指標の意味をとっても、きちんと理解するためにはその正確な内訳や自社の歴史を紐解く必要があり、巷で言われているよりずっと深い洞察力が要ることを学びました。

最後に半年間財務経理チームにいて「改善の意識が働きづらいこと」が課題になりやすいと感じました。どうしてもルーチン業務が多い世界なので、やっていくうちにそこに慣れてしまうこと、あるいはルーチン業務に忙殺されてしまい、効率化に向けた時間が取れないことが原因として挙げられるのではないのかなと思います。特に新しく効率化をいれるときは必ずしもその時すぐ時間が短縮されるわけではありません。だからこそ、余裕を意識的に持つことが必要だし、現場に余裕が持てなければ本部が介在する必要があると感じました。

僕たち新卒が武者修行していることの意味として一つ、各部署に新しい視点を提供できることがあると思います。僕たちが気づき、提言していくことで改善の意識を働かせられればと思いますし、将来的に現場に入ったときにも活かしていきたいと思います。

HR推進チーム:宮原の場合

HR推進チームでの一番の学びは、採用の仕事って「イベントや面接をやること」「その日程調整をやること」だけではなくて、それ以外の比重がめちゃくちゃ大事だということですね。

ついつい日々の業務内容って、候補者とメールしたり、集客してくれる企業とメールなどでやり取りしたりの部分が多くなってしまい、「これが採用の仕事である!」となってしまいがちですが、そもそもエントリーしてもらう部分の母集団形成で来てほしい候補者に来てもらえなければ、採用全体が破綻してしまいます。内定後も、フォローを怠ってしまったら内定辞退につながりかねないです。

なので(考えてみれば当たり前かもしれませんが、)採用の仕事って会社の名前が目に留まった瞬間から入社してもらうまでの流れをちゃんと滞りなく設計することだと思います。それを学べて、実際に頭を動かして、手を動かして業務ができたことがとても大きな収穫だと思っています!

HR推進チームを卒業して聖心美容クリニックの採用業務からは離れてしまいますが、メディクルード新卒の採用プロジェクトは自分たち1期生がイベント企画や運営を主体となって進めていきますので、学んだことを継続してしっかりと活かしていけるようにしたいですね。何千万というお金がかかったプロジェクトというのもありますが、何よりも学生の皆さんに受けにきてよかったと思ってもらえるように引き続き頑張っていきたいです。

事業推進部:星加の場合

私は第3Qで介護領域の事業推進に関わらせてもらい、第4Qではそれに加えて美容医療領域の事業推進にも関わらせてもらいました。事業推進部では「自ら主体的に動いて仕事を作り、価値を生み出す」ということを多く経験させてもらえたと思います。

例えば介護領域での取り組みとして、2月と3月にデイサービス(行徳翔裕園)でのオンラインイベントを開催しました。ご利用者さんに向けてオンラインでイベントを行うのは初めてでしたが、企画提案から試作品作成、ポスター作成まで現場の方々と試行錯誤しながら進めさせていただきました

👆2月に作成したポスター

👆行徳翔裕園(千葉)とメディクルード(六本木)をZoomで繋ぎました

ご利用者さんからすると”テレビの中の人と話す”のが不思議だったようですが、「東京タワーの近くにいるの?」「東京がこんなに近くに感じるなんてすごいわね」と話してくださる方もいらっしゃいました。現段階では課題が残っていますが、今後デイサービスでのカルチャースクールをどこまで発展させられるか考えるとワクワクします。

また、介護領域と美容医療領域の両方に携わらせていただいたことを活かし、それぞれの領域での課題抽出とそれらを掛け合わせることで行える施策について提案しました


一例として、介護施設での課題と取り組みを紹介します。介護施設の現場の方にヒアリングしていくと、ご利用者さんのお肌の悩みに対して質の高いケアを提供しきれていないという課題が見つかりました。そこで美容医療領域の中でもスキンケアに詳しいドクターを招き、コラボしたイベントを開くことになりました。そして実際に高齢者のお肌がどう改善したかについては1年間をかけて検証していく予定です。

学生時代のインターンシップでは「現状分析→課題設定→施策立案」というワークを行ったこともありましたが、実際に業務として取り組む機会を設けていただけたことは非常に貴重な機会だったと思います。1年かけて行う事業計画に関われることでも大きなことだと感じていましたが、グループ内の領域を越えて企画提案できる環境は中々ないだろうなと思います。

武者修行の期間こそ半年と短いですが、この間に繋がった縁や始まった企画については個人として継続的に関わることはできるので、複数の部署の考え方や業務を学べる点で2年目にも更なる伸びしろを感じています。

最後に・・・社長からの激励です!

今回それぞれの部署に分かれて、半年間学んでもらいました。おそらく半年では足りない、という思いを抱いたのではないかと思います。ですが、助走期間として様々な経験をしているからこそ、何か一つ専門性を持ったときにその能力が突出するようなT字型の人材になりうると思います。

※T字型人材:T字の横棒のような横方向に広がる幅広い知識や視野の広さと、縦棒のような深い専門性を併せ持つ、ゼネラリスト兼スペシャリストの人材のこと。

それぞれの部署で見てきたことは違いますが、すべては繋がっていて、どれかひとつがかけても良くなりません。その一方で、それをすべて理解できている人はそうそういないのも事実です。会社がよく回る、という状態を作るためにはそういった横を見て繋げられる人を増やしていった先にあります。

また半年別の部署になると思いますが、改めて様々なことを吸収できるように頑張ってください。

以上、1期生のプレゼンダイジェストでした。社長の期待を胸に2年目も頑張っていきたいと思います!

次回は入社後のフォローアップ、メンター制度についてご紹介いたします!お楽しみに!

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入社後の不安ってどうやって解消します?~メディクルード制度紹介~ | 株式会社メディクルード
こんにちは。株式会社メディクルードの宮原です。 弊社に新卒2期生を迎えてもう3週間になりました。すでに 「え、もう半年くらいいるでしょ?」 というテンションになるくらい馴染んでくれています。 さて、今回の記事はそんな「新卒の入社後」にスポットを当てた記事になっております。 メディクルードには 就活生の入社までを支援する制度として「リクルーター制度」がある ことは3ヶ月前の記事でお伝えしました。
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