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マンガ×英語学習サービス「Langaku」を生み出したMantraの意外な価値観—事業責任者&代表インタビュー

Wantedlyストーリー第三弾は語学学習アプリLangakuの事業責任者山中さんへのインタビューです。代表の石渡さんも招いてインタビューを実施いたしました。

▼初めに山中さんのプロフィールについて教えてください。

山中:現在のMantraでは唯一、キャリアの最初からずっとエンタメ業界で仕事をしています。Mantra入社までの約10年で、半分を書籍編集者として、もう半分をゲーム専門の広告代理店のプランナーとして働いていました。

ーーこれまでの仕事の経験から、今のMantraでの仕事に活きていることはありますか?

山中:出版というtoCの仕事から、広告代理店というtoBの仕事まで、エンタメ業界の中で色々やってこられたことがまず大きいですね。あと、編集者も広告代理店のプランナーも、様々なケースに対応するための「なんでもやる力」みたいなスキルが必要で、そういった能力はMantraのようなスタートアップではかなり役立っているように感じます。

▼Mantraとの出会いのきっかけはなんでしょう。

山中:実は前職を辞めたあと、海外でのマンガの海賊版問題を解決することを仕事にできないだろうか、と考えていたんです。というのも、当時から海外の海賊版は、熱量のあるファンによって結果的に生まれてしまっている、ということに気づいていたからです。日本の海賊版とは少し事情が違うんですね。

そういったことを友人・知人によく話していたのですが、たまたまそのうちの一人が、Mantraがニュースに取り上げられていたのを教えてくれて、「これはすごい」と、その日のうちにMantraのサイトから「会って話せませんか?」とメールを送りました。

ーー届いた石渡さんはどう受け止めましたか?

石渡:そういったメールを受け取ったのは初めてだったんですが、詳しく経歴が書いてあって、しかも「なにかお役に立てると思います」と書いてある。興味を惹かれたので、まずは会ってみようと思いました。

ーー双方の第一印象はどうでしたか?

石渡:すごく印象に残っているのは、ビジネスプランを考えて持ってきてくれたことですね。Mantraのどういった点が課題で、何をするといいんじゃないか、ということを具体的な資料を交えて話してくれたんです。

それが、的を射ている内容ばかりで、当時すでに検討していたことだけじゃなく、考えもしなかったようなことも含まれていました。初対面なのに熱量がものすごく高いし、資料のクオリティも高いし、「めっちゃいいな…」と思いましたね。

山中:急にメールをよこしてきて、初対面で熱量全開なの、結構怪しいヤツだと思いますけどね…(笑)。でも、石渡のモチベーションもすごく高かったので、初対面でもお互い真剣に話ができたかなと思っています。

あと、そこで初めて『Mantra Engine』のプロトタイプを見たんですが、その技術力の高さにビックリしたのをよく覚えています。当時は石渡と、現CTOの日並しかいないチームでしたが、たった二人でもかなり強いチームだなと思ったのが印象に残っています。

ーーその後はどういった経緯で入社に至ったのですか?

山中:当時Mantraは会社設立前だったのですが、会社にする予定はあったので、じゃあその間もできる範囲で手伝うよ、と彼らが東大のインキュベーションプログラム「FoundX」から借りていた居室にちょくちょくお邪魔するようになりました。それが2019年の10月ぐらいでしたね。

そのあと2020年の1月28日に晴れて創業となりまして、一号社員として入社しました。創業日が2の7乗で縁起が良いね、みたいな話をしたのを覚えています。なにがどう縁起がいいのかよくわからないですが(笑)

▼現在のMantraでのお仕事について教えてください。

山中:現在はマンガ×英語学習サービス『Langaku』の事業責任者として、プロダクトマネジメントの他、サービス全体のUXデザインを担当しています。コードを書く以外の仕事は、だいたいなにかしら関わっていると思います。

▼Mantraで仕事をしていてよかったと感じる点を教えてください。

山中:チーム全体の課題解決能力がメチャクチャ高いことですね。特にエンジニア陣は技術力が高いメンバーばかりなので、こんなに早く実装出来たの!? といつも驚かされています。

また、固定概念にとらわれず、メンバー全員がユーザーの声をよく聞く、というのもMantraのいい所ですね。そういった価値観をみんなが尊重しているから、課題を解決することだけではなく、重要な課題を見つけられる、という点でもチームの強みがあるなと感じています。

あとは文化的な面で言えば、「健康第一」という点が非常に重視されているのも、ある意味スタートアップっぽくなくて良いですね。

石渡:Mantraのカルチャーは「技術とエンタメへの愛」「未知の領域への挑戦」「グローバルチーム」「健康第一」の4つがありますが、この中の「健康第一」は他のカルチャーの土台でもあります。すべての挑戦や良い仕事は、どれも個人の健康や、チームの心理的安全性の上に成り立つ話なので。

山中:人が大事、という考え方が、組織全体に浸透していると思います。石渡がいつも気を遣っているのを感じますね。

石渡:思い返すと、ここに挙げた文化は、どれも私の学生時代のメンターたちが大切にしていたことです。健康や心理的安全性を最優先にしているのも、研究生活でお世話になった先生や上司から受けた影響が大きいです。私自身、いいボスに巡り会ってきたのだと思います。

▼それでは、Mantraの目指す先のお話を聞かせてください。

石渡:言語の壁がエンタメの流通からなくなったらいいな、と考えています。面白いコンテンツが文化や言語の壁を超えると、世界がちょっとずつ平和になるのではないかなと。

私自身、中国と日本のハーフで、幼い頃から両方の国を行き来していたので、文化交流においてエンタメが果たす役割の大きさをいつも感じてきました。素敵なコンテンツによる文化交流の機会を、Mantraを通じて増やしていきたいです。

山中:私は石渡の考えに共感しているのと同時に、Langakuの事業責任者としてプロダクトの成長に強いモチベーションを持っています。Langakuを通じて、世界の言葉をマンガで学べることが当たり前になる世の中が実現するといいですね。

▼今後、どういう方にMantraに来て欲しいと考えていますか。

山中:高い専門性を持ちながら、ユーザーの声やプロダクトの成長にも関心を持ってもらえる方がいいですね。まだまだ会社としてもプロダクトとしても未熟な点があるとは思うのですが、イケてない点を臆さず指摘してより良い方向にチームをリードしていくことや、もっと良い物を作りたいということに、強いモチベーションを持てる人に来ていただきたいと思っています。

石渡:Mantraが目指す社会を実現していくためにも、強いチームを作っていかないといけないと思っています。Mantraの文化への強い共感と、極めて高い専門能力をあわせ持つ人たち——そういう素晴らしいメンバーでチームを構成し続けることが、事業や会社が継続的に成長していくのに必要不可欠です。ですので、今の熱量を決して落とさず、一方でMantraに足りない能力を補ってくれる、そんな新しいメンバーに出会いたいですね。

▼最後にMantra社のアピールをお願いします。

山中:ユニークな挑戦をしている会社だと思いますが、一方で、先ほどの「健康第一」からも分かるように、働きやすい会社でもあると思います。

私自身、Langakuのリリース前に子供が生まれまして、育児休暇を取得させてもらったのですが、事業責任者がローンチの直前に1ヶ月まるっといなくなるって、結構すごいことだと思うんですよね。それを実現できるチームの強さや、人や人生を大事にしようというこだわりが弊社の本当にいいところだと思っています。

もちろん成果や結果は求められるのですが、自分の人生も大事にできる会社です。ぜひ、就職先として検討いただけると嬉しいです。

石渡:私たちが開発したマンガ機械翻訳技術は、人工知能のトップ国際会議(AAAI)に採択されたり、機械翻訳の分野で受賞(AAMT長尾賞)したりと、学術的に高い評価を受けています。また、Mantraは集英社と小学館、マンガ業界を代表する2つの企業のアクセラレータに同時採択された、唯一の企業でもあります。エンタメと先端技術の境界領域で最先端を走っていく挑戦にテンションが上がる方は、ぜひ力を貸してください!

一同:本日はありがとうございました!

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