こんにちは。
まち未来製作所の熊谷です。
今日は、「世界電気通信および情報社会の日」ということで、
電気繋がりで地域新電力立ち上げを伴ったプロジェクトについてご紹介させていただきます!
弊社は、2018年から加賀市様と一緒にプロジェクトに取り組んでまいりました。
現在も、加賀市様で抱える課題を解決するための仕組みづくりや体制などを
共に創り、共に育てています。
では、早速このプロジェクトの詳細についてお話させていただきます!
加賀市の抱える課題とは?
“「加賀市版RE100」の実現と
石川県の金沢南部で唯一の消滅可能都市である地域内の経済循環の強化”
消滅可能都市とは、少子化による人口減少で、将来の存続が危ぶまれるとされた自治体のことで、2040年までに20〜39歳の女性の人口が5割以上減少すると推計された市区町村、全自治体のほぼ半数に当たると言われています。
加賀市では、地球規模の課題である“気候変動リスク”に対応する再生可能エネルギー100%のまちづくり「加賀市版RE100」の実現と地域外に流出している資金を地域内で循環する仕組みづくりの強化を目指していました。
地域外に流出している資金を地域内に…ということは、地域内での仕事が増える、雇用が増える、得た資金で地元の活性化を図るなどメリットが生まれます。
そして、この仕組み作りの相棒として、まち未来製作所を選んでいただきました!
まち未来製作所はどんなことをするのか?
“電気事業を取り入れた「地消・地産プラットフォーム」の構築”
行政と協力し“地域新電力”を立上げ、地元に仕事を作ろう!
そこから得られる資金で地元を巻き込んで地域の活性化を目指そう!
ザックリと言うと、このような仕組みです。
そんな簡単に出来るの?と思う方もいらっしゃると思いますが、こちらに関しては
実際のデータを分析したり、調査をしたりと少し時間を掛けて取り組んでいきます。
加賀市様の例では、再生可能エネルギーの発電設備(太陽光発電、水力発電、ごみ発電)の導入も検討しました。
ここでの調査は、弊社だけでなく協力企業様の力も借り、それぞれのポテンシャル調査などに取り組みました。
専門家と協力しながらのプラットフォーム構築の検討なので、とても心強いです!
私にとっては、入社後初のプロジェクトだったので、とても勉強になりました。
今回の場合、地域新電力は地元で公共施設の指定管理などをされている加賀市総合サービス株式会社様に立ち上げていただきました。
こちらの地域新電力の立ち上げは、検討開始から僅か半年程で行われ、2019年1月22日付にて「小売電気事業者」としての登録が完了しライセンスを取得し、4月からは電力の供給が開始されました!
こちらは、加賀市様と加賀市総合サービス株式会社様とで協定を結んだ調印式の様子です。
今年度の取組みは?
再生可能エネルギーの発電設備の導入に向けた調査や水事業の省エネ・DR、防災型エネルギーインフラ、EV事業などについても引き続き検討します!
もちろん、これで終わりではありません。
引き続き、加賀市様の課題解決に取り組んでまいります!
実は、再生可能エネルギーの発電設備の導入などは20年程の長期で取り組んでいく課題です。
ここに対して、何が有効なのか常にアンテナを張って皆で検討していきます。
そして、この取組みに忘れてならないのが補助金です。
課題解決のテーマに合った補助金があった場合は、申請をし、採用された場合は補助金が支給されます。(もちろん最終的な報告や、きちんと検討がなされた場合のみです。)
平成30年度は、環境省様の「地域の多様な課題に応える低炭素な都市・地域づくりモデル形成事業」にこちらのプロジェクトが該当し、補助金の申請し、採用していただきました。
今年度も、5月21日に開催される環境省様の「脱炭素イノベーションによる地域循環共生圏構築事業」の説明会に参加し、申請をする予定です。
今後の取組みが気になるところですが…
続きについてはまたご紹介させていただきますね!
今回は、だいぶ大まかなご紹介でしたので、もっと詳しく話を聞いてみたい!という方は
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