メディアの視点を持ちながら、クライアントの商品の魅力をアピールする仕事。PRコーディネーターだからこそ得られるやりがいとは

私たち有限会社マヴェリックは美容専門のPR会社です。1996年の創業以来、長年培ったメディアとの信頼関係を強みに、Webを含む美容誌へのパブリシティを展開。そこから派生して、現在では各種PR・インフルエンサーマーケティングなど時代に合わせたPR戦略を設計しています。

今回はPR部でチーフプランナーを務める河合さんにインタビューを実施。PR部が目指す世界や、仕事のやりがいについてお話を伺いました！

【プロフィール】

河合 美樹（かわあい みき）：PR部　ビューティPRチーフプランナー。大手化粧品メーカーでの販売員やブライダルコーディネーター職を経て、2018年5月にマヴェリックへ入社。マヴェリックのすべてのポジションを担当してきた経験から、後輩メンバーからも大きな信頼を得ている。

未経験でもPRの仕事ができる点に惹かれ入社を決意

――まずは河合さんのこれまでのキャリアを教えてください。

某化粧品メーカーで販売員の仕事を務めたのち、大手人材会社が運営するブライダル相談カウンターでコーディネーター業務に従事しました。接客業の仕事も面白かったのですが、BtoBの仕事にも携わってみたいという思いから転職を決意。たまたま見ていた転職サイトで、マヴェリックが目に留まりました。元々美容領域に対する関心が高かったこと、また未経験でもPRの仕事ができることに惹かれ、マヴェリックに入社を決めました。

当社に入社後はアシスタント業務からスタートし、主にメディアの方とのやりとりを担当しました。たとえば、雑誌に掲載する商品の撮影や、テスター用商品の送付、原稿の確認等です。また、雑誌の掲載獲得を目的に、編集部やフリーランスの美容ライターの方に対してクライアントの商品を紹介する「キャラバン活動」などが中心です。

現在はクライアントの新作発表会の運営や、広告の運用、新規クライアントの対応などを行いながら、チーフとしてチームをマネジメントする役割も担っています。

――河合さんが所属しているPR部はどのようなミッションを掲げているのですか？

クライアントの商品を世の中に知ってもらい、ユーザーの認知度を高めていくことが目標です。特に当社は雑誌のパブリシティ獲得を強みとしていますので、私たちが介在して商品の掲載につなげることで、クライアントの商品やブランドを世の中に浸透させる、ひいてはクライアントの売上に貢献していくことが、PR部の役割だと思っています。

クライアントの商品をいかに効果的にアピールするかが大切

――PR部の仕事内容は？

現在、PR部はPRコーディネーターとアシスタントメンバーで構成されており、PRコーディネーターごとに異なるメディアとクライアントを担当しながら活動しています。

PRコーディネーターは、いわば“営業部隊”のようなイメージです。担当するクライアントの掲載獲得を目指し、メディアにキャラバンのアポイントメントを取ったり、ニュースリリースの作成に携わったりします。

PRコーディネーターとして入社された方は、まずは自分が担当するクライアントの商品を知り、実際に使ってみて魅力を理解するところから始めていただきます。そのうえで、どのように商品の魅力をPRするかを考えてもらい、編集部や美容ライターの方への紹介の仕方を、ロープレを通じて学んでいただきます。雑誌の編集部には毎日膨大な量の情報が届きますので、そのなかで埋もれないようにクライアントの商品をアピールすることが大切です。

――PRコーディネーターの仕事には、どのようなマインドやスキルが求められていると思いますか？

当社が行うPRの仕事は、いわゆる広告とは異なります。つまり、お金でページを買うわけではなく、編集部の方に気に入ってもらい、メディア側のニーズや企画に合うような商品を提案できないと掲載には至らないのです。そのような意味で、商品の魅力を伝えるだけでなく、企画の方向性をヒアリングし、それに合わせた商品をPRする「コミュニケーション能力」が求められています。

また、原稿の確認業務も発生しますので、情報の事実確認など「正確さ」も必要とされます。

さらに、クライアントがなぜPRをしたいのかという根本的なニーズを踏まえたうえで、ターゲットや媒体を選定していく姿勢が求められます。まさに「ヒアリング力」や「コンセンサスを図る力」が大切ですね。そして「クライアントの要望を即座に把握する力」や、要望に対してすぐに対応する「行動力」も必要だと思います。

PRのコツは、同じ商品でもアピールポイントを変えること

――PRコーディネーターの仕事の面白さややりがいを教えてください。

当社のクライアントは、たとえば化粧品事業を新しく立ち上げたばかりのような会社が多く、商品やブランドの知名度が低い状態です。多くの人が知らないというゼロの状態から、みなさまに知っていただくきっかけをつくれたときにやりがいを感じます。

また、雑誌社の編集部を訪問し、商品を紹介する機会もあります。普段接点が持てないような方々と触れ合うことができる点も仕事の面白みにつながっています。

――どのようなときに大変さや難しさを感じましたか？

なかなか掲載につながらないケースや、前月と比較して掲載が少ないケースではとても苦戦しました。

そのような状況で私が工夫しているポイントは、美容誌がどういう動きをしているのかを把握することです。具体的には、前年同時期の企画の傾向をリサーチしながら、季節感と編集部の方々が動く企画をきちんと理解したうえで、同じ商品でもアピールポイントを変えていくように努めていました。

――河合さんがマヴェリックに入社後、特に成長したと感じるポイントを教えてください。

クライアントの商品を、タイミングを逃さず掲載に導く力が身についたと思います。このタイミングでこの企画を出してくるのではないか、という予測ができるようになり、情報を切り替えるタイミングや目安を判断できるようになりました。

また、美容成分に関する知識量が大幅に増えました。その結果、新商品に配合されている成分を聞いただけでPRのアイデアが自然と生まれるようになってきた点も、成長を感じるポイントです。

メンバーの力を引き上げ、さらに強固なチームをつくりたい

――チーフとしてはどのような役割を担っているのですか？

各クライアントの月ごとの掲載数をマネジメントしています。そのために、各メンバーに対し、クライアントの掲載数を増やすことを目的としたアプローチを行っています。たとえば掲載が少ない場合に、あたるべき媒体のチョイスや、どのようなアピールが響きそうかといったアドバイスを行っています。1人で考えているだけではどうしても思考が固まってしまいますので、メンバーと一緒に考え、ベストな対応ができるよう意識していますね。

――今後、どのような組織をつくっていきたいと考えていますか？

PR部に所属しているメンバーの力を引き上げながら、より強固なチームをつくりあげることを目指しています。PRを通じたクライアントへの貢献のみならず、メディアの方々に対しても「マヴェリックはいつもとても良い情報を提供してくれる」と思ってもらえるようなチームにしていきたいです。

また現在は雑誌が中心ですが、今後はよりSNSの経験値も高めながら、幅広い手段でPRを行えるよう模索していきたいと考えています。同時にパブリシティの記事にとどまらず、広告も展開していく予定ですので、そうしたさまざまな取り組みに対応できる人材を育てていくことも今後の目標です。

第一線で活躍する代表から直接アドバイスをもらえる環境

――マヴェリックではどのような人材が活躍していますか？

メディアの方とのやりとりや、新しい情報に触れるのが楽しいと思える人。また、クライアントの新商品の情報も含め、いろいろなことに興味を持てる人が活躍できる職場だと思います。

一方で業務マニュアルなどがあるわけではないため、待ちの姿勢の方には難しい仕事かもしれません。当社の業務には、対メディアという点を意識しながらクライアントをマネジメントしていくプロセスが発生しますので、自ら考え主体的に動ける人が馴染みやすいですね。

またベースとなるコミュニケーション力はもちろんのこと、PC業務も多いため、Microsoftの基本的な機能を使いこなせる方のほうが仕事をスムーズに進めていただけると思います。

――PR部の雰囲気は？

集中するときは集中して取り組み、リフレッシュしたいときには談笑するなど、メリハリのある雰囲気が特長ですね。堅苦しすぎず、かといって緩すぎることもない、適度な温度感で仕事ができる環境だと思います。

また、チームメンバーが不在のときは他のチームの人に質問ができるなど、クライアントの垣根を越えて相談しやすい雰囲気があります。

そしてなにより、代表の桑原との距離が近いことも大きなメリットです。PRコーディネーターのメンバーは、毎朝桑原とミーティングを行っています。そのなかで各クライアントやメディアの動きを相談しつつ、桑原の経験に基づくアドバイスをもらうことができるので、個々の成長やスキルアップにつながりやすいですね。

――最後に、求職者のみなさんへメッセージをお願いします！

実は私を含め、PR部のメンバーは全員PR業界未経験で入社しています。当社はPR未経験者でもさまざまな経験ができ、大きな成長ができる会社です。大変な部分もありますが、その分チャンスも大きいので、ぜひ未経験の方も恐れずチャレンジをしてみていただければ嬉しいです！