どうも!
なんだかんだ1年近くもほったらかしてしまったwantedlyの記事更新…でも採用活動サボってたってわけでは決っっしてなくて、むしろ採用絶好調の1年だったんです!
前期(2019/10~2020/9)だけで、なんと正社員13名の採用に成功し、社員数も40名目前!複数ポジション兼任の採用人事としては、結構頑張った方だと思いません??
そしてそして、ついに!先月から新しい採用人事の方に入社していただけました!!
人事って(少なくとも荒川は)けっこう無責任なもんで(笑)、普段は「まあ、採用って究極的には【現場と合うか合わないか】だからね!」とかぬかしてるクセに、いざ自分の担当業務を割り振る人を採用するとなるとかなり悩んじゃった…ってのが正直なところです。
結果的に「採用人事の候補者、合計でいったい何人会ったんだろ…」状態に陥ったわけですが、ようやく「どんピシャ!」(あくまで「荒川調べ」ですよ)な鈴木さんとの出会いがあり、無事に一件落着。
この鈴木さん、入社2ヶ月にして採用実績出しまくって頂いており、ようやく「新進気鋭の美容ECブランドの採用フロントにおっちゃんが立ってる」という状況も解消できた上、【ファビウス株式会社の人事ブログ】というより、【いち人事屋の私見】みたいな感じで徒然なるままに運用してきたwantedlyも、ようやく本来の形を取り戻すことになるかと思います(笑)
次回からは鈴木さんに、社員紹介とか社内イベントとか、もっと【ファビウスの魅力発信】の観点からちょくちょく更新してもらおうと思ってますので、ぜひ楽しみにして頂ければと思います!
ということで今回は、【いち人事屋の私見】としては最終回。
これまでの面接で、ご経験職種,ポジション,年収,将来的なキャリア像,…本当に千差万別の方にお会いさせていただく中で感じた、「市場価値と希少価値って、実は全然ベツモノなんじゃないか」ってお話です。
で、突然ですが!
皆さんは今、ご自身の報酬額に満足ですか??
もし不満があるとすると、その不満を解消するためにどのような行動をとっていらっしゃいますか??
もちろん答えは一つではありません。「もっと実績出せるように頑張る!」も正解ですし、「もっと自分を認めてくれる環境を探す!」が正解な場合もあるでしょう。副業に力を入れる人もいるかもしれませんね。
言うまでもなく、会社経営の視点で考えると、従業員には「もっと実績出せるように頑張る!」を選択してもらいたい。だからこそ、給与や賞与に成果報酬部分を設けたり、インセンティブ制度を導入したりする会社があるんです。
ちなみに当社は、資格手当の制度を導入しています。会社の指定する資格を取得すると月給が上乗せされるので、積極的に制度活用している社員は資格手当だけで月2万円近くにもなっています。
美容ECブランドというビジネスの特性上、美容関連はもちろん、web広告,webデザイン,決済,物流,統計・データ分析,などなど、様々な「知識」が大きな武器になる。だからその「知識の保有」を証明する資格を持っている社員には、明確な報酬を出す。非常に分かりやすい構図で、まさに労使ともにwin-winな制度ですよね。
このように、サラリーマンとして報酬を増やす方法は一つではありません。ただ、「報酬の決まり方」に関しては、その解像度に会社間で差はあれど(評価制度が粗い会社もあれば、査定項目がホントに細かく設定されてる会社もありますよね)、観点は2つしかないように感じています。
①市場価値:自身のスキルや経験、専門性に対する評価(額)。「このくらいできたら普通、報酬は…」的な相場。一般的。
②希少価値:「この業務って〇〇さんしかできないよね」や「AとBを兼任でやってる◇◇さんスゴイよね」的な評価(額)。限定的。(ここでは「希少価値の高いスキルを持っているから市場価値が高い」といった状況を除く「社内希少価値」的な意。)
すごく感覚的な話ですが、(一般的な)市場価値をベースにして(社内的な)希少価値を積み上げていくことが、自身の評価(額)を上げる最適解なんじゃないかと思います。
市場価値だけで勝負しようとすると、業務難易度によっては別の人材(もしくはAI)にとって代わられる可能性があるし、希少価値だけだともしハコ(=所属する会社・組織)が無くなったときに辛い上に、最悪の場合、「この業務ってホントに〇〇さんしかできないんだっけ??業務抱えてポジション確保してるだけじゃね??」と見られちゃう可能性だってある。
市場価値と希少価値をちゃんと分けて考える。その上で、今の自分が「市場価値寄り」だと思う方は、今の所属組織に対して自分だからこそ提供できる価値としっかり向き合い、社内希少価値を高めようとする。一方で「希少価値寄り」だと思う方は、今の所属組織にとっての単なる「便利屋」になってないか常に考え、一般的な市場価値を高める努力をする。
今まで面談や面接で多くの方とお会いさせていただきましたが、「この方、業務に対してとても誠実に、前向きに取り組んでこられたんだなぁ」と感じた方の背景には、このような考え方があったように思えてなりません。
逆に、企業の経営・人事サイドは、社員の市場価値・希少価値に対して適正な評価(額)を還元できているかを常に考え続けなければなりません。加えて、その評価を正しくフィートバックし、どのように価値を高めていってほしいと考えているかをしっかりと伝達する(人事界隈でよく言われる言葉を使うと、「期待役割の明確化」に近いですね)必要があります。
当社の場合、この一環として、今期から経営指針を設定しました。経営から社員へのメッセージとして、「こんなスタンスで業務に取り組んでいる人を評価するよ!」といったお約束を5項目にまとめて明文化したのです。
このあたり、ファビウスならではの取り組みとして、今後ご紹介できればと思いますので、気になる方は是非wantedly内で当社をフォローしておいてくださいね!
ということで、あとは鈴木さん、よろしくー!