【インターンインタビュー】出逢いの先に見つけた成長の種
Photo by Anita Austvika on Unsplash
こんにちは。LINNAS KanazawaでインターンをしているYuka(ユウカ)です。
今回は、LINNASで同じくインターンとして頑張っているMizukiちゃんにインタビューをしてきました!
どんなきっかけで、どんな学びを得て、日頃の業務に取り組んでいるのか。LINNASで働くことがMizukiちゃんにどのような影響を与えたのか、紐解いていければと思います。
このインタビューが、「ホスピタリティ業界の裏側をみてみたい人」「インターンに興味がある人」「これから新しいことに挑戦する人」、読んでくださるみなさんにとって、なにか気づきのあるものになりますように!
Mizukiちゃん自己紹介
金沢大学 人文学類人間科学コースで社会調査を専門に学ぶ。休学中に働いたゲストハウスでの経験をきっかけに場の運営に興味をもち、LINNAS Kanazawaにインターンとしてジョイン。将来の目標は自分のお店を持つことと、世界中の出会った人たちにイラストをプレゼントすること。
現在、株式会社Linnas Designではサマーインターンやマネージャー職の募集も開始しています。興味のある方はぜひご参考にしていただければなと思います。
インターンに参加した理由
ー場づくりに興味を持ったきっかけは?
大学3年生で就職活動をしていた時に、進路に迷って、悩んで、わからなくなって旅に出たんです。その時に、たまたま旅先の徳島にあるゲストハウスで、素敵なスタッフさんとの出会いがあり、そこで働くことになりました。次に自分がやりたいこと、「これだ!」というものに出会えた瞬間だったんです。そのゲストハウスではなく、普通のホテルに泊まっていたらきっとありえなかった出会いだったし、自分の次の行動にも繋がったと思っているので、「こういう場いいな」「自由に交流する場っていいな」と思ったのが、「場づくり」に興味を持ったきっかけです。
ーどうしてLINNASを選んだの?
当時徳島にいたのですが、「金沢に戻りたい!」と思ったんです。金沢の街がとても恋しく、猛烈に戻ってきたかった。それまで働いていたゲストハウスでの貴重な経験も活かせる場所を探していました。
そのなかで、ホテルやゲストハウスという選択肢もあったけれど、LINNASで以前チチさんとお話したときのことを思い出して、この場で働くことでもう少し学べることがあるのではないかと思うようになり、挑戦することに決めました!
ー金沢のどういうところに猛烈に戻りたくなるほどの魅力を感じたの?
金沢のいいところは、歴史や伝統が街全体に染み付いていて、街を訪れた時に歴史と共存している感覚があるところだと思います。こじんまりとしたお店・素敵なカフェや喫茶店がいたるところにあったり、小道があちこちに繋がっていたり、ディープな場所が山ほどあります。掘っても掘っても掘りきれない、住んでいても毎日新しい発見ができる、とても魅力的な街です!
インターンの業務内容
ーLINNASではどんなことをしているの?
ホテル運営業務全般をしています。具体的には、ゲストをお出迎えして、お荷物のお預かり、チェックイン、チェックアウト、メールでのお問い合わせ対応、お部屋のお掃除や、その他ゲストのリクエストにも柔軟に対応しています。心がけていることは、とにかく笑顔で一人一人のゲストと向き合うこと。エレベーターが開いて、フロントからゲストの方が感じられた瞬間に、笑顔。ゲストにとっては初めて泊まる場所。少なからず不安はあると思うんです。スタッフが笑顔で親切に対応してくれたら、少しでも安心していただけるかなと思っています。そして、ゲストに合わせた対応も心がけています。カップルのゲストが記念日だと分かったら、ささやかなプレゼントをしたり。長期滞在のゲストには「ご不便ないですか?」とお聞きしたり。ゲストの方々それぞれに心地よいと思ってもらえるように工夫しています。
ー印象に残っているできごとは?
大変だったことで印象深いのは、ゲストが体調不良で今すぐ病院に行かなくてはいけない状況の時に、通訳として付き添うことになったことです。ゲストはとてもナイーブな状態で、心のケアもしなくてはいけない。さらに通訳としてしっかりとお医者様からの診断やゲストの方の症状を翻訳できているかも不安でした。結局は、問題なくLINNASに戻ってくることができて本当に安心したことを覚えています。ご夫婦のゲストで、”Thank you Mizuki!”と、とても感動してスイス土産のチョコレートまでプレゼントしてくれました!
嬉しくて印象に残っているのは、イタリアからのゲストと「イタリアにいつか行ってみたい」と何気なくお話したあとに、ヴェネツィアのおすすめの観光スポットやレストランを、小さな紙にたくさん書いてわざわざ渡しに来てくれたことです。
本当に嬉しかったので、わたしも何かお返しをしたくて、加賀棒茶のパックに似顔絵を書いてプレゼントしました。すると、思っていた以上に喜んでくれて、思い出として一緒に写真も撮ってくださり、わたしにとっては本当に大きな励みになりました。
インターンを通しての学び
ーまちづくり・場づくりって実際やってみてどう?
LINNASというコミュニティに入ってから、LINNASに引力があるというか、何か人を惹きつける力があるなと感じました。というのも、何ヶ月も前に来てくれたゲストがまた戻ってきてくれたりだとか、金沢にこれだけたくさんの居場所があるにも関わらず、LINNASにまたきてくれる人たちがいるという事実に、とても感動しています。
そして実際やってみて、場を作る側としてすごく難しいと感じていることももちろんあって。わたし自身が常にワイワイできるタイプではないのですが、同じようにリラックスできる空間が必要な人もいれば、楽しい賑わいのなかに安らぎを感じる人もいると思っています。いろいろな人が集うLINNASという”場”で、すべてのひとにとって居心地の良い、一人一人の“The And Place”(=居心地の良い豊かな日常)を提供するにはどうしたらいいんだろうと常に考え続けています。
ー“The And Place”を提供するために、心がけていることは?
積極的に話しかけなくても、あいさつを忘れず、その場所にいることを歓迎することを心がけています。その空間にいる他の誰かに歓迎されていると感じることが、居心地の良さに繋がればいいなと思いますね。
例えばシェアキッチンにゲストがいたら、必ず一声かける。「あなたのこと認識してるよ!」というのが伝わるといいなと思っています。
一緒に働く人たちについて
ーLINNASで働くみなさんはどんな人たち?
アキさんは、速い!!経営者って感じがします。必要な時に、心に残る言葉をくれます。失敗が続いて落ち込んでいた時は「リカバリーが大事」。進路に悩んでいる時は「結局は“どうありたいか”じゃない?」。
私が見えていないものがたくさん見えている。いつも話していて刺激的です。ホテル運営の数字の部分を見せていただいた時は、「私が一度も考えてこなかったところをアキさんはずっと向き合ってやってきたんだ!」と思いました。何より、とてもポジティブで救われます!「改善することが大事」というアキさんの言葉で、失敗することが怖くなくなりました。
チチさんは、まさにBe HUB!の精神を体現している人。常に謙虚で、チチさんにしかできないホスピタリティやキュートな笑顔でみんなを幸せにしてくれます。愛とGIVEの精神に溢れていて、もう感謝を言葉では表せません。
ヒイラさんは、情熱。すごく自分と向き合ってきた人だから、どんな人の気持ちにも寄り添って、共感できるところが光っているなと思います!あと、いろんなことに本気で挑戦している姿が本当にかっこいい!
そしてみなさん仕事がはやい!
ー同じインターンやアルバイトメンバーはどんな雰囲気?
イチくんとはまだ出会ったばかりなので、これからもっとお話しして、よく知っていければいいなと思っています。これからに期待!ユウカちゃんは、焚き火のような、芯とエネルギーの強さが魅力的。芯があるからこそ、どんなときでも落ち着いていて、頼りになります。
LINNASに興味がある人たちへのメッセージ
まずは、来てみてください!ご宿泊でも、見学でも、この場所に来て感じるものはとても大きいものがあると思います。「良い!」と思えることに携わることができると、実りある経験ができるのではないでしょうか!
正直、LINNASの一員として働くのは、きっと経験したことあるアルバイトよりも、高いモチベーションを求められると思います。わたしも最初は衝撃で、求められる自主性の高さに打ちひしがれました(笑)でも、自分で考えて動いてみて、フィードバックをもらうというサイクルを続けていくうちに、自分の良い変化に驚くと思います。LINNASは受け皿が大きくて、一緒に考えてくれる人しかいない場所なので、安心して挑戦してほしいです!