私Chichiは、新卒で入社した某大手リゾート会社に約3年勤め、転職して2021年春、石川県のライフスタイルホテル LINNAS Kanazawa(以下、LINNAS)にやってきました。
立ち上げから携わったLINNASがオープン1周年を迎え、皆さんには感謝を込めて、報告しなければいけません。わたしがオープンから1年間、いったい何をしてたのか。
目次
- 1年前に書いた決意表明を振り返る
- チャレンジするホテル運営会社のモットーは「One day One creation」
- ホテル×言葉を複業に
- 指名はされてないけど「ホスピタリティ出張」はした
- 街と本気で向き合いすぎたw
- SNSはホテルマンとしてやる価値のあるツール
- 2年目も、やりたいことたくさんあるぞー
1年前に書いた決意表明を振り返る
LINNASがオープンに先駆けてクラファンをしていたタイミングで、こちらのストーリーを書きました。
新世代ホテルマンが転職先でやりたい5つのこと/ https://www.wantedly.com/companies/linnas-design/post_articles/507160
やりたい「5つのこと」は以下のとおり。
①ルーティンワーク→チャレンジできる環境②副業禁止→複業との両立③お給料低い→複業&ホテルマンに指名料が入る仕組み④ホテル外の関わりがない→街と本気で向き合う⑤ホテルSNSはつまらない宣伝アカ→SNSで心のこもった接客する
前のホテルではできなかったことや、一般的に多くのホテルではしてないこと。だけど私はしたいと思ってるこれらを実現させて、「New Basiⅽなホテルマン」を体現したい…!
そしたらホテルマンという仕事はもっと面白くてもっと魅力的になって、それはきっとゲストの満足度につながるはずなんだ!と書いていました。
今 読み返すと当時の私マジ熱量強めで笑うw
でも…今はもっとバイブスがアツくなっていますので……この時の決意表明を振り返り「1年間どんな事ができたのか」「次の1年は何をしたいのか」書いていこうと思います。
チャレンジするホテル運営会社のモットーは「One day One creation」
ホテル運営の現場は、ルーティン業務があるのは当然。予約確認、館内のチェック、メール返してチェックイン対応……毎日同じことをしてる感覚に陥りやすい面もあります。
現場にいると自分が成長している実感が湧きにくいという悩みを、以前 他のホテルマンから聞いたこともありました。
でもLINNASでは、同じ一日を繰りかえすことはありませんでした。
「今日も世の中に価値を提供しよう。」それが代表のAkiさんの口ぐせ。毎日なにかしらの価値を、ゲストやクルーや社会に提供する。そういうモチベーションで現場運営をしていると、頭がワクワクモードになるんですね。停止している暇がない。
クリエイティビティを発揮して、時にはゲストを楽しませ、時にはオペレーションを効率化させ……と、日々メンバーで小さいone creationや大きいone creationを積み重ねたから、無事に1年間 進み続けられたのだと思います。
そしてこの価値観は、正式にホテル運営会社LINNAS Designのカルチャーになり、「One day One creation」というモットーが生まれました。ホテルマンだからこそ このマインド、とても気に入っています。
ホテル×言葉を複業に
新しい環境で毎日Creationしていたこともあり、かなり忙しかったのですが(笑)、そんな中でも大好きなホテルステイを複業としてさせていただけたのは嬉しかったです。
花ノ家族婚という、全ホテルラバーにおすすめしたいホテル家族挙式プロデュースのサービスがあるのですが、みるぞーはお声がけいただいて提携ホテル様での挙式をイメージしたコンセプトライティングと、宿泊体験記を書かせていただきました。
Magazine | 花ノ家族婚 - 記憶の中にある大切なもの | 結婚式プロデュースなら花ノ結婚式屋hana-no-wedding.com
初めてのコンセプトライティングのお仕事はハチャメチャに難しくて、何度も書いては消し、書いては消し、夜に書いたものを次の日の朝に読んだら「は?なにこれ?」となるのを繰り返しながらも、完成したものが世の中に出た時は幸せな気持ちになりました。
ume,yamazoe、香川のURASHIMA VILLAGE、嵐山のMAMA、琵琶湖畔の福田屋……素晴らしいホテルに実際に宿泊させてもらい、そのホテルの魅力とそこで挙げる家族婚のイメージを文章に。
泊まってこそ分かるリアルな情景を散りばめ、ホテル寄りにも挙式寄りにもしすぎない表現のバランスに気をつけつつ、現場ホテルマンたちはゲストにどんな滞在をしてほしいと思っているのかを汲み取りながら言葉にしていく作業は、難しいながらもやりがいを感じました。
「ホテルに泊まってPRしてください」というご依頼もいただくのですが、みるぞーにとって もっと前向きに取り組めるのは、こういう「ホテル×言葉」のお仕事かもしれません。
ぜひ、お仕事ください。もっとパフォーマンス上げられるように頑張ります!!
指名はされてないけど「ホスピタリティ出張」はした
ホテルマンに指名料が入る仕組み……それはつまり個人のサービス力や得意とするホスピタリティにインセンティブが発生すること。ゲストが「その人のサービスを求めて」足を運んでくれる、そういう状態をイメージしています。
今年はその仕組み作りはできなかった…。泣
ですが、実は私 金沢のとあるバーで「ホスピタリティ出張」してきました!一日スタッフみたいな感じで、お店に立たせてもらいました。お客さんにはローカルの方が10名以上 飲みに来てくれて感激でした。
私のホスピタリティには「元気のモトの手渡し」が含まれているので、この時はきっと それを求めて来てくれたんだろうな〜と思うと…
今度はこの経験を生かして、また何かチャレンジしたい。
当時、移住して1年にも満たなかった私をお店に立たせてくれた絶品カクテル&雰囲気抜群&最強オムライスが食べられるビストロバーANCHORは、 金沢ローカルにも愛されている素敵なお店です。
街と本気で向き合いすぎたw
街と本気で向き合いすぎた結果……「面で迎えるサービス」をかなり高いレベルで実現することができるようになった!!と思っています!!
1年前の決意表明ストーリーには、こう書いていました。
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今までの職場ではホテルの外との関わりが深くありませんでした。ホテルの中で食事や地域の体験など、すべて完結してしまうような環境だったので。
だけど私の心の先輩、高田さんの言葉を借りると、「サービスは、面で迎える」。面で迎えたほうがゲストはもっと喜んでくれるって、高田さんが教えてくれました。
ホテルが地域の点だとしたら、その地域の中でたくさん点を結んで、どこに行ってもゲストが楽しく過ごせるように。
そんな接客をしてみたい。そのためには私が本気で街を知って、街を好きになって、つながりを深くしたい。
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金沢という街は、移住して1年経った今でも知り尽くせない魅力があります。何よりその街を創っている、職人気質でちょっとシャイな「街の人たち」が素晴らしい。
そんな街の人たちは、私の「面でおもてなししたい」思いを知ってか知らずか、LINNASのゲストを各地で暖かく迎えてくれています。
お店の方から「LINNASのお客さん来ましたよ!」「いつもありがとー!」と後々ご連絡いただけるのが、この上ない喜び…(こちらこそいつもありがとうございます)
街のみなさんにご協力いただいて、様々なイベントも実現できました。
特にお気に入りだった企画は、季節感、ライフスタイル関連度、ゲストにとっての参加の手軽さなど、様々な面でメリットの大きかったコチラでしょうか。
金沢の素敵な飲食店オーナーさんやアーティストの方々にお願いし、お気に入りの本を一冊ずつお借りしたミニライブラリー。
選書理由などが書かれたカードに、貸し手のお店の場所やSNSアカウントが分かるQRコードを貼って陳列しました。
気になった本を通じて、街の素敵な人たちと出会える。
本が、街へ連れ出してくれるという、街の皆さんの善意がなければ1000000%成り立たない企画でした。
次の一年もさらに、街を知って、街を好きになって、つながりを深くしていきたい。この気持ちがゲストの喜びにつながる嬉しさを知りました。
とりあえず このピン立てすぎて青くなった金沢MAPを攻略したいですね。
SNSはホテルマンとしてやる価値のあるツール
私はLINNASスタッフのCHICHIとして、一年間 金沢の街のことを全力発信したり、LINNASで出会ったゲストとコミュニケーションを取っていました。
インスタとTiktTokの総フォロワーさん、今 数えたら9663人も!一万人まであと少し!嬉し!!
よく行くローカル居酒屋の動画がおバズり申し上げ、街で「いつもTikTok見てます」と知らない女性から声をかけられたこともありました。笑
♬ Joryoku - Ohashi Chippoke@chichi_linnasたかたしかかたん、その2 #金沢 #金沢グルメ #居酒屋 #グルメvlog
(↑140万回再生されてたw)
この動画を上げた後にまたお店に行ったら、お客さんから声をかけられ「チチさんですよね?TikTok見て、このお店に来たくて金沢旅行を決めました!ほんと全部おいしかったです」とわざわざ伝えてくださり、SNS恐るべし、、という気持ちと共に「やってて良かったなァ」とつくづく思うのでした。
また、LINNASで出会い 仲良くなったゲストとは、インスタを交換したりもします。チェックアウトした後も関係が続いて、ありがたいことにたびたび宿泊をリピートしてくれることも。
時には、悩み事の相談のためにはるばる泊まりに来てくれたり、なんでもない時に寄り道しにきてくれるローカルゲストもいて(笑)
LINNASが心理的に身近な存在になれているのは、毎日更新するインスタのストーリーの効果もあるはずです。
未来のゲストには金沢に興味を持ってもらえるきっかけになり、出会えたゲストとは繋がりを持ち続けられる。
本当の意味での「良い影響力」を、これからも強くしていきたいです。
2年目も、やりたいことたくさんあるぞー
振り返ってみると、なかなか面白いことをしていたようです。でもまだまだやりたいこと、頑張りたいことが山積み。(ホテルレポももっとやりたいねん…!)
2年目は、もっとできる。LINNASを通じて出会えた全てのゲストと、LINNASクルーに感謝しながら。
ここまで読んでくれた皆さまにも、いつかまたお会いできますように。
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どうぞこれからもよろしくお願いします。