こんにちは! 広報のTaniaです。
今回は、株式会社リフトの代表取締役である、杉村さんのインタビュー内容をお届けします。
この記事では、以下の内容をご覧いただけます!
- 経歴
- リフトを創業した経緯
- 最も仕事で「ココロオドった瞬間」
- リフトが叶えたい世界観や目標
- 会社名「LIFT」の由来
- 大事にしていること
- 一緒に働きたい人物像
- Wantedlyを見ている皆さんに一言
株式会社リフトの代表取締役の経歴や、一緒に働きたい方の特徴を代表直々に伺ったので、リフトに興味がある方はぜひご覧ください!
プロフィール 杉村哲人(すぎむら・てつひと)
北海道函館市生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、株式会社ベンチャー・リンクに入社し、その後、リレーションズ株式会社設立の際に取締役にご就任。
2011年株式会社プレイフル設立 2015年リフト株式会社設立
杉村代表の経歴をお伺いできますでしょうか?
北海道の函館市出身で、18歳の高校生までは北海道で過ごしていました。高校卒業後、早稲田大学の政治経済学部に推薦で入学しました。北海道もすごく良いところで好きだったのですが、やはり東京に行きたいという思いを持っていた時に、成績が良かったので。(笑) 担任の先生から早稲田大学へ推薦のお話を頂き、入学することが出来ました。大学時代は全然勉強していなくて、軽音楽サークルに打ち込んで、150人くらいいるサークルだったんですけど、幹事長やったりしていました。大学3年生の年明けから就職活動を始めた時に、色々な会社にとにかくエントリーしていたんですが、その中の一社に株式会社ベンチャー・リンクというコンサルティング会社があって、その当時の社長のお話に感動して、入社したのが今の自分の大きなターニングポイントです。
私の両親は公務員で、父親が函館市の市役所、母親は高校の英語教師をしていたのですが、ベンチャー・リンクの社長が「40歳までに自分で会社を作りましょう。事業を起こすことが経済発展のためで、それが社会を発展させます」というようなことを言っていて、人生の中でこういった人とで出会ったことがなく、こういう世界もあるんだと衝撃的に思ってしまって、そのまま就職を決めた感じでした。
株式会社ベンチャー・リンクはコンサルティング会社ということで入ったんですが、営業部門に配属されたので、コンサルティングを経験することなく、ずっと営業だけをやっていました。(笑) 今だと言えないような働き方でしたけど、自分としては凄く勉強になったし、感謝をしている部分もあって、大変だけど楽しい時間で結局7年間も在籍しました。新卒同期は150人位いたと思うんですけど、最後辞めた時は20人位だったと思います。辞める際も、会社の調子が良くない時期になって、希望退職が多く募られていて、今思えば条件も何もなく、退職するか、当時資金を入れて頂いた携帯電話販売の会社に出向するかの二択を提示されて。(笑) 火曜日に言われて金曜日に辞めたという感じでした。今考えればとんでもない話なんですが。そのタイミングで、当時の同僚の方と一緒に会社をやろうということになり、最初の独立
をしました。その時の会社も 2年ちょっとくらい楽しく仕事をしていたのですが、せっかくベンチャー・リンクに入ったし、周りも皆同じくらいのタイミングで会社を作っていたので、自分も自分で会社を作ってみたいと思い、再度独立させて貰ったというのが経緯です。
独立して最初の2年くらいは前の会社の代理店のような仕事をしていました。本来自分で会社を作る時って、やりたいことがあってそれを叶える手段として独立するという流れだと思うのですが、私は順番が全部逆で、「会社を作ってみたい」という漠然とした思いで、まず会社を初めてしまって、取り敢えず作ってしまったから生きるために仕事をしないといけないみたいな感じでした。これも今考えればとんでもない話なんですけど、若かったので、何とか出来ましたね。
そんな形で、独立をしてから2,3年経ってなんとかやって行けるかなという余裕が出来てきた時に、「せっかく独立してやっているのだから本当にやりたいことをやろう」とやっと思えてきて、「何が本当にやりたい」か考えた時に出てきたのが、「人が減ってきて寂しくなっていく地元北海道函館」のことだったんですね。20代の頃は仕事で忙しいし、全く地元に帰っていなかったのですが、30代になって帰ることが多くなって来て、帰る度に自分の生まれた街がどんどん寂しくなっていくことに気づくようになったんですね。幼い頃によく行っていたゲームセンターやスーパーがなくなり、通っていた中学校が廃校になってしまったりしていました。これに対して、「何かできることはないだろうか」という思いが出てきました。非常に単純なのですが、日本での人口が減っている中、世界では人口が増えているので、外国人の方が沢山日本に来てもらえるようなことができれば解決するのではないかと思い、この事業を始めました。
最も仕事で「ココロオドった瞬間」や夢中になった瞬間っていつですか?
外国人の方が日本で働くための選択肢や情報はまだ少ないので、私たちが企業様に提案したりすることで外国人材を雇う制度を知って頂き、そこで新しく外国人の方向けの求人が増えて、そのチャンスを掴んだ外国人人材が喜んでいたり、「ありがとう」と感謝の言葉を頂けると、ココロオドりますしやりがいを感じますね。「外国人材」と一口に言っても、全員に人生のストーリーがあって、そのストーリーの中に少しでも登場人物としていれることができてすごくココロオドりますし、やりがいを感じますね。
また、この仕事に関するセミナーとか情報発信などを夢中になってやったりもしていますね。社内の人からはお金にならないと怒られたりするんですけど、自分と同業者の人材会社さん、登録支援機関さん組合様さん向けに情報発信を沢山やっています。外国人雇用協議会という同業者の業界団体があって、そこで理事をさせて頂いているんですが、自分で手を上げて情報発信について担当させて頂いています。
日本で働く外国人人材はまだまだ少なくて、増えたと言っても日本で働いている人が100人いたら、まだたったの3人しか外国人の方がいないんです。日本は世界で最も少子高齢化と人口減少が進んでいる国なのにもかかわらず、日本は先進国と言われるG7の中で比べると働いている外国人の割合が1番少ない国になってしまっています。目先の会社の利益ももちろん大切ですが、日本全体として、日本に来る外国人材の方を増やしていくことが非常に重要だと考えて、少しでもこの業界が良くなって行けばという思いで、情報発信をしています。沢山の人に外国人材のことを知って頂く機会を増やして、また、考えて頂く機会が増えていくと、より外国人材にとって居心地の良い国になり、中長期的に見ると、その仕事をしている自分の会社の利益にも還って来るという考え方ですね!
ーーー仕事で「ココロオドル」ためには何が必要だと思いますか?
主体的に取り込んで仕事をすること と 人に喜んでいただくための工夫 ですね。
どんな仕事でも良いんですけど、例えばカフェでアルバイトとして自分が働いたとして、時給は変わらないけど、もっと笑顔で接客してみることでお客様にもっと喜んでいただけた等と、他人に喜んでいただけるようなことを自発的に考えて働き方を工夫してみることがココロオドルというか、仕事を楽しむ秘訣なんじゃないかと思います。どうしたら人に喜んでもらえるか?を自分自身で考えて働いていくと、その仕事は誰かに作ってもらった仕事ではなくて、自分で作った仕事になるんじゃないかと思うんですよね。
やっぱり、人間は一人で生きていけないかなと思うんです。一人で森の中に入って自給自足で生活すれば生きていけるかもしれないけれど、それは多くの人は無理で、そうなると他の方と必ず関わって生きていくことになります。すると、自分がやったことで人に喜んでもらえた方が気持ちが良いですし、感謝もされるし、結果的に自分が一番楽しくなるんじゃないかなと思うんですよね。
リフトが叶えたい世界観や目標を教えてください!
一番は、日本で働く外国人の方を増やしたいという思いがあります。
今取り組んでいることは、外国人の方たちに日本で働くための選択肢をより多く提供して
いくことを行っています。私たちがかかわった日本で働く外国人の方たちが日本で働く期間を終えて、「日本で働いて良かった」と思いながら母国に帰国する方たちを1人でも増やしたいという気持ちです
ね。あとは、働いていてくれる外国人の方と日本人の方と一人でも友達になって貰いたいという気持ちがあります。これホリエモン(堀江貴文)さんが言っていたことなんですけど、「世界に行って、世界中に友達がいれば、その友達の国と戦争しようとか思わないから、色んな国に行って友達を増やせば世界は平和になる」というようなことを仰っていたんですけど、沢山の人に日本に来て貰って、色々と交流して、良いことも悪いことも有ったけど、最終的には良かったと思って貰えるように出来れば、世界の平和に貢献出来るかなと思ったりしますね。(笑)
ーーー会社名「LIFT」の由来を教えてください
「LIFT」は英語で沢山の意味があるのですが、「持ち上げる」という意味の他に、揚力=「飛行機を空中に浮かせようとする力」という意味もあります。
なので、リフト株式会社が、誰かの人生を良い方向に持ち上げられるような、ぐっと背中を押すような一つのきっかけになることを願って「LIFT」という名前にしました!
ーーーLiftで社長が大事にしていることはなんですか?
感謝の気持ちを忘れないことですね。
やはり自分一人でやっているというわけではないので。人材の方たちが海外で働くことに挑戦してくれることや、日本の企業様がまだ日本語力があまりない外国人の方たちを採用しようと思って頂けたこと、リフトで働こうと思ってもらえて働いてくれているリフトメンバーたちがいなければLIFTは成り立たないので。これは当たり前のことではなく、何かのご縁みたいなところがあるんじゃないかと私は思っているので、外国人人材の方々、企業様の方々、そしてリフトのメンバーの方々には感謝をしていかないといけないなと私は思います。
ーーー新しいメンバーに求めるのは、どのような人材でしょうか?
この業界に興味や関心がある方ですね。日本国籍の方でも、外国国籍の方でも、そういった思いがあったり、私たちが考えていることに共感してくれている方が良いなと思います。
最後に、Wantedlyを見ている皆さんに一言お願いします!
外国人の方が日本で働く機会も、日本人の方が外国で働く機会もこれからどんどん増えていくなか、絶対にトラブルも起こってくるものだと思います。私たちリフトは、それを最前線で体験し、考えて、解決していっているので、そういった体験やカルチャーギャップを乗り越えていくことが今後も世界で活かせる経験になると思います。そういったところに関心のある方に是非来ていただきたいなという風に思いますね。