こんにちは、新卒の照沼です。
第1回、第2回と続き、今回もレイハウオリ代表の鈴木(以下、陽平さん)にインタビューしました!
(※弊社では、社員は”代表”と呼ばずに”陽平さん”、と呼んでいます!)
今回は第3回目、ついに最終回です。
今年度のレイハウオリの目標は、超アグレッシブになること!
約1年前にUTグループの傘下だったレイハウオリが、今後目指していく姿について、
今回も約1時間に渡るインタビューで陽平さんに迫りました!
代表 鈴木 陽平
<プロフィール>株式会社エス・エム・エスに新卒入社し、経営管理部にて全社の経営戦略策定支援や予算策定・管理などに従事し、マザーズ上場直後から東証一部への急成長企業のバックオフィスを経験する。
その後、美容・健康Webメディアを運営する株式会社リッチメディアにジョインし、メディアの運営、企画、マーケティング業務など幅広い分野での役割を担う。
2018年UTグループ株式会社に入社。株式会社Lei Hau’oliへ出向し、経営基盤や事業戦略の見直し、自社サービスの“tech tree”のマーケティングに従事、2019年12月に株式会社Lei Hau’oliの代表取締役社長に就任。現在は、新規サービスの開発、管理部門を管掌している。
社員との”壁”が存在していた。
Q.UTグループ時代のレイハウオリはどのような様子でしたか?
A.レイハウオリは2017年にUTグループの傘下に加入し、2019年12月に脱退しました。
それまでは、渋谷で和気藹々とやっていたレイハウオリですが、突然上場企業の傘下になり、社員は戸惑っていたと感じています。当時のレイハウオリは100人ぐらいの社員が働いていましたが、そこから多くの社員が退職していきました。
元々不満を持っていたり、買収されたことによって社内の雰囲気が変わってしまうかもしれないと思ったのかもしれませんね。
Q.なるほど。退職された方が多いとは耳にしていましたが、そういった経緯があったのですね。
陽平さんがUTグループから出向してきた当初のレイハウオリはどういった印象でしたか?
A.私や細越澤さん(取締役)などのボードメンバーのほとんどがUTグループからの出向してきた人だったのですが、”UTグループの人”と”レイハウオリの人”といった壁が間違いなく存在していたと思います。
同じグループ企業なんだから、そんな壁は関係ないはずなんです。私や細越澤さんはUTグループに入ったその日にレイハウオリに来たので、UTグループで実際に働いたことないんですよね。だから出向してきたその日から、私は皆と同じレイハウオリの人間として働いていました。
でも、言葉の端々から感じる壁や、一つになれていない感は確実に存在していたんですよね。
前社長は元々エンジニアだし、お酒を飲むのが好きだったので、いち早くそのような壁を取っ払っていたと思います。それでも、”UTグループの人”という壁は完全には無くならなかったですね。
Q.同じ職場で働いているのに壁があるのは、どこか寂しい気がしますよね。
UTグループの傘下になり良かった点は何でしょうか?
A.レイハウオリを含め、小さな企業は、大企業に比べてバックオフィスはとても軽量なんです。しかし、ところどころ人材が不足していたり、プロセスが甘かったり等、穴があったりします。
UTグループなどの大企業の傘下にある企業は、どんなに小さな会社でも穴の無い、きちんとしたガバナンスを求められるんです。なので、必然的に整えなければいけない。そういった点に関して、今後必要になってくる物を整える良い機会となったと思います。
Q.UTグループの傘下だったことによって、今の事業で役に立っていることは何でしょうか?
A.あれだけの大企業の傘下に入ったからこそ、お付き合いが始まったお客さんも居ます。
今でも当時お付き合いさせていただいていたお客さんに支えられている部分が多いと思うので、得られたものはかなり大きかったと思います!
”会社と共に闘う社員”を作っていきたい!
Q.UTから抜けて1年ほど経過しましたが、この1年で後悔していることは何かありますか?
A.ありますね…。
1つ目は、早い段階で、会社全体の目標を社員に話せなかったことです。
前のインタビューでも話した通り、現在レイハウオリでは「アグレッシブになる!」という目標を掲げています。実際に社員に話したのは、10月後半のオンライン全体会議の時で、タイミング的にはかなり遅くなってしまいました。この目標を、UTグループから抜けた直後の1月に言えていれば良かったなぁと思っています。早い段階で社員に話せていれば、その分早くアクションを起こせていましたからね…。
2つ目は、自分が思っていた程、ベンチャー企業感を出せなかったことです。
UTグループ傘下時代は、やりたい事があってもたくさんの承認フローがあったので、スピーディーにやりたい事が出来ませんでした。しかし、今はそういった事も無く、隣に私という意思決定者が居て、その意思決定者がOKと言えば出来ます。UTグループを抜ける際に、次はそういうスピード感を意識して経営していこう!と考えていました。
でもいざ抜けて、バタバタしながらも会社が回り始めると、UTグループでの働き方に慣れてしまっていた私たちが居ました…。中小企業ならではの、ガツガツ行くぜ!っていうのが全然出来ていませんでした。
※1 全体会議 … 月に一度、社員全員が本社に集まり、代表やマネージャーからの近況報告会、その後は本社で食事会をするという場。現在はオンラインで開催。
Q.UTグループ傘下時代と「ここは変えていきたい!」という部分はありますか?
A.これから、「会社と共に闘う」と思ってくれる社員が増えていく文化を作っていきたいです。
社員数の多い大企業は、1人が行った業務に対して、会社の成長に寄与できたかどうかが感じられにくいと思います。どんな業務も、複数の社員がが関わっている場合がほとんどです。なので、一人ひとりが価値貢献を実感する度合いが薄くなり、結果として当事者意識を持って考え行動するのが難しくなっていく場合が多いのかな思います。
私が求めているのは、そうではなく、挑戦するにしろ何にしろ、常に会社の為や世の中の為を思って自ら動いて欲しい!「会社のことを考えると、こうした方がより良いんだ!」と、どこまでも当事者意識と視座を高め思考し、引っ張っていってくれる人だらけの会社にしたいと思っています。
今のレイハウオリの社員は、聞けば出てくるけど、聞かないと出てこない人がまだいます。もったいない。あとは、自ら発信行動するだけでいい。その壁を1つ越えるだけでレイハウオリは大きく変わります。なので、Aggressiveさが必要なんです。
社員の一人一人が当事者意識の視点をもち、積極的にその思考を行動に、発言にしていけたら、強い会社の最低条件はクリアできていると思います!そういった文化を育もうとしています!
悔しい経験をたくさんして欲しい。悔しくて泣いてしまう社員たちと共に仕事がしたい!
Q.UTグループから抜けた今、頑張っていきたいことは何でしょうか?
A.それはもちろん、前回の記事でも話した通り、自社サービス開発です!
自分たちがサービス運営者として、サービスをたくさん作って、育てていきたいですね。
UT傘下時代は、子会社として求められていたこともあるので、何か新しいことを始めようとしてもどこか中途半端になってしまって出来なかったりしていました。なので、これからは、新しいサービスを作ってそれをぐんぐん成長させていきたいと思っています!
Q.自社サービスに力を入れることは勿論、先ほど会社と共に闘う社員を増やしたいとおっしゃっていましたが、社員には今度どうあって欲しいですか?
A.それはもちろん、アグレッシブであって欲しいです!!私も含め。
私達はまだ何者でもないです。私達が何者か?世の中に認知してもらうためにはこれまでにできていなかったことをたくさん実現していかなければなりません。
実現するためには、挑戦が必須です。そのため、社員の挑戦も必須ですし、挑戦をより前にすすめるために超アグレッシブになって欲しいなと思います。
もちろん、頑張った結果、実現できれば良いのですが、失敗もあるんですよ。絶対失敗しないぞ!って思っても失敗するときは失敗する。そう言う時に思いっきり失敗してもらって、死ぬほど後悔して欲しいです(笑)たくさん悩んで、そこから次の成功のために「この失敗をただでは終わらせないぞ!」って思って欲しいです。
ーーなるほど。確かに失敗することはすごく悔しいし悲しいですが、失敗から学べることはたくさんあると思います。
そう!だから、社員には悔しい経験をたくさんして欲しいと思っています。
悔しい経験をするためには本気で取り組まないといけなくて、適当にやっていたら全然悔しさとか無いですよ。「俺全然本気じゃないんで〜」ってよく喧嘩で負けたやつ言うでしょ?(笑)いつも100%でやっていれば、失敗した時に甲子園球児みたいに悔しくて悔しくて泣くと思うんですよ。
100%で全身全霊でやってもらって結果としてダメだったという時に、自分がダメなんじゃないか、出来てないんじゃないかって思うかもしれないけど、そうじゃない。じゃあ何をすれば良かったのか学んで、次はそこを変えてもう一度挑戦しよう!って思い続けて欲しいです。みんながそうあってほしいです。
もう、悔しくて泣いちゃう人たちと仕事したいな〜〜〜!(笑)
ーーあと、悔しくて泣いたりした経験ってずっと覚えてたりしますよね!
そうそう(笑)
照沼(筆者)さんまだ会社で泣いてない?も覚えてますよ。
正直、今こうやって何気なくやってるインタビューとかって後5年後には忘れてると思うんですよね。下手すりゃ「あの日何してたっけ?って」来月には忘れてるかもしれない。 なので、めちゃくちゃ泣いた!人生イチ泣いた!っていう経験をたくさんして忘れないでいて欲しいなと思います。
照沼(筆者)さんまだ会社で泣いてない?
ーーまだ泣いてないですね。自分の不甲斐なさを感じる時は多々あるんですけど…。
自分の不甲斐なさや申し訳なさとか、どうして良いか分からなくなっちゃう時をひっくるめて、涙が溢れる瞬間というのは、コップがいっぱいになってる状態だと思うんです。それって、人の心が動いているって事なので、すごいことだと私は思います。感動させるのは難しいってよく言うじゃないですか。ちょっとクスっとさせることはできても他人を泣かすことは早々できないですよ。
そういう感情になるくらい一生懸命誰かのために頑張ることにのめり込んでもらって、それが認められた時に本気で泣きたいですし、それが上手くいかなかった時にも本気で泣いて欲しいです。
「悔しい!」って思いながらやけ酒飲んで次の日から「仕事がんばるぞ!」ってなってほしいですね!(笑)
3回に渡り、陽平さんにインタビューしてきました!
陽平さんの、レイハウオリに対する思いやコロナウイルス予防対策による在宅勤務への考え、今最も力を注いでいる自社サービス開発、そして今後のレイハウオリの目標など、社員ですらなかなか聞けないような内容を発信していけたかと思います。
今後もレイハウオリは陽平さんを筆頭に、日々新たな挑戦をし続けています!
感染拡大が再び猛威を奮っていますが、レイハウオリでは共に挑戦し、成長していけるメンバーを大募集しています!気軽にオンラインで面談しましょう!
ご応募お待ちしております!