LegalOn Technologiesが展開するさまざまなプロダクトを、品質の面で支えているQA(Quality Assurance)エンジニア。
LegalOnのQAエンジニアは、テストを行うだけではなく、開発プロセス全体の改善に取り組み、プロダクトの品質を保証する重要なポジションを担っています。
今回は、そんなQAチームに所属する平田・川上・林が集まり、前職からのポジティブギャップやLegalOnのQA業務の魅力、今後の展望などについて語りました。
平田 将乙(ひらた・まさつぐ)
大学卒業後、不動産事業者向けSaaS企業に入社。品質検査を5年ほど担当し、外部の勉強会などにも数多く参加。2022年2月にLegalOnに入社。現在は「LegalOn Cloud」レビュー機能の開発チームにてQAリードを担当。
川上 大智(かわかみ・だいち)
新卒で第三者検証の会社に入社し、テスターとしてテスト計画、テスト分析、テスト設計などの業務に従事。2022年9月にLegalOnに入社し、現在は「LegalOn Cloud」エディター機能の開発チームにてQAを担当。
林 樹坤(りん・じゅこん)
中国に生まれ、交換留学で来日。携帯販売やロボット会社での保守運用など多様な仕事を経験。2021年2月に業務委託としてLegalOnに参画し、2023年10月から正社員に。現在は「LegalOn Cloud」マターマネジメントモジュールの開発チームでQAリードを担当。
林(左上)、平田(右上)、川上(中央下)
「企業やプロダクト、開発チームと一緒に成長していきたい」想いから、LegalOnに参画!
― まず、みなさんがLegalOnに入社を決めた理由を教えてください。
平田 以前は事業会社のテスト担当者でした。プロジェクトが変わるたびにチームが変わるため、もう少し腰を据えてひとつのプロジェクトに関わりたいと考え転職を決意。
カジュアル面談で会社の雰囲気を聞いて、チーム内でQAエンジニアとしてやりがいをもって仕事ができるイメージができましたし、プロダクトとともに自分も成長していきたいと思い、LegalOnに入社を決めました。
林 前職では未経験からQAのキャリアをスタートしました。
そこでWebの構造と開発工程の基本知識を身に付け、開発後のバグ洗い出しなどに関わるうちに、QAのやりがいや楽しさを強く感じたんです。
もっとQAのスキルを身に付けたい、そう思っていた時に出会ったのがLegalOnでした。
プロダクトの立ち上げ初期のフェーズだったこともあり、一緒に成長していけると思いましたし、リーガルテックへの興味もあり、業務委託として参画しました。
はじめはテスターとして経験を積み、やがてテスト設計や分析にも関わるように。チームメンバーからの手厚いサポートを受けながら成長し、2023年秋からは正社員として勤務しています。
川上 私はもともと第三者検証サービスを手掛ける企業で、テスターを担当していました。
あくまでも外部の立場からテスターとして開発に携わっていたのですが、「開発チームともっと密接に関わりながら一緒に品質向上に貢献したい!自社サービスをもつ会社ならそれができるかも」という思いが芽生え、転職を考えるように。
そんなときに、たまたまLegalOnのQAメンバーから声をかけてもらったんです。
― 実際に入社して感じている社内の雰囲気や、QAチームの体制についても教えてください!
平田 ロジカルで親身な人が多いですね。
異なる意見が出てきた場合でも、お互いが考えていることは納得できるまで話して、最終的には同じ方向を向いて進めます。誰かが困っているときは、チーム全体が自分ごとのように一緒に解決策を考えてくれるので居心地がいい。
新しく挑戦したいことがあれば、他のチームであっても関係者をどんどん巻き込んでいける組織です。
私たちQAは、複数あるプロダクトの異なる機能開発チームに所属していますが、所属チームは違えど横のつながりが強く、担当プロダクトを超えて気軽に相談しあっている光景をよく見かけます。
あとは、個性が強くてタフなメンバーが多いですね(笑)
メンバーを巻き込み、品質向上とプロセス改善を目指す毎日が、自分の成長につながる
― QAとして、みなさんが担当している業務を教えてください。
平田 4月に提供を開始した新サービス、AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」のレビュー機能開発チームのQAリードです。
リードとしてQA全体の情報共有や中長期施策に携わりつつ、私自身もチームのQAエンジニアとして活動しています。
川上 平田さんと同じく、エディター機能開発チームでQAを担当しています。
主にシステムテストのテスト分析からテスト実行、PlaywrightによるE2Eテストの実装・実行を担当しています。また開発プロセス改善の為に、プロジェクト毎のふりかえり会をファシリテートすることにも取り組んでいます。
林 「LegalOn Cloud」内に、マターマネジメントというモジュールがあるのですが、そのチームでQAのリードをしています。
開発初期段階の品質支援やテスト計画立案・設計・実行のほか、リードとしてはQAリソースの管理や、開発プロセス改善を行っています。
私主導で始めた開発プロセス改善のひとつとして、「仕様確認会」があります。
開発メンバーが多くなると、細かい仕様の認識を揃えるのが難しくなりがちです。そうした問題を解決するため、デザイナーやエンジニア、PdMを交えて目線合わせをするのが、この会の目的です。
顧客のユーザー体験やシナリオ、システムのふるまいなどを、私が整理して共有し、そのうえで開発を進めることで、認識齟齬がなくなりました。
平田 仕様確認会は他のチームにも浸透しましたよね!
このようにメンバー起点で始まった改善活動がQA全体に広がっていくことも、結構多いですね。
以前、マインドマップを使ったテスト分析のやり方を共有したところ、すぐに他のメンバーも取り入れてくれて情報感度の高さに驚かされたこともありました。
LegalOnのQAの特徴は、テストをするだけでなく、広い視点で「プロダクトやプロセスを良くしていこう」という動きが強いこと。
お客さまの声を取り入れたり、業務プロセスの可視化やナレッジシェアを進めています。
― 改善への意識が高いメンバーが多いんですね!
LegalOnで新しく経験できていることや、印象に残っているチャレンジはありますか?
平田 一番の変化は、QAのリードを担うようになったことですね。
私は内向的な性格でリーダーには向いていないタイプだと思っていました。上司との1on1で「平田さんは気配りができるから、リーダーの素養があると思う。チャレンジしてみては」と自分の知らない一面に気づかせてくれたことがきっかけでした。
一度は断りましたが、メンバーの育成や仕組みづくりに貢献できることがありそうだと思い、引き受けることにしました。
大変なことも多いですが、チーム全体に貢献できる施策を考えられるのはやりがいがありますし、プロダクトや組織をより良くできる選択肢が増えたのは、リードをやって良かったと思う一番の理由です。
一緒に働くQAメンバーにも恵まれ、テスト活動の例を見せただけですぐに取り入れてくれるなど、「あれをやろう」と言ったらすぐに改善を回していけるのはとても心強いです!
林 印象深いのは、2023年に参画した、AIレビューサービス「LegalForce」の条文修正アシストチームでのQA経験です。
アサインされた開発メンバーは合計5人で、私がQA全体を担当することになりました。
ChatGPTをプロダクトに活用する初めての試みで、1か月半でのリリースというタイトなスケジュール。
急遽結成されたチームだったため、QAのプロセスも整っていない状況でしたが、PdMから「品質向上のために自由に動いていい」と言ってもらえて、要件定義の前に仕様確認会を綿密に行い、細かい部分まで仕様を確認し、考慮漏れなども発見できました。
QAは単なるテスト担当ではなく、開発初期段階から積極的に参加してプロダクトの品質を高め、プロジェクト全体の成功に貢献できる役割だと実感しました。
川上 私は「LegalOn Cloud」の開発を通して得た、開発チーム全体で早期にテストをするための取り組みが印象深いです。
短い開発期間のなかで、プロダクトが完成していない状態でどうテストするのか、というのが大きな課題でした。
開発メンバーに相談しながら、フロントエンドやバックエンドの一部分だけでも触れるように調整しました。結果、スムーズにテストを進めることができたのは大きな経験です。
課題を考え、その解決方法を開発チームに相談してすぐに試すことができるのは開発チームに所属しているQAだからこそ。
難しい状況の中でもとれる手段を自ら開発チームに提案し試しにいく動きができたのは、自分の自信にもつながりました。
ー みなさんが入社時に持っていた『企業やプロダクト、開発チームと共に成長したい』という想いが、実際の業務で実現できているのですね!
「プロダクトやチームをよくするために」前向きに協力しあえる仲間と働きたい
― 今後伸ばしていきたいスキルや、目指したいキャリアはありますか?
川上 業務の質やスピードを上げることは引き続き取り組みたいと思います。
また、QAの業務ではロールが異なる社内のあらゆるステークホルダーと関わるので、課題が発生したときに、ステークホルダー全員が納得して合意できるアプローチを提案できるエンジニアになりたいです。
「新しいもの好き」なので、なにか新しい技術が出てきたら、どんどん学んでいきたいですし、それをうまくチーム内・外にも広げていけたら良いなと思います。
林 技術的には、テスト自動化の最適化や、新しいツールを活用した効果的なQAプロセスの構築、それにシフトレフトのアプローチに引き続き取り組んで、開発初期段階からの品質支援を強化していきたいと考えています。
加えて、リーダーシップやマネジメントのスキルも伸ばしていけたらと思います。
平田 リーダーシップやマネジメントの面で、メンバーの働きやすさや生産性の向上につながることは何か、継続して探っていければと思います。
また、PdMやEM・デザイナー・エンジニアなど異なるロールのメンバーと一緒に働いているので、それらの分野の知識も身に付けて、より良い開発につなげていきたいですね。
― 最後に、みなさんはどんなQAエンジニアと働きたいですか?
林 課題解決に前向きで、自分の意見を積極的に発信できる人と働きたいです。
コラボレーションに前向きで、開発チーム全体の品質向上に取り組む姿勢をもっている人は、大歓迎です!
平田 同じく「プロダクトやチームをより良くしたい」という気持ちがある方ですね。
一緒に前を向いて楽しく仕事をしたいと思います。QAメンバーは、多様なスキルや個性豊かなメンバーがそろっているので、きっと良い刺激になると思います。
川上 お二人が述べていることを前提としつつ、自分が「わからない」ことを認めた上で情報収集していけることも大切だと思います。
当社は変化が激しい環境ですが、めげずに自分なりに仮説を立てながら情報を集めていけるといいですね。
平田 それでもわからないときは、他のメンバーに頼って協力しながら課題解決していく。
そうやって自立的に動けるメンバーはとても心強いですよね。
川上 私は、しばしば平田さんに「わからない」ことを相談しています(笑)
平田 相談してくれるのはありがたいし、一緒に考えるのは楽しいですよ。
メンバーからの問いで自分自身も気づきをもらっています。
― お互いに刺激を受けながら切磋琢磨し、プロダクトを良くしていく皆さんの思いが伝わりました。今後のご活躍も期待しています!
LegalOnでは、QAエンジニアを積極採用中です!
少しでもご興味のある方は、ご応募お待ちしております!