2021年、明けましておめでとうございます。人事の花岡です。本年もLegalForceをどうぞよろしくお願いいたします。今年1本目のストーリーは代表取締役CEO角田望のインタビューです!これまでのLegalForceを振り返りながら、2021年、LegalForceはどのようなことを目指していくのか、ぜひご覧ください!
~奇跡を繋いできたアーリーフェーズ~
LegalForceは今年4月に5期目を迎えます!創業時を振り返って思い出深い出来事はどんなことがありますか?
創業時は一つ一つの出来事がターニングポイントでした。奇跡を紡いでいく営みで、何か1つ間違えていれば今のLegalForceは無かったと思います。というのも、共同創業者の小笠原と創業をして、プロダクトを開発するための資金もない…そんなフェーズに時武は入って黙々と開発に取り組んでくれました。そして川戸が参画し事業計画を創ってくれた。そしてそういった人たちが新しい仲間を連れてきてくれて。Wantedlyで偶然スカウトした舟木が、たまたま時武と研究室の同期で、LegalForceのAIのコンセプトを考えてくれた。そうやって一つ一つの出来事がLegalForceの経営においてインパクトが本当に大きいフェーズでした。
~共同創業者の言葉をきっかけにピボット そして「LegalForce」の開発へ~
LegalForceは過去ピボットをしていますよね?その当時の社内はどんな雰囲気だったんですか?
18年の上半期までは契約書専用のWebエディターを開発していました。β版が完成したときに共同創業者で主にZeLoの経営を担当している小笠原に見せたら「使えない」と言われてしまいました。落ち込みながらも、次の日には気持ちを切り替えて、コンセプトを大きくピボットしました。
これまで10か月にわたって全力で作って来たプロダクトをリリースせずにいわば没にするわけで、開発メンバーは辛かったと思いますが、前向きに取り組んでくれた結果、今があります。
そこで現在の「LegalForce」に繋がる契約書レビューのコンセプトにたどり着いたんですね?
自身も弁護士経験があるので、契約書のレビュー業務が一番の課題であることは実体験として感じていました。ただ、開発に着手した当初は技術的にどう実現すれば良いのか分かりませんでした。今思うと、それもあってWebエディターに逃げていたというのも正直ありました。何でも良いからとにかく形にしないといけない、という強迫観念に駆られていたと思います。
他方で運に救われたとも言えます。エディターでは使い物にならない、という現実を突きつけられたタイミングと、舟木が入り本命であるレビューに向けた道筋が見えたタイミングが偶然重なったのです。これもあって、大胆なピボットを意思決定できた。また、そのころ、日本経済新聞に京都大学との共同研究を取り上げていただき、「リーガルフォース、契約書の誤りをAIで自動発見」という記事を掲載いただき、多くのお客様から「AIレビューを試してみたい」というお声をいただいたのも背中を押しました。
ピボット後は、約3か月で「LegalForce」のβ版を創り上げ、プロダクトパートナーとしてご支援をいただいたお客様のフィードバックを得て改良と開発を高速で行い、2019年4月に正式版としてリリースしました。その後は組織づくりにも注力し、採用を大きく加速しています。
SaaSというビジネスモデル上、採用は非常に重要ですよね。そこから導入社数も500社を超えるなど、急成長を遂げました。
そうですね。ただ、2020年は大変な一年でしたが、他方で運が良かったとも言えます。
コロナの影響が読み切れなかったことから、2月の時点で採用計画を一旦保守的に引き直すということを行ったのですが、シリーズBのファイナンスについてはコロナが本格化する2月末時点で着金が完了していました。偶然の結果ではありますが、財務基盤に厚みを持たせた状態で、コロナに備えることができたのは大きかったと思います。
他方で、緊急事態宣言中は、先行きの不透明感から採用は一旦ストップしつつも、売上目標については当初計画を維持し、既存のメンバーの総力を挙げて取り組むことでいわば力技で、業績目標をクリアしてきました。
このような全社の努力の甲斐もあり、2019年12月時点でLegalForceの導入社数は約200社、従業員70名ほどだった弊社が、2020年10月時点で導入社数500社、従業員130名まで成長することができました。売上についても前年対比300%成長と伸びています。また、LegalForceの機能アップデートは絶えず行い製品レベルを高めるとともに、Marshallという新製品もリリースしました。困難に直面する中で、LegalForceのメンバー一人一人が成長し、組織としても非常に強いものになれた、そんな感触が今はあります。
~2021年、「LegalForce」の製品レベルを高めていく~
コロナ禍ではありますが、2021年の目標はどのようなことを考えていますか?
やはり何よりもまずは製品レベルを高めていきたいと考えています。現在提供しているAI契約書レビュー支援ソフトウェア「LegalForce」と契約書管理システム「Marshall」という2つのプロダクトをより多くの方にご利用いただくため、また、既に使っていただいているお客様にも喜んでいただくためにより完成度の高い製品にしていきたいですね。
また、そのための成長過程において、これまでとは違い組織課題も出てくると思います。目下ではいわゆる100人の壁や採用難易度の変化への対処、マネジメント層の輩出が非常に重要になってきています。これから顕在化してくる課題を一つひとつ丁寧に解決をしていくことがこの一年、より大切になってくると思います。
今、一緒に働きたい人はどんな人ですか?
大前提として、LegalForceは多様な才能が集まる会社にしたい、という想いがあります。こういう人でなくてはいけない、というのはなく、いろいろな個性をもった方と働きたいですね。ただどういう方が向いているかというと、チャレンジ精神があって、常に挑戦し続けたいという人には非常に向いている環境だと思います。先程も触れましたが、LegalForceはこれからもっとたくさんの苦難困難に直面します。
それはコロナのような外部要因であることもあれば、組織課題のような内部要因であることもありますし、高い目標にぶつかっていくなかで直面する壁かもしれません。そういった次から次へと新しい課題があたかもRPGのように出現する、そしてそのスケールはどんどん大きくなる、そんな環境にワクワクする方にとって、弊社は非常にエキサイティングなフィールドだと思います。ぜひ、そういったフィールドでチャレンジしていきたいという意欲のあふれる方と一緒に働きたいと思います。
LegalForceは今年も大きく飛躍していきます。リーガルテックを牽引していくためには仲間が必要です!ぜひ、一緒に新しい業界を創り上げていきたい、という方がいらっしゃいましたら、まずは一度お話しできたらと思います。