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【メンバー紹介 #7】神奈川県から兵庫県たつの市へ移住。未経験からUI/UXデザイナーに転職した彼女の今

こんにちは!人事採用担当の福本です。
今回は、未経験からUI/UXデザイナーとして2023年8月に当社の仲間となった小野のインタビューです。

出身の神奈川県から、次のステージへと選んだ兵庫県たつの市のlearningBOXへ。

その時々の「やりたい!」という気持ちを大切にしながら、いろんな道を歩いていた小野に、UI/UXデザイナーを目指したきっかけから、当社に入社を決意した経緯まで語っていただきました!

※なお、回答は全てご本人に書いていただいています。

ーーまず最初に自己紹介をお願いします。

はじめまして、小野 遥香です。

初めての撮影で苦笑いを連発。どうにか笑わせてもらった1枚です(笑)。


出身は神奈川県西部にある秦野(はだの)市です。横浜のような都会でもなければ、片田舎でもない、いわゆるベッドタウンで育ちました。街としての機能はそれくらいで、本来の秦野は自然が豊かな場所です。地形が盆地なので自然の水に恵まれています。こんこんと湧く水と、そのお水を使って作るお蕎麦、そして私の大好きな温泉もあります。実家近くの山からハイキングしてそのまま温泉に行く、なんてこともできます。特別なところもないけれど、私のふるさとです。

実家近くのトレイルです。


家族に障がいを持つ母がいます。今の言葉で言うと、私は元ヤングケアラーです。母の介助をしながら育ったので、なんでも器用にやれる性格になりました。いろいろとありましたが、心ある人たちに助けられ今日まで生活してこれました。ユニークな母を持つことができて幸せです。

転職を機に神奈川県から兵庫県へ越してきて、今は姫路市に住んでいます。休日は姫路城のお堀で本を読んだり、ジャーナルを書いています。お城の周りには野良猫がいて、気持ちよさそうに日向ぼっこしているのを眺めるのが好きです。この前は近くの書写山にソロハイクしてきました。頂上にある圓教寺は本当に美しかったです。古いものが好きで、特に建築や生活道具に惹かれます。

いつもの場所でジャーナルを書いていたら野良猫が来ました。


仕事ではいろんなことをしてきました。一番長かった観光業では、世界中の方と話す機会があって楽しかったです。沖縄では和食の料理人、鎌倉ではゲストハウスの宿スタッフ、などなど。直近では温泉で有名な箱根で働いていました。仕事を通じて、職業や国籍などいろんなバックグラウンドを持つ人と出会えたことが私の宝物です。

箱根の山に囲まれたNaraya cafe。ここに勤めていました。


ーーUI/UXデザイナーになりたい!そのきっかけは?

”デザイナーになれるよ。やってみたら?”

プログラマーでありデザイナーでもある、親友から言われたひとことがきっかけです。

私には芸術やデザインに関わるバックグラウンドはありません。もともとの私は整理整頓が得意だったり、小学生のときは図工が好きでした。社会人になって売り場づくりに携わったとき、商品を空間に合わせてレイアウトするのが得意でした。デザインとの接点は思い返してもそれくらいです。

デザインを仕事にしてみようかなと考えていた当時、私は東京の大学で働いていました。はじめての東京暮らし。本当に楽しかったです。デザインやアートが街のいたるところに溢れていて、ワクワクしました。休日は美術館へ行ったり、本屋に行けば見たことのないデザインとアートの本、その数の多いこと!そういう影響が少なからずあったと思います。自然の流れで、デザインと仕事を繋げて考えるようになりました。

とりあえずアプリのデザインでもしてみようと思い、その時に初めてデザインソフトを触りました。すべてがゼロの状態で、完成するのに3ヶ月くらいかかりました。もうやりたくないと思いました(笑)。でも、なんか楽しかったです。

代々木公園のあたり。近くのパン屋へ行くときによく通った道です。壁のアートは近所の小学生が書いています。


ーーそこからlearningBOXに興味を持ち、入社を決意した経緯を教えてください。

learningBOXとの出会いは、人事の福本さんとのカジュアル面談です。

当時は神奈川に住んでいたので、関東圏で転職活動をしていました。オファーは東京にある会社からがほとんどで、まさか兵庫の会社から声がかかるとは想像していませんでした。まったく予想外の展開です。ちなみに、本社のある兵庫県たつの市をGoogleマップで確認したあと、検索ウィンドウに入れたのは「兵庫県 たつの市 人口密度」です(笑)。

learningBOXの第一印象は「田舎にある不思議なIT企業」。そこからWantedlyのストーリーを読んでいくうちに「田舎にある面白そうなIT企業」に気持ちが変化していきました。採用面接へ進むのに時間はかかりませんでした。

入社の決め手は、いくつかあります。

1つ目は、カジュアル面談から最終面接までにお会いしたみなさんが本当に自然体で素朴だったこと。社長の西村さんと取締役の森さんと話したときは、なんか少年のような面白そうな方たちだと思いました。

2つ目は、私という個人に興味を持ってくれたこと。面接ではデザインの技術面の話がメインになるのかな?と思っていたのですが、それよりも私を知ろうとする質問の時間が長かったです。自分に興味を持ってくれるのって、素直に嬉しいですよね。仕事ができれば誰でも良い訳ではないんだなと感じました。物事の考え方に関する質問が多かったのは印象的でした。

3つ目は、learningBOXの本社がある兵庫県たつの市で働く自分が想像できたこと。会社から出ると目の前に山が見えます。建物は低いので、空が広いです。私が入社した8月は、ちょうど田植えが終わって水田になる時期でした。用水路に流れる水は透き通っていて、ちいさな生き物がたくさんいました。自然が近くにあって、のんびりした景色がいいなぁと思いました。

転職活動をしていたときに「仕事はご縁だよ、ハルちゃん。」と以前の職場の先輩から言われていました。本当にその通りだと思います。

たつのの偉大な自然を感じています(笑)。


ーー移住に関して、不安な点などなかったですか?

不安はありませんでした。

人生で一度、関西に住んでみたいなぁ…とぼんやり思っていたので、転職で移住だなんてラッキー!と思っていました。ここに一生いるとは思っていないので、それくらいの気軽さがあったから来れたのかもしれないです。

引っ越しもとんとん拍子で進みました。最終面接で本社を訪れた際に、その機会を使って内見をして、最終的に神奈川の自宅からリモート内見で住む場所を決めました。実際の街の様子を把握していたので、リモートでもスムーズに決めることができました。家の近くには文学館や図書館、大きな公園があって、落ち着いた雰囲気が気に入っています。

休日に車で淡路島へ行きました。ここは五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡です。


最寄駅は姫路駅なのですが、なんでもあります。中でも私のお気に入りは商店街。駅からお城に向かって広がる商店街はいつも賑やかです。それぞれの通りが持つ顔が違っていて、まるで人のようです。ちなみに、メイン通りにあるたこ焼き屋さんはいつもできたてのアツアツを作ってくれます。関東では食べられない味と価格!それと、こちらへ来て改めて思ったのは、やっぱり関西の方は話すのが好きだということ。人懐っこい感じがします。私が標準語を話すせいなのか、それとも文化なのか、普段から話しかけられることが多いです(笑)

偶然始まった姫路の生活、居心地いい時を過ごしています。


ーー現在のお仕事について具体的に、また1日の業務の流れについて教えてください。

learningBOXを知るために、いろんな業務をしています。業務は上司とのヒアリングを通じて決まります。 私の能力や、やってみたいこと、プロジェクト進行状況、今後のことなどを踏まえて業務を任せてもらっています。 分からないことがあればメンバーに助けてもらい、安心して業務に取り組んでいます。


■ 9:00 Slackチェック&タスク整理
スレッドを確認したり、やることを整理します。

■ 9:05 朝会
朝会の担当は順番に回ってきます。 
初めての朝会では、登山部のみんなで行ったハイキングの話をしました。 

■ 9:30 トレース&読書
デザインの引き出しを増やすためにトレースをしています。 
デザイン書や関連の記事を読むのが日課です。 

■ 10:00 アイキャッチ作成
新機能を紹介するアイキャッチなど、その時に必要なものを作ります。 制作物はグローバルチームに英訳してもらうこともあります。 

■12:00 お昼休憩
会社の2階でランチすることもあれば、近所の公園で食べることも。 
外の空気を吸ってごはんを食べるのが好きなので、晴れていればお弁当を持って外に出ています。 

■ 13:00 UIデザイン
Figmaで既存デザインの改修をします。 

■ 15:00 散歩
UI/UXデザイン課には散歩文化があります。それぞれ必要なタイミングでお散歩します。
歩くと思考も整理されるし、座りっぱなしもよくないので欠かせません。

 ■ 15:15 UIデザイン、その他の業務
デザインカスタマイズの依頼が来た時はPhotoshopを使います。 素材はIllustratorで編集することも。

 ■ 17:00 ミーティング
プロダクトデザインのメンバーと制作物のフィードバックをします。
誰が何をしているか、悩んでいることなどをここで共有します。

 ■ 18:00 退勤
帰りの電車の本数が少ないので、仕事は18:00きっかりに終わらせて退勤します。
入社して残業したことは一度もありません。

UI/UXデザイン課は和やかな部署です。メンバーはお互いに趣味の話をしたり、ご飯を食べに行ったり、デザイン本を貸し合ったりする仲です。 メンバーみんなが協力し合える人柄を持ち合わせていて、働きやすい部署です。

業務ではこんなアイキャッチを作りました。


ーー小野さんの今後の目標についてお聞かせください。

目標はないですが、方向性はあります。

訪問看護やグリーフケアなど実際に経験した出来事に関わっていきたいです。当事者として思うことがたくさんあったヤングケアラーを例にお話しすると、たとえば、ヤングケアラーが地域医療従事者とコミュニケーションを取れるアプリがあればいいなと思っています。そのアプリの機能に、子どもでも理解できる言葉で書かれた病気や薬の辞書があるのもいいかもしれません。他には、セルフケアアプリにグリーフケアをかけ合わせたものがあったらいいなと思ったりしています。どちらもふと浮かんだ考えですが、自分のほしい未来のデザインをやっていきたいです。


ーー最後に、未経験からUI/UXデザイナーへ転職活動されている方へ一言お願いします!

作っているものがあれば、完璧じゃなくても完成していなくても、オンラインで公開するのを勧めます。きっと見てくれる人はいます。もしかしたら仕事に繋がるかもしれません。

あんまり考えすぎずにうまくいくことを想像していれば、そのうち機会が訪れると思います。

たつの市の秋。河川敷から見える山が少し赤く色づいていました。


ーー小野さん、ありがとうございました!

当社との「ご縁」を感じて兵庫県たつの市へ。

本記事が、転職の形の一つとしての参考になれば幸いです。

一瞬の出会いがきっかけとなって、繋がっていく「ご縁」を大切に、learningBOXでは一緒に成長できる仲間を募集しております!

少しでも当社に興味をお持ちいただけましたら、まずはカジュアルにお話ししましょう。

お気軽にご応募お待ちしております!


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