【第二新卒】大海を知るためのリスタート
皆さんこんにちは!地方に魅力ある雇用を創るでお馴染み、株式会社LASSICです。日も長くなり春が待ち遠しくなる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
近年増加傾向にあると言われている第二新卒採用枠(LASSICでは20代の方のポテンシャル採用を第二新卒採用と定義しています)。新卒とも中途とも異なるこのポジションはまだまだ未知数ですが、だからこそ新たなチャレンジのかたちと言い換えられるかもしれませんね。
今回は、新卒入社時には「結婚式」で地方創生を志し、昨年冬にLASSICの人材紹介サービスの営業担当として再スタートを切った岸 凜汰郎(きし りんたろう)さんに、地方創生を意識し始めたきっかけとなったエピソードと第二新卒での就職活動についてお話しいただきました。
岸さんは、神奈川県生まれの山形県育ち。大学進学で上京し、2020年に新卒で秋田県のブライダル企業に入社し、昨年12月にLASSICに転職されました。そんな関東と東北を行ったり来たりされている岸さんは、大学で地域活性化を学び、「東京一極集中」について関心を持ち始めました。そして、地方の現状を自分事として捉えるきっかけとなったのは皆さんもご存じ、人生に1度の「あの」イベントだったのです。
ー岸さんにご入社いただいてから約2か月が経ちましたね。当時第二新卒として就職活動をされていた時、どうやってLASSICを見つけられたんですか?
岸:「地方創生 企業」「地方創生 採用」といったワードで検索してたどり着きました。新卒でも第二新卒でも、就活のキーワードは「地方創生」でしたが、もともと大学のゼミでも地方関連のことが学べるところで勉強をしていました。
ー大学時代から「地方創生」に関心を持たれていたんですね。きっかけは何だったのでしょうか?
岸:そもそも僕が地方創生を志すきっかけとなったのは「成人式」でした。
正直東京に出るまでは、自分が育った山形県については特に何も思うところはなかったんですが、いざ出てみると結構いいところだったんだなあって実感していたんです。方言とかも東京に行って初めて自分のアイデンティティになりましたし、帰ってみると景色や場所にいろんな思い出が染みついていて、思い出を蘇らせてくれます。日記以上に鮮明な記憶ですね。
そんな山形県に成人式で久しぶりに帰ったときに式中で山県市長に「若者に帰ってきてほしい」という主旨のことを言われました。その時初めて、自分の地元が終わるかもしれないと危機感を覚えたんです。自分が育ったまちがなくなるかもしれないと考えると結構衝撃的でしたし、さみしさを感じました。
ーでは、成人式の経験でご自身が進む方向が決まったということですか?
岸:そうですね。でもまさか自分が新卒でブライダル業界に行くとは想像していなかったです。
新卒で入社した企業は、「結婚式」という素敵な空間をまちの中心として地域を活性化させる事業を展開していました。料理や衣装、写真などいろんな要素が集まって結婚式が作り上げられますが、すべてその地域のものを使って1からつくっているところに魅力を感じていました。
僕自身もいつか自分の手で地域に根付いた結婚式をつくってみたいと思っていたのですが、新型コロナの影響で、昇給・昇格の制度がほぼ機能しない状態になってしまったんです。このままだと事業の縮小と同時に積める経験の幅がどんどん狭くなっていく可能性があるなと思い、そこから転職を考えるようになりました。
ー前職でも、これから地方創生にかかわれる可能性はあったかと思うのですが、なぜあえて新しい環境で地方創生に挑戦しようと思われたのですか?
岸:このままいくと自分が「結婚式しかつくれない人」になる可能性があったからです。結婚式はあくまで手段であって、やりたいことの根幹にあるのは「地方創生」。そして地方創生の根幹にある課題は「一極集中」だとずっと考えていました。
地域を巻き込んだ結婚式をやることで地方を明るくできます。でもそれだけで地方創生をやった気になるんじゃなく、本質的な部分を変えていくためにもより直接課題にアプローチできるように手段を変えてみようと思ったんです。
ただ行動を起こすタイミングがわからず、このコロナの状況が落ち着くまで耐えしのぐべきなのか、それとも今すぐ動くべきなのかとモヤモヤしていました。そんな時に他部署への異動の話が出て、「同じ”1から”になるなら、動いてみよう」と転職に踏み切りました。決心がついてからは「自分で決めたしな」と思って行動するのみでした。
岸:最初は中途採用の枠で企業を探していたんです。いけるんじゃない?って思っていたら全く通らなくて。正直なめていたと思います(笑)3か月ほど中途採用枠で探したのち、これは難しいぞ…と思い、第二新卒採用をしている会社も見るようになりました。
でも第二新卒だと、スキルをみられているのかポテンシャルを見られているのかがわからなかったです。中途はスキル、新卒はポテンシャルを見られることがはっきりしているんですが、第二新卒はどっちなんだろう?って。でもいざ選考に参加してみるとほぼ新卒同等に捉えられていたので、まだ可能性と夢で買ってもらえる部分はいいんですが、「これまでの社会人生活は何だったんだ?」って思うことがよくありました。この葛藤は第二新卒あるあるかもしれないですね。
ーたしかにそうですね。そうしたジレンマのようなものもある中で、岸さんはどのように企業探しを進められましたか?また、LASSIC入社の決め手になったのは何だったのでしょうか?
岸:地方創生に携われるなら手段はこだわらず、自治体向けコンサル、広告系、マーケティング系など幅広く見ていました。その中でもいろいろな経験を積めてスキルアップできる機会があったり、今後会社や事業が伸びる可能性があるかどうかを重視して選考に参加していました。
LASSICへの入社の決定打になったものは、地方創生に臨む姿勢です。これに関しては見てきた企業の中で一番論理的であり、本気度を感じたんです。ロケーションフリーで仕事ができる、「選択できる社会を創る」というRemoguの将来性もはっきり見えました。なので、最初の面談の段階でLASSICに入社しようと決めていましたね。
ー半年間の転職活動を終え、現在はRemogu(リモートワーク特化型人材紹介エージェント)でRA(リクルーティングアドバイザー)として活躍されていますが、実際にLASSICに入社されてみていかがですか?
岸:自分でも意外だったんですが、数字を追っている感じがたまらないです。営業は苦手だと思っていたんですが、レベル上げみたいに「決定の数字が一個上がったぞ!」ってなる瞬間が楽しいですね。
そして、自分はまだまだですがRemoguから地方に高単価な雇用を創れていることを実感できています。面談の際に、Remoguが人月単価80万平均の仕事をエンジニアの方に紹介していると聞いたとき「地方にそんなんないべ?」と本気で驚きました。また、先日青森のエンジニアの方とお話した際、地方は技術的にも都市部と比べると見劣りしてしまうという話を聞きいたので、Remoguの力で情報や技術、賃金の格差の是正や移住定住の促進につながるのではないかと可能性を感じています。
岸:日々の仕事も刺激的で、一緒に働くメンバーからエネルギーをもらっています。Remoguは新卒メンバーが多い事業部だとは聞いていましたが、思っていた以上にみんな若かったです。そして変化に柔軟だし、寛容的です。スタートアップ事業なので状況が変化することは多いですが、どんな環境でも関係なくパフォーマンスを発揮しています。多分ですが、明日から日本が氷河期になってもみんな平気で暮らしているような、そのくらいタフな感じがします。でも1年社会人経験詰んでる分、僕も負けてらんねえ!って日々思っています。
ーそんな可能性にあふれるRemoguで岸さんがやりたいことはなんですか?
岸:まずは一人前になることですね。世の中の仕事って基本は営業から始まるので、その基礎を固めていきたいです。Remoguではまだ山形県と秋田県での契約実績がないので、そこはぜひ僕の手で開拓していきたいと思っています。そして将来的にはRemoguが東京一極集中是正に大きく貢献できるよう、そのうちの一人としてスキルを身に着けていきたいですね。
あとは個人的な夢ではあるんですが、成人式をプロデュースしたいんです。自分が成人式がきっかけで人生の方向性が決まったので、ブライダル業界とLASSICで培ったスキルや経験を活かして誰かのきっかけをつくれたらいいなって思っています。
ー岸さんプロデュースの成人式、ぜひ見てみたいです!今までの経験をフル活用しての活躍を楽しみにしています。
最後に新たに1歩踏み出そうとしている第二新卒の方に向けてメッセージをお願いします。
岸:人生はいつからでもやり直せると思っています。ただ年齢を重ねると、夢ややりたいことでなく能力で見られたり、家族ができて挑戦が今よりやりにくくなったりするのは確かだと思います。それでいうと第二新卒はスキル以上に熱量やポテンシャルで見てくれるので、若い今こそがチャンスです。
良くも悪くも、人生やり直せます。もやっとしていることがあるのであれば、一歩足を踏み出すのもいいかもしれませんよ。
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