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株式会社クラダシは、「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」をビジョンに掲げ、社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」の運営を通してフードロスの削減に取り組んでいます。
今回はクラダシで働くメンバー紹介として、採用や広報、アライアンス提携等を担う、人事広報部長兼マーケティング部 BizdevG グループリーダーの徳山さんにお話を伺いました!
ーまずはじめに、経歴を教えてください。
高校時代から環境問題に興味を持っていましたが、当時はビジネスでの解決は思いつかなかったので大学は慶應義塾大学理工学部へ進学。大学院まで進学しましたが、アカデミックな世界には残らず、ビジネスの世界に飛び込んでみようと、就活をスタートしました。当初は名を知っている大企業しか考えていませんでしたが、知っていくうちに事業や組織をこれから作っていくフェーズのベンチャー企業の話に面白さを感じ、当時まだリクルート社からMBOしたばかりのザイマックスに2007年に新卒入社しました。
最初の5年間は人事として新卒採用や、約40社ほどあったグループ会社の中途採用を中心に行っていました。その後の4年間は事業部側で新規事業の立ち上げ等に携わったり、マネジメント業務にも携わりました。企業買収なども経て4,000人規模の企業体として進化する過程を体感できたことは、貴重な経験でした。
もっと立ち上げに近いフェーズにチャレンジしたくなったこと、地方創生や旅行といった自分の興味の強い文脈で全力投球してみたくなったことから、2016年に宿泊予約サイト 「Relux」を運営する、Loco Partnersに転職しました。まだ組織規模が30人くらいのタイミングだったので人事責任者としての比重が一番大きかったですが、同時に営業、営業企画、広報、法務、カスタマーサクセスと、様々な領域を兼務させてもらい非常に濃い4年間でした。特に組織づくりは正解がなく模索が続いて苦しい時期も長かったですが、
失敗も含めて様々なトライをできたことは今も自分にとって大事な拠り所になっています。
充実した時間を過ごしていましたが、一方で、もっとゼロに近いフェーズからやり直してみたいという気持ちも芽生えていたため、自分は30代最後を新たな場所でチャレンジすることに決めました。
ークラダシ入社の決め手は何だったのでしょうか。
クラダシへの入社の決め手は、何よりも集っているメンバーが魅力的だったことです。クラダシを知ったきっかけでもある取締役の河村は、実はLoco Partners時代の同僚です。ほぼ同じ時期に前職に入社し、そこから苦楽を共に乗り越えてきました。いつかまた一緒に働けたらとは思っていたものの、まさかこんなに早いタイミングで実現するとは思いませんでした。
また、代表・関藤の人柄、愛情深さにも惹かれました。初めて話した際に、人のことをただ利己的に「今のクラダシにとって必要かどうか」だけの観点で見るということをせず、本人はもちろん、その家族がクラダシに入社することをどう思うかまで考えている印象を受けました。これは人事として自分も大切にしてきた観点なので、この代表と一緒に会社作りをしていきたいと強く感じた瞬間でしたね。
もうひとつ、事業と自分の経験に基づくストーリーに繋がりを見つけたというのも入社を決めた大きな要因です。前職ではホテル・旅館関係者とのやりとりが多く、フードロスの問題についても頻繁に耳にしていました。特に最近では新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、観光業界も非常に苦しい状況にあります。クラダシへの転職の話をした際には、多くの方々から背中を押していただきました。以前と関わり方は異なりますが、お世話になったホテル・旅館業界のフードロスに関する課題解決のお手伝いもできたらいいなと思っています。
ー普段の仕事内容を教えてください。
現在は人事広報部長兼マーケティング部 BizdevG グループリーダーとして働いているのですが、人事や広報、アライアンス提携、教育事業等、仕事内容は多岐にわたります。組織がどんどん大きくなっている段階なので、毎日のように面接をしていたり、メディアの方とコミュニケーションを取ったり、他業種との連携の案件も同時並行で多数進んでいるため、様々な業界の方々とお話する機会が多くあります。
ありがたいことにクラダシに興味を持ってくださる方が大変多く、応募をたくさんいただいております。人が増えるにつれて、組織も変わっていく必要がありますが、ベンチャー企業においての組織とは、戦略を推進していくものだと考えています。
そのうえで、組織づくりの方針として会社の進む方向性と個人のWillはできるだけ合致させていたいと常に思っています。さらにいえば個人のWillは、できれば社員の家族も含めたものでありたいという主義です。組織が変わっていく中でもその部分は大切にしたいですね。
ー入社前後で、ギャップを感じたことはありますか。
8人目の正社員としてクラダシに入社しましたが、この規模の組織に所属するのは初めてだったので、ギャップというよりも未知な部分が多かったです。その後の約1年間で既に50人ほどの組織になりましたが、いい意味で「うちはこうだからこうするべき」というものがまだ無く、真っ白な状態で会社のこれからについて様々な議論に参加できるのは面白いなと感じています。
また別の角度で申し上げると、今までの会社と比べて、採用や事業提携などあらゆる場面で相手方の方からの受け入れやすさを実感します。仕事が社会貢献に直に繋がっていることもあり、様々なステークホルダーの方から感謝されることが多いですね。
クラダシに共感してくれる人は「人のために何かを成し遂げたい」という想いが強い人が集っていると理解しています。社会貢献をただ掲げるのは簡単だけど、それをビジネスとして本気で課題解決をしていこうとしている会社はそこまで多くありません。「社会貢献性とビジネス」のバランスが大事ですが、どちらかといえばビジネスであることが前提の考え方です。クラダシにはそこの感覚が似ている人が多いなというのも、入社してより感じるようになりましたね。
ー課題に感じていることはありますか。
課題は無限にありますね。急成長は実感しているものの、フードロスやKURADASHIに対する認知度はまだまだ低いと感じます。
メーカーや食品関連事業者は、フードロスを最大限なくすために企業努力として試行錯誤されていますが、食品インフラとして日本中に行き届かせることを果たすためには、どうしてもフードロスは多少なりとも発生してしまいます。その側面を消費者は知らないし、企業側も積極的には表に出してはいない。フードロス問題に対する認知が広がり、日本全体として寛容性が高まっていけば、フードロス問題は解決に向かうのではないかと考えます。そのきっかけとなるべく、事業拡大を推進しています。
ー今後クラダシとして、また、自分自身としてやっていきたいことは何ですか。
クラダシが日本でのソーシャルビジネスの先行事例として、今後の若い世代に刺激を与えられる存在に成長させたいと考えています。そのためには事業も組織もさらに急激にアップデートさせていく必要がありますし、組織づくりはその中で重要テーマです。
これからどんどん頼もしい仲間が増えていく予定なので、強みを最大限に活かし、弱みはお互いに補完しながら強い組織を作っていきたいと思っています。自らが前例となることを厭わず、成長痛を楽しんで切磋琢磨していける仲間と、組織づくりや文化醸成を一緒に進めていきたいです。
プロジェクトベースでは、今のサービスを軸にしつつ、産官学が連携してもっと世の中のあらゆる世代の人を巻き込んでいければと考えています。現在も既にいくつかのプロジェクトは動いていますが、個人的には教育や地方創生という面でのアプローチをもっと加速させていきたいですね。
あとはちょっと青臭いですが自分に関わる周りの人の人生がより豊かになって欲しいという想いが強いです。これまで出会った人と濃い時間を共にし、新たに出会った人にも何か少しでも価値を提供したいと思っています。
ー最後に一言、記事を読む方へコメントをお願いします。
繰り返しですが、まだまだ組織として成長途上です。社会貢献とビジネスをバランスよく捉え、組織や会社を一緒に作っていくことを通じて「新しい価値を創造したい」という強い思いを持っている方にはぜひ仲間になって欲しいです!!