こんにちは!クラビスの佐藤です。
弊社の選考で「開発サイドとビジネスサイドの関わり方はどうなっているか?」という質問をよくいただいています。
そこで今回、よりクラビスを知ってもらうために開発サイドとビジネスサイドがどのように関わりながらプロダクト開発を進めているのかを大公開いたします!
目次
・クラビスの事業組織
・STREAMED事業部
・各チームの意見を尊重しつつ担当領域に対して主体的に施策を推進する
・コミュニケーションを促進する取り組み
・ユーザーファーストでの事業推進
・相互理解を妥協せず続ける
・部門問わず良好な関係が築ける組織で働きませんか?
クラビスの事業組織
現在クラビスでは2つのプロダクトに紐づく形で事業部があり、それぞれが違うフェーズの開発やサービス運営を行っています。
・リリースしたばかりでPMFを目指すインボイス事業
・順調にユーザーを獲得し次の進化を目指すSTREAMED
どちらのプロダクトも体制やチーム間の関わりはほとんど同じですが、今回は歴史の長いSTREAMEDに焦点をあてて紹介していきます。
STREAMEDを運営するチーム
開発サイドには以下の3つのチームが関わっています。
・ユーザーが使うサービスそのものを作るSTREAMEDチーム
・紙をデータ化するためのシステムを作るDockチーム
・紙を効率的にデータ化するためのAIを作るAIチーム
ビジネスサイドは以下の4つのチームが関わっています。
・事業戦略や組織戦略を担う事業戦略部
・問い合わせ対応を担うカスタマーサポート部
・ユーザーの業務改善まで踏み込んだソリューション提案をするカスタマーサクセス部
・紙をデータ化する国内外のオペレーターをマネジメントするオペレーション統括部
セールスチームがない?と思われたかもしれませんが、実はグループ会社のマネーフォワード社が担っています。それについてはまた別のノートで公開しますね。
この7つのチームが日々コミュニケーションを取り、ユーザーへの価値提供を最大化するために活動しています。
各チームの意見を尊重しつつ担当領域に対して主体的に施策を推進
具体的に開発サイドがビジネスサイドの各チームとどのような関わりがあるかを例を挙げていきます。
事業戦略部とは、事業計画達成のために必要な開発項目の洗い出しや優先順位付け、その実現に必要な採用計画の策定を一緒に行っています。プロダクトの成長を織り込んでストレッチした事業計画を作っています。
カスタマーサポート部やカスタマーサクセス部とは、リスト化したユーザーからの要望を週に一度一緒に確認し、使い勝手の向上を図っています。ユーザーの生の声を拾いながら実用性のある機能開発を進めております。
オペレーション統括チームとは、データ化をどういう工程に分解し、どういう画面で入力することで効率的なオペレーションを組めるかをディスカッションしています。急成長するサービスでも迅速にデータ化をするため多くの工夫を凝らしています。
こういった、各チームが触れる情報や考えを共有することで相互に理解し、開発を進めています。
しかし、こういった様々なチームとの関わりがあると
・多方面からの要望や異なる見解による意見のバッティング
・新機能ではなく技術課題解消に集中したいときのハレーション
・優先順位の付け方
などが気になるところです。
クラビスではこうした課題を「依頼の背景や理想のヒアリング」や「解決策の提案実施」、「MTGとテキストコミュニケーションの使い分け」、「内容や納期の合意」などのポイントを抑えることで解決しています。
特に、クラビスではフルリモートのため、どのチームも「相手の理解」「自らの考えの提示」「合意」といったプロセスにウエイトを置いています。これらのプロセスを疎かにすると開発チームが言われたことだけを開発する受け身の社内受託状態になってしまうリスクがあります。
クラビスでは、<「何を解決するべきか」を見つけ出す論理的な思考、それを自分で解決するための能力、実際に行動に移して解決する姿勢。>を全てのメンバーが大切にしており、主体性が失われることなくプロダクト開発が行われています。
コミュニケーションを促進する取り組み
とはいえ、主体性だけに依存したコミュニケーションは継続しないものです。そこで定期的なコミュニケーションの場としてクラビスではいくつかの取り組みをしています。
主な取り組みとしては
・全チームの活動、事業の戦略を共有するAll hands
・チームの垣根を越え業務以外の決められたお題で雑談するtalking
・一冊の本を任意のメンバーで読み進める輪読会
・gatherを使ったバーチャルオフィス
があります。
普段のコミュニケーションはSlackを活用していますが、各チームのタスクや所属するメンバーの人となりを理解し合うことに、手間を惜しまないようにしています。こうした考えが開発サイドとビジネスサイドといった役割に対して、垣根を作らず良好な関係を作っていると考えています。
ユーザーファーストでの事業推進
良好な関係で状況が見えるということは、各メンバーの負荷やチームごとの課題も共通認識がとれいていることでもあります。メリットもある一方で、互いに要求することを遠慮してしまい、結果的にユーザーへの価値提供が後手になってしまうこともあります。だからこそ、クラビスではユーザーフォーカスを見失わないようにしています。
それは、プロダクトの課題一つを集めるときでも複数チームの視点を持ち合わせ「事業全体にとって何が課題でどんな影響があるか」を重視することで解決しています。
例えば、STREAMEDの使い勝手向上のための機能改修においては
・開発チームがシステム上の課題
・カスタマーサクセスチームがユーザーの抱える課題
・事業戦略部が市場/競合と比較した自社の課題
を集め、突き合わせていきます。
これら課題に対して、
①不可逆性が高く事業への影響が大きいもの
②都度調整が効き事業への影響が限定的ないしは影響をコントロールできるもの
であるかを判断し、実際の業務に落とし込んでいます。
①の場合は、各チームのマネージャー含め慎重な意思決定を行い進め、②の場合はチームの裁量に任せ進めています。
開発チームが抱える課題や問題に対して、プロダクトや事業に対する影響度を踏まえた意思決定がされるため、事業全体としてユーザーファーストに重きをおいた推進を実現しています。一方で、日々の業務レベルでは各チームの課題に向き合うこともでき、バランス良く開発が行われているのではと感じています。
相互理解を妥協せず続ける
ここまで関係性や事業の進め方について紹介してきましたので、少し細かなところもお伝えできればと思います。
開発サイドでは、
・ビジネスサイドに情報共有するとき技術的な専門用語の使用を控える
・リソース状況を分かりやすく伝える
・合意できるポイントを確認しながらコミットラインを決める
ことは丁寧に実施しています。
また、ビジネスサイドからは
・表現が難しく、文章に落とし込めない時はスクショをつけるなど視覚情報を増やす
・開発側に理解されないと思い躊躇しない
などを意識して発信しています。
開発、ビジネス問わず全メンバーが週報を出しており、自身の所属チーム以外でもコメントをつけたり、質問をしたりしています。特に、COOの君島やCTOの古濱は積極的にコメントしているので、そういった、垣根を超えた声かけは役割問わず活発に行われています。
部門問わず良好な関係が築ける組織で働きませんか?
リモートワークを推進している企業でよく聞く課題として
・コミュニケーションの頻度が減り特にチームを越えたメンバー間の関係が希薄になった
・テキストのみではそれぞれの専門領域について理解しきれず、また理解を深める場もない
などのエラーが発生し、結果として以前のように出社することで解決を図ることや解決できずモヤモヤした状態が続いているといった声を聞くことがあります。弊社もAll handsのときなど時には出社を促すので、出社の良さを活かすことももちろんあります。
クラビスでは
・相互理解に重きをおいたコミュニケーションの場の創出
・課題の大小に応じた意思決定の切り分け
・他部門の理解度に合わせたアウトプット品質の担保
を大切にしており、チームの課題、プロダクトの課題に対して裁量を持って真摯に取り組める環境があります。
ここまで読んでいただいて、少しでも話を聞いてみたい、もっと働く人の顔をみてみたいという方はぜひ一度カジュアル面談をしませんか?
クラビスでは、まだまだユーザーの課題を解消するためにやりたいことが山積みです!
事業の成長とともに組織も成長しており目の前のやりがいだけではなく将来的なキャリアを詰める環境になっています!!