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【インターンレポート】2ヶ月間の空間デザイナーインターンを通して学んだ3つのこと

先日、横浜・みなとみらい建築ツアーのレポートを書いてくれたインターン生から「私にもインターンの総括レポートを書かせてください!」とSlackで連絡が。
インターン生から「レポートを書かせてほしい」という申し出があったのは初めてでしたし、日々意欲的に学ぼうとしていた彼女の姿が思い出され、ついうれしくなりました。

彼女の熱量たっぷりのレポートをどうぞ!

こんにちは。

先日、横浜建築ツアーの記事を書かせていただいた、都内の大学で電気情報系の学科を専攻している学部4年の女子大生です。

4月末で、約2か月間お世話になった木下商会でのインターンが終了しました。
今回は、その約2か月間で学んだこと、感じたことなどを、思うままに記述していきたいと思います。

まずはざっくりとしたインターンの感想から。

木下商会でインターンをさせていただいた初日の感想は、実は、「……やばい!」でした。
デザインなんて未経験、大学での専攻も建築やデザインとは無関係、経験もスキルもない私でしたが、初日からCG作成に用いられる家具の選定に携らせていただきました。

一緒に取り組んでいたのは、建築を専攻する同じインターン生の方。同じ学生なのにもかかわらず、迷いなく効率的に家具を選んでいくその姿は私にとって衝撃で、とても焦りを感じたことを今でも覚えています。

しかし、あれから2か月が経ち、インターンを終えて今思うのは、「楽しかった」の一言です。

そう思えるようになったのは、木下商会の皆様が、経験もスキルもない私のことを最高にウェルカムしてくれて、業界のことから何気ない日常にまつわることまでたくさんお話してくれて、「居心地のいいオフィス」をつくってくださったからだと思います。

本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

▲ いつも座っていた席。後ろの絵がいつも私を照らしてくれます!


▲ オフィスからの帰り道。奥にスカイツリーが見えました。

ここからは、インターンを通して学んだことについてお話したいと思います。
私が木下商会でのインターンを通して学んだことは、大きく分けて3つあります。

①家具やオフィスデザイン・設計に関する知識

家具カタログやカーペットのサンプルを見ていくうちに、家具によってその空間がどのように変化するのか、家具が持つ影響力の大きさに気づかされました。

今では、どこに行っても、そこにある家具や照明を見ては、「なるほど、その組み合わせもアリなのか~」などと考えてしまいます(笑)


▲ カフェに行った際に思わず撮ってしまった天井の写真。

また、オフィスづくりの会社でインターンをさせていただいたことで、オフィスデザイン・設計の業界に対する解像度が圧倒的に増しました。家具を選定し配置することが主な仕事だと思い込んでいましたが、実際には、大きなお金を動かすことになる見積書を作成したり、現地調査で消火設備の位置を確認したり、ロードマップを作成して期限を設けながら限られた時間で作業を進めたり……と、「裏側」の仕事も多くあることを知りました。

インターンを経験させていただいてなければ、こういった側面があることを知ることはありませんでした。貴重な経験をさせていただいたことに、感謝感激です。


▲ 川越の現場を訪れた時の写真。


②ベンチャーで働くということ

2つ目に、ベンチャーで働くことのメリットを強く実感しました。

木下商会には、社員同士、お互いを「見る」「見せる」ことができる環境があると感じました。

例えば、月に1回行われる定例会議。ここでは、1週間の仕事の進捗状況を報告していました。大企業だったら、こうして自分以外の社員が進めていく案件の進捗を見る機会なんてほとんどありません。しかしこの報告が、自分の成果を俯瞰することにもつながり、新たな成果を生み出すきっかけになっているのだろうと思いました。

また、定例会議で隔週で行われる「今熱中しているもの・こと」に関するプレゼン大会では、木下商会の皆さんのプライベートな側面を垣間見ることができました。私は残念ながら1回しかこのプレゼン大会に参加できなかったのですが、もし機会があったら私の熱中していることも発表したかったな~などと考えていました。

仕事に関することも、プライベートに関することも共有しあえる木下商会は、本当に家族のような会社だと感じました。
大企業では、その規模の大きさゆえに、会社全体で家族のような関係性を構築するなんて絶対に不可能です。

ベンチャーと大企業には、本当に多くの違いがあり、どちらにもそのメリットデメリットがあります。私は今まで、なんとなく安定性を求めて大企業に行きたいと考えていました。しかし、インターンを通して、ベンチャー企業の魅力に改めて気づかされ、将来のキャリアの幅が広がりました。


▲ オフィス近くの韓国料理屋さん。社員の方とのランチの時間は毎回の楽しみでした!


③何かに没頭するということ

最後に、私はインターンを通して趣味を見つけました

私の趣味はカフェ巡り、特にスターバックスを巡ることと、おいしいキャロットケーキを探すことです。

脈絡がなさすぎて、「?」と思われた方もいると思います(笑)
でも、これに気づかせてくださったのは、代表の村山さんです。

ある日のインターン後、私は村山さんに「私、趣味ないんですよね~」と何気なくお話ししました。
そんな私に村山さんは「一度、時間とお金を無駄にしてみるのもいい」「それで本当に『無駄だった』と思えばやめればいい」と教えてくださいました。
そのとき、私の中で何かが変わりました。

今まで効率を追い求めがちだった私でしたが、これを聞いたとき「もしかして本当にまったくの無駄になるなんてこと、ないのでは?」と気づかされました。

もしかしたらそれは、一番効率的な方法ではないかもしれない。他にすべきことがあるかもしれない。
でも、それを通して得た経験は、もしかしたらどこかで何かの役に立つかもしれないのです。

この会話の後、私はスターバックスに直行しました。この会話を、スターバックスのマグカップ片手に、スターバックスのノートにメモしながらしていた私は、もしかしたらスタバ巡りが趣味かもしれない、と思ったからです。

インターン後に行った閉店間際のスタバは、いつも行っている店舗であるのにも関わらず、なぜか違って見えました。いつもよりウキウキしました。


▲ インターン後に行ったスターバックスは、いつもと違って見えました。


▲ 最近ハマっているキャロットケーキです。


他にも、木下商会でのインターンの経験を通して、沢山のことを学び、考えました。

そのような機会を与えてくださった、木下商会の皆様に、改めて感謝の気持ちを伝えたいです。
本当にありがとうございました!

彼女の横浜・みなとみらい建築ツアーレポートも、新鮮な視点からの素敵なレポートとなっています。

あわせてぜひご覧ください!

【インターンレポート】みなとみらい建築ツアーから学ぶ「建築・インテリアの複雑性」 | インターンレポート
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