こんにちはこんばんは!
KEIPE株式会社 採用担当の後藤です!
私たちは「障がいを特別なものにせず、誰もがそこに居ていい社会」を目指して事業を展開しています!
このコーナーでは、KEIPEの最前線で働く社員の「想い」を探っていきます。
今回は、新卒2期生・23卒の下さんのインタビューをお届けします!
下さんがKEIPEに入社した背景から、今のお仕事、想い描く未来まで深掘りしていきます!
▼ PROFILE
2000年に鹿児島県で生まれ、千葉県で育つ。
津田塾大学 学芸学部 多文化国際協力学科にて、国際協力を中心に幅広く学ぶ。
卒業後、KEIPEの新卒2期生・23卒として入社。
入社後は物流倉庫業務の責任者を務め、スタッフのマネジメントや取引全般を担当。
現在は、ジョブコーチチームに所属し、心が満たされる場・働く喜びに向かって全力疾走中。
ー下さんがKEIPEに入社した背景を教えてください
もともと就労支援に携わりたい想いがあり、就労支援をやっている企業を中心に就職活動をしました。
実は私には、障がいを持つ家族がいます。
就職活動をしていく中で、自分じゃないとできない仕事をしたいと思いました。
「自分じゃないとできない仕事」を突き詰めていった時、これまでの人生の中にある「怒り」の感情に目を向けました。
ここでいう「怒り」は、周りと少し違うところのある家族を笑ったり、どこか馬鹿にしていた自分への怒りと、「周りと少し違う=障がい=良くない・劣っている」という見方をする社会への怒りです。
もっと言うと、お金を稼ぐことができる、生産性高く働ける人が良しとされ、そこから外れてしまう人が排除されるような社会構造の狭さに、強い違和感を抱きました。
「そんな狭い社会の枠をぶち壊したい」という強い情熱を持っていることこそが私の強さであり、その先に「自分じゃないとできないこと」があると確信しました。
ー全国に18,000ある就労支援事業所のなかで、なぜKEIPEへ?
全国には、障がい者就労継続支援A型事業所が4,000事業所、B型事業所が14,000事業所あると言われています。
実際、私自身も、最後まで埼玉県のA型事業所と悩んでいました。
最終的にKEIPEを選んだ背景には、「障がいがある=特別な存在」として扱うのではなく、あくまでも1人の人として、目の前の人の人生に責任を持って向き合おうとする先輩たちの姿がありました。
目の前の人に対して泥臭く本気でぶつかり、より良い人生や暮らし・仕事を追求するKEIPEに、「私もここで働きたい」と思いました。
KEIPEでは、「頑張れ」と声をかける前に、「まずは自分が変わるんだ」と努力することが、ある種のあたりまえだったりします。
自分が自分に挑戦する泥臭さこそが、周りの人に影響を与えるし、先輩方がすでに体現していた姿にあこがれていたんだと思います。
今は、背中で語り、人をエンパワーメントする(勇気づける・鼓舞する)存在になりたいと思っています。
ーエンパワーメントする存在として、どんなチャレンジをしてきましたか?
物流倉庫の現場責任者をしていた時には、自分が1番頑張ることにとことんこだわりました。
忙しいエリアがあれば自分が率先して入り、誰よりも汗を流して働く。
とてもシンプルなことですが、がむしゃらに働く姿を見てくれた仲間がより本気で仕事に向き合っていたり、企業の担当者の方からも「下さんだから」と相談してもらえることも増えました。
また当時のKEIPEでは、障がいがあるスタッフをメンバー、私をはじめとする支援員をサポーターと呼んでいました。
実際、物流倉庫の現場では、サポーターしか任せてもらえない仕事も多くありました。
ですが全員が本気で働く姿勢が企業の方に伝わり、「○○さんなら任せても良いかも!」と、メンバーの新たなチャレンジにもつながりました。
自分が本気で働いているからこそ、ともに働く仲間に本気で伝えることができたとも思っていますし、
その結果、KEIPEを飛び出して地域の企業に就職する人も生まれました。
ー現在の仕事について教えてください
現在は、ジョブコーチチームの一員として、KEPEが目指す「心が満たされる場・働く喜びを伝える人を創る」ことに挑戦しています。
KEIPEでは、社員ひとりひとりが「個性」や「違い」を承認しあい、互いを活かしあいながら、成長や達成を喜び合える豊かな人間関係のある場を「心が満たされる場」と定義しています。
また「働く喜び」とは仕事を通じて誰かの役に立ち、喜んでもらうことはもちろん、できなかったことができるようになったり、自分の新たな可能性と出逢うことで生まれると考えています。
ジョブコーチチームは、KEIPE社内で唯一の福祉のプロフェッショナル集団です。
心が満たされる場・働く喜びを実現するためには、ひとりひとりが持つ強みや得意を活かして働くことができる場をつくる必要があります。
そのためにスタッフとの面談のほか、実際にスタッフが働いている現場にも足を運び、人・環境の両面から分析をします。
そのなかでの気づきをもとに、福祉的な知見を活かしながら、働きづらさを取り除いていきます。
日々の気づきや働きづらさの解消は、本当に小さな変化の積み重ねです。
ですが、その積み重ねが、「心が満たされる場」を生み出し、「働く喜び」を生むことにつながっています。
ー下さんが想い描いている未来を教えてください
私自身としては、人が生まれながらに持つ「ユニークさ」を押し殺すのではなく、存分に生かして、輝くことができる社会を創っていきたいと考えています。
自分ができることや持っている力を通じて、人の役に立てたり、人を笑顔にできることが、私にとっての「働く喜び」だと感じていますし、それは私以外の人も同じではないかと思っています。
誰もが素敵な自分を持っているはずだし、それが周りの誰かの幸せにつながるはずです。
だからまずは私自身が、自分の素敵なところを発見して、誰かの幸せに貢献できる人になります。
そのために2025年の春からは、精神保健福祉士の資格を取るために専門学校にも入学する予定です。
「障がい」や障がいを取り巻く制度をより専門的に学び、私自身もアップデートしていきます。
日々の現場や社内外での学びを通じて、誰かに与えることができる人になり、「心が満たされる場」」や「働く喜び」を少しずつ広げていきたいと思っています。
ーこれを読んでくれている後輩(就活生)にひとことお願いします!
ぱっと思い浮かんだのは「素直」・「正直」という単語でした!
将来を考えることは不安だったり、迷うこともたくさんあると思います。
私自身も山梨に来ることは正直迷ったし、怖さもありました。
でも「ありたい自分」や「社会に届けたい価値」をとことん考えた結果、KEIPEを選びました。
今ではKEIPE以外を選んでいた人生は想像もできません。
これから大きな人生選択をする就活生には、ぜひじっくり自分に向き合い、自分の中にある想いに素直に、正直になってほしいと思っています。
自分に素直に、正直になった先で、納得のいく道を見つけられることを願っています!
終わりに
下さんの入社から現在までを聞くなかで、下さんが持つ想いとKEIPEが目指す世界が重なり合い、共感しあっていることを強く感じました。
「こんな仕事がしたい」だけでなく、「私はこんな人・こんな存在になりたい」という想いを持っていることが、下さんの強さであり、魅力なのかもしれません。
また次のストーリーでお会いしましょう!
ご覧いただきありがとうございました。