KEIPEは2017年、障がい福祉事業(障がい者就労支援事業 A型事業所)からスタートしました。
創業初月の売り上げは2,480円、初年度の離職率は83%。
経営方針報告会をスタッフたちがボイコットしたり、分厚い改善提案書が出されたこともありました。
そこから7年が経過し、8期目を迎えた現在では、従業員数140名、年商8億円、グループ3社・6事業を展開するまでに成長しました。
しかしどれだけ規模が大きくなろうとも、ずっと変わらない想いがあります。
それが、「障がいを特別なものにせず、誰もがそこに居ていい社会にする」というVISIONです。
「障がいを特別なものにせず、誰もがそこに居ていい社会」…?
このVISIONには、KEIPEのDNAがぎっしりと詰められています。
KEIPEが言う “障がい” とは心身の障がいだけではありません。
人種・宗教・年齢・性別・国籍・病気・生い立ちといった、生きる上で妨げになりうるすべてのものを “障がい” と定義しています。
同時に、障がいに対して、「持っている人が悪い!」ではなく「障がいにしてしまっている環境に原因がある」と考えています。
例えば、日本では約6割の人が眼鏡を使っているといわれています。
後藤自身も非常に目が悪く、眼鏡・コンタクトレンズを使用しています。
しかし戦国時代真っただ中の16世紀、フランシスコ・ザビエルが日本に来るまでは、日本に「眼鏡」という概念そのものがなかったといわれています。
つまり、それ以前の人たちは、目が悪ければ、悪くなった分、見えなくなる。そんな社会だったと考えることができます。
しかし現在では眼鏡を使えば遠くまで見渡すことができ、日常の仕事に支障がない人も多く居ます。
これはもちろん目が悪い人が減ったわけではなく、眼鏡という発明品によって、障がいが障がいではなくなっただけです。
「目が悪い」という障がいを乗り越えるための道具や社会の変化がうまれたことで、 “障がい” という概念は大きく変わりました。
KEIPEが目指す「障がいを特別なものにせず、誰もがそこに居ていい社会にする」というVISIONも同様に、本人ではなく社会や環境、仕組みに目を向け、向き合っていくという想いが込められています。
“障がい” という言葉によって、人が持つ本来の力や、可能性が奪われることのない組織・仲間との関わりを実現し、地域・社会の「あたりまえ」を変えていく。
同時に、ただ人の居場所を創るだけではなく、人それぞれの多様な価値観や、得意/不得意をうまく組み合わせながら、誰もが活躍できる社会にしたい。
これがKEIPEのが目指す「障がいを特別なものにせず、誰もがそこに居ていい社会」です。
8人に1人が抱える「障がい」
現在の日本では、働きづらさを抱える人が1,500万人いるといわれています(日本財団HP)。
これは8人に1人がなんらかの “障がい” を抱えながら生きているということになります。
KEIPEが今向き合っている心身の障がいだけでも、356万人の人が、社会で活躍できていない現状があります。
障がい福祉の事業からはじまったKEIPEですが、この現状を変えるにはまだまだ力不足な状況です。
たった1社、山梨から社会を変えるだけの力を持つことは、途方もない時間がかかります。
でも、KEIPEが目指す世界観をともに実現してくれる企業が増えたら、少しずつでも社会が変わっていくと確信しています。
だからこそKEIPEでは、「いい社会」を創るために「いい企業」を創り、良い企業を創るために「いい大人」創っていきます。
最後に
新卒採用では、「いい大人」として「いい企業」「いい社会」を創っていく仲間と出逢うために活動しています。
自分の中にある違和感や、「もっとこうなったらいいのに。」なんて想いを大切に持ちながら、ともに「いい」を追求していく。
その先で自らが「いい企業」をつくる1人になり、「いい社会」を創っていく。
後藤自身もその決意をもってKEIPEで働いていますし、決意をもってKEIPEで挑戦してくれる人と出逢いたいと考えています。
スキルやノウハウ重視ではなく、あなたが想い描く未来がKEIPEが描いている未来と重なり、共感しあって、共鳴しあって挑戦できる人とともに働きたい。
KEIPEの未来と共感・共鳴しあえるあなたに出逢えることを楽しみにしています。