はじめまして、2023年卒・新卒採用担当の後藤大地です。
KEIPE株式会社のWantedlyをご覧いただきありがとうございます!
KEIPEの仲間を紹介する『Youは何しにKEIPEへ…!?』の第●回目にご指名いただきました…!
後藤自身の人生のターニングポイントをノンフィクションでお届けしつつ、KEIPEで実現したい野望を紹介させてください。
あなたにとって “幸せ” とは?
まず最初のターニングポイントは、高校3年生の時でした。
自身の価値観を大きく揺さぶってもらった問い。
この問いに出逢ったのは、高校3年の夏に受けた民間の給付型奨学金の面接でのことでした。
面接ではそれなりの答えが出せたものの、どこか納得がいかなかった自分は、仲の良かった友人たちに同じ質問をして回りました(今振り返るとちょっとヤバい奴ですね…笑)。
そのなかであるバスケ部の女の子の答えが、非常に印象的でした。
私にとっての “幸せ” は、『自分の名前に価値があること』だと思う。
みんなまず私を見るときに、生まれとか所属で判断してくれる。
「〇〇高校のバスケ部の部長」とか、「○○校の学生」みたいな。
極端に言えば、私が有村架純さんの娘だったら、「有村架純さんの娘さんの…」って見られる。
何かをお願いとか相談される時に「部長」とか「娘さん」だから求められるのか、それとも『私』だから求められるのか。
時々、不安になる。あくまでも私は私で、「あなただからお願いしたい」と言われたい。
そう言ってもらえる人になりたいし、それが私にとっての “幸せ” 。
『自分の名前に価値があること』、言い換えれば、
- 誰かから必要とされ、誰かの力になることができる
- 「あなただからお願いしたい」と言ってもらえる
- 役割ではなく、自分に価値を感じることができる
そんな彼女の想いは、今でも人生の大きな羅針盤となっています。
「私は普通に働けない、だから普通に暮らすことも無理なんだ」
その後、社会科の先生を目指して、山梨大学に進学しました。
コロナ禍ど真ん中での大学生活ではありましたが、教育ボランティアや小学校でのサポートスタッフ、教育実習などで、実際の学校現場で働いていました。
そんな自分に刺さった言葉が、「私は普通に働けない、だから普通に暮らすことも無理なんだ」という一言でした。
この言葉をくれたのは、当時おつきあいしていた彼女さんでした。
そんな彼女さんでしたが、数ヶ月に1回、メンタル的に崩れることがありました。
今の社会では、大学在学中に就職活動をし、無事内定をもらい、就職することがあたりまえです。
同時に「あたりまえに働くことができないと、あたりまえに暮らすこともできない」社会があります。
果たしてそんな社会・あたりまえが悪いのか、数ヶ月に1回メンタル的に崩れる彼女が悪いのか。
そんな社会に大きな違和感を抱きました。
また彼女さんのメンタルが崩れた時には、必ず会いに行っていました。
しかし、ちょうど教育実習をしていたタイミングで、彼女が崩れた時、「会いに行かない」という選択をしました。
教育実習の準備はきちんとしていたので、時間も、お金も、体力も、余裕がありました。
でも、会いに行くだけの『心の余裕』がありませんでした。
もちろん当時は彼女さんにも相談したうえで決め、自分としても納得したうえでの選択でした。
ですが、いざ教員になるか考えた時、この出来事が強い違和感として心の奥底に横たわっていることに気づきました。
同時に、自分にとっての “はたらく” は、 自分らしく “生きる” ための手段に過ぎないことに気づきました。
自分らしく、幸せに、豊かに暮らすために働きたいのに、“働く” のせいで 自分らしい “生きる” を犠牲にしなければならない矛盾が、許せない自分が居ました。
今はお別れしましたが、 “働く” そしてその先にある “暮らす” の『あたりまえ』に違和感を持つ原体験をもらった、大切なご縁です。
「山梨にはおもしろい仕事が無いし、やりたいこともない」
そんな原体験を経て、「とことん “働く” に向き合おう」と就職活動をはじめました。
そんな自分に向け、教育学部の同級生から言われ、とんでもない衝撃を受けたひとことでした。
こどもと向き合い、将来を創り出す仕事であるはずの教員を目指す学生が、「おもしろい仕事が無い」とか「やりたいことが見つからないから」なんて理由で教員を目指してしまう。
そうやって教員になった先で、こどもたちに対して夢や目標、仕事の話をして良いのか…
そんな葛藤を抱えた体験でした。
同時に、山梨県内の企業や経営者の方々とのご縁をいただいて居た自分としては、おもしろい仕事が無いのではなく、ただ知らない・出逢うことができていないだけではないか… と感じました。
この経験を経て、「山梨で1番 “働く” に向き合える会社に就職したい」という意志が、確固たるものになりました。
『障がいを特別なものにせず、誰もがそこに居ていい社会』を目指して
その後KEIPEと出逢い、KEIPEの先輩方や、人事の木原さん、代表の侑馬さんとの関わりを通じて、KEIPEが山梨で1番 “働く” に向き合える会社だと確信し、入社を決意しました。
入社後には、就労支援員としてドラッグストアの商品の仕分けを担う物流倉庫様との取引担当を任せていただいたり、新卒採用、インターンシップの対応など、幅広く挑戦をさせていただいています。
入社1年が経った2024年4月からは、4取引先・スタッフ40名を抱えるチームのリーダーを任せていただいています。
40名のスタッフの人生にとことん向き合うことはもちろん、40名の家族や、お取引先の企業様のより良い仕事の実現にも向き合う仕事です。
KEIPEが目指す『障がいを特別なものにせず、誰もがそこに居ていい社会にする』や『心が満たされる場・働く喜びを伝える人をつくる』という価値観に対して、就労支援だからこそのノウハウや知見を活かして貢献していくことが自身の使命だと考えています。
ただし、この使命は就労支援の現場でないと果たせないものとは考えていません。
新卒採用、インターンシップの受け入れなど自身が任せていただくすべての仕事を通じて、挑戦していきます。
そのゴールが、タイトルにも掲げた「『はたらく』の選びづらさを解決し、誰もが幸せに暮らせる社会」だと信じています。
23卒・入社1年半の野望
最終選考の最後に、代表の侑馬さんから言われたひとことがあります。
今のKEIPEは障がい福祉の企業だけど、ずっとそうしていきたいわけではない。
誰かの幸せや、地域の豊かさに向き合うためには、結局は「教育」が必要不可欠だと思っている。
だからこそ、KEIPEは、どこよりも『人づくり』に本気で挑戦する企業にしたい。
大地にも、『人づくり』を通じて、1人ではなく、みんなを巻き込んで活躍していってほしい。
そのために、3年でどこまで成長できるか、とことん挑戦してほしい。
「3年」という一つの区切りに向けて、ちょうど半分が経過した今、だんだんと挑戦したい未来が見えてくるとともに、嫌いな自分に出逢ったり、目を逸らしたくなることも出てきました。
でも目を逸らしてしまうと、自分が挑戦したい「『はたらく』の選びづらさを解決し、誰もが幸せに暮らせる社会」に近づくことはできません。
また自分だけでできてしまうこともありますが、1人では限界があり、KEIPEでやる意味がないとも考えています。
自分が誇れる仲間と、誇れるKEIPEで
今チャレンジしている領域は『働く × 障がい』ですが、今後は、『働く × 選ぶ = 就職活動』や『働く × 教育』など、より幅広く活躍していきたいと考えています。