前回ご紹介したマリオメーカー計算機につづいて、新たに東大データサイエンティストたちの手により計算機に変身させられたのは、夏の風物詩「流しそうめん」… Σ(゚ω゚)
全貌はこのような感じで、一見するとただの流しそうめんに見えます。
しかし、実はこの「流しそうめん」なんと、二進法で3桁+3桁の足し算ができるんです。
疑っていますか?疑いますよね?でも、ちゃんと計算できるんです。コホン、順を追って図で説明いたしますね(❐_❐✧)
上の図のように、そうめんの投入口を「1の位」「2の位」「4の位」と3箇所設けます。
投入口の各分岐点にスイッチャーが設置されており、このスイッチャーにそうめんが通過すると「0→1」へ。もう一度通過すると、「1→0」という形で交互に動きます。
3Dプリンターでつくったスイッチャーの仕組み。
最終的に、3箇所の分岐点に設置されているスイッチャーが「0」か「1」どちらを向いているかで計算結果を見ることができ、足し算の結果が8以上になると、8の位(出力)の竹樋に流れてくるという仕掛けになっています。
早速、実践してみましょう!
お題は、CEO小田が目隠しされた状態で数字がかかれたカラフルボール(1~7が記入)を選びます。
まずは3から。
3は二進法で011なので、「1の位」と「2の位」にそうめんを投入。
そうすると、分岐点に設置されている矢印が0→1に。
計算の前に、3つの分岐点のスイッチャーをリセットして、入力されたそうめんが左側に出力されるようにしておきます。
次に6を足します。
二進法で110なので、「2の位」と「4の位」にそうめんを投入します。
分岐点のスイッチャーを確認すると001、そして8の位の所にも流れてきたので…
そうです!「1001=9」という結果になります。
流れたそうめんは8の位に流れていき、スタンバイしていたカラクリストが頂きました!
流れてきたそうめんを見事、Get!!!
実験成功にホッと一息つくプロジェクトメンバー
プロジェクトの成功を喜ぶCEO
見事、成功を遂げたあとは、全員が流しそうめん&お祭りを楽しみました。
お祭りといえば、欠かせないラムネ!!!
射的コーナーも設置!むかし懐かしいお菓子が並びます!
狙いを定める女スナイパー
スーパーボールすくいに夢中になるいい大人たち
いかがだったでしょうか?「流しそうめん」まで計算機にしてしまうくらい数学が大好きなメンバーが集まるカラクリストたち。次に計算機にしてほしいリクエストなどあれば、いつでもご連絡ください(笑)
【Special thanks!!】
計算機の設計を考える、東大データサイエンティストのメモ。流しそうめんへの愛が感じられます。
「流しそうめん計算機」をつくってくれたプロジェクトメンバーのみなさん!楽しい時間をありがとうございます。