#1 ジョイゾー 社員インタビュー
kintoneエバンジェリスト 星野智久
■案件炎上で気づいたエンジニアの楽しさ
IT業界に身を置いて既に10年以上経ちますが、この業界へのきっかけをくれたのは父親でした。
高校生の時、大学に行きたいと父親に相談したら「目的もないのに大学に行かせられん」と、モラトリアムの謳歌以外に明確な目的意識もないまま大学に行こうとした私を一蹴。しかし「これから役に立つパソコンを勉強するんなら学費を出してやってもいい」と言われたので、アドバイスに従い地元のIT専門学校に入学しました。
ITが好きだったわけではなかったのですが、どうやら向いていたようで、情報処理に関する国家資格も入学半年で取得するなど「できる」手応えを感じていました。システム開発会社を就職先に選んだのも、いまの自分が持っている武器で戦えそうだと判断したからです。
最初の会社ではVoIPコンテンツサーバーや火力発電制御システムなど、SIとしてサーバーサイドをメインに担当していました。仕事は多忙そのもので、入社1週間でクライアント先に行かされ、現場をこなすことに必死でした。普通ならば心が折れたり息切れを起したりするところ、私の場合、逆にランナーズハイの状態に突入してしまい「エンジニアって楽しい」と思えるようになりましたね。炎上の度に「星野ならなんとかしてくれる!」と炎上対応のヒーローのように頼られるのも自己顕示欲をくすぐって来て、心地よかったです。
■殻を破るきっかけになったお客様の一言
私は子どもの頃、誰もしないことを先んじてやるのが好きでした。その性格が災いして、物心がつく前から色んな場面で傷ついて、いつの間にか人の顔色を伺って、伺いまくるような大人になっていました。
人から嫌われたくなくて、否定されるのが恐くて。染み抜いた自分の臆病さに気づかせてくれたのは「星野くんって出世するよ!」という、お客様からの一言でした。仕事ぶりを褒めて頂いた有り難いお言葉でしたが、私にはそれが「星野は自分の思い通りに動いてくれる使いやすい人」に聞こえてならなかった。自分はこんなにも人の評価の中で生きてきたのかと愕然しましたね。殻を破ったのは、それからです。
いまは人の目線や評価は全然気にしません。悪態つかれようが、自分はこうやりたいからやる主義を貫いています。自分のことを共感してくれる2割の人を大事にすればいいと思っています。心の底からやりたいことをやるために、自分と家族が幸せになるために、必要となる時間やお金をいかに確保するかについて強く意識するようになりました。1社目では9年間ほど働いた後に転職を決めたのも、2社目での転職に踏み切れたのも、自分が本当の意味で自分の人生の主人公となって取捨選択できるようになったからです。
■人生の転換点となったkintoneとジョイゾーとの出会い
人生の転換点を挙げるとすれば、間違いなくkintoneとジョイゾーとの出会いでした。2社目の時にkintoneと出会い、衝撃を受けます。自分が開発業務で10年間培ってきた知識や経験を総動員しても構築に一ヶ月はかかるシステムが、kintoneを使えばものの1時間でできてしまう。しかもITリテラシーの程度に関係なく誰もが事業を底上げできる。これは凄いものだと、直感しました。kintoneのポテンシャルを引き出し、お客様が求めるアクセシビリティをエンジニアとして表現していく未来にワクワクしました。それから私はkintone開発にのめり込んでいきます。
そしてkintoneといえば、四宮社長率いるジョイゾーが当時から断トツのパイオニアとして知られていました。幸運にも私はジョイゾーとお仕事をさせて頂く機会を頂きました。四宮社長はそれまで私が会ってきたどんな経営者ともタイプが違い、経営に対する視点の遠さと深さにとにかく圧倒されました。5年、10年先から逆算していま組み立てるべきビジネスモデルを考えるなど、エンジニアとして多少自信がついた私でしたが、四宮社長の背中は遥か前方を歩いているのだと気づかされました。外の会社から見てもジョイゾーは憧れでしたね。いつかあの人たちと横に並んで仕事がしてみたい、と。
四宮社長のように、当時の私もストック型の仕組みを作ってフローを動かしていくビジネスモデルを実現したい思いがありました。それもあって会社を飛び出し、次のフィールドを探していました。もう一緒にお仕事するのは難しいですと四宮社長にお伝えしたところ、だったらジョイゾーに来たら?と声をかけて頂きました。ジョイゾーに憧れてはいましたが、まさか自分がそこに入るとは想像もしていなかっただけに、二つ返事でOKしました。
■ジョイゾーはお客様の問題解決に真剣に向き合う会社
ジョイゾーはkintoneを使ってお客様の問題解決を目指す会社です。ですから問題解決思考がメンバー全員に共有されています。週一で社内振り返りを行い、お客様からのお褒めの言葉も、厳しいご意見も含めてケーススタディをやっています。一人一人がお互いの個を大事にし、チームプレーしながらスタンドプレーをやっていくところにジョイゾーらしさがあるように思います。お客様から要望を引き出し、形に落としていく。そのスピード感にこだわっています。案件によってはお客様と商談しながらライブコーディングをしてその場でシステムを組み、即時納品するようにしています。
自分は何がしたいか、何を実現したいか、どういう役割を担えるか。そうした自分の軸を持っていながら、今の会社で不完全燃焼しかできてない方は、ぜひ一度ジョイゾーの門を叩いてみてください。私の好きなジョイゾーを好きになってくれる方と一緒に働けたら、とても嬉しいです。