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【社員インタビュー】開発メンバーが語る、製品開発の“すべて”に携われる魅力

常光で働くメンバーに「仕事の魅力」を語ってもらう社員インタビュー。今回は、常光ブランドの医療機器開発を担う2名にお話を伺いました。現在のお仕事内容や常光で働く魅力をお伝えします。

▼インタビュイーについて
医療機器メーカー事業 開発部 / 2015年中途入社 S.N
医療機器メーカー事業 開発部 / 2021年新卒入社 G.H

※本記事に記載の所属・内容については公開時点のものです。

始まりから終わりまで一気通貫で開発に携われる常光へ

ーー本日はよろしくお願いします。まずは、お二人が常光に入社した経緯を教えてください。

S.N:私は大学時代から災害救助用のクローラー型ロボットの研究をしており、部品なども自分で作るような学生でした。自然と「ものづくりの仕事がしたい」と考え、機械部品を作る町工場に新卒入社したんです。

2年間ほど働いたものの「設計がしたい」という希望が叶えられる業務に携わるチャンスがなく、転職を考えるようになって……。そんな時に目に止まったのが常光の求人でした。設計はもちろん、製品開発の始まりから終わりまで一気通貫で携われる業務内容を魅力に感じましたね。

G.H:私は就職活動の軸を「幅広く開発の一連の流れを経験できて、私生活も大切にできる企業」にしていました。中小企業を中心に見ていく中で、次第に医療機器の業界に興味を持ちました。

私もS.Nさんと同じで、開発の始まりから終わりまでに携われる点が自分に合っていると思って入社を決めましたね。転勤もなく、私生活でも自分のペースを保てるだろうという魅力もありました。

大変だからこそ面白い。難易度の高いミッションがやりがいに

ーーお二人はどのようなお仕事をされているのでしょうか?

S.N:私は電解質分析装置をメインに開発するグループに所属しています。とくに機械系を専門にしているので、機械の動作や加工技術に関するアドバイスを行ったり、実際のプロジェクトで使用する装置の部品設計をしたり。開発に関する業務全般に携わっています。

G.H:私は電子回路設計グループの所属です。現在は販売間近の装置の試験や定期試験に携わり、不具合がないかを洗い出したり、評価をしたりしています。また、医療機器のIEC規格取得に向けた調査も行っています。

S.N:これらの業務もほんの一部ですよね。細かい部分で言うと、製品カタログに掲載する装置の写真はどのアングルから撮ったものにするのか考えたり、装置の仕様やスペックをどのようにカタログ上で表現するか考えたり……。この辺りは他社の開発部門では経験できないのではないかと思うので、面白い仕事だと思いますね。

ーー仕事のやりがいを教えてください。

S.N:私の場合は「機械設計をしたい」というのが入社理由の一つだったので、やはり設計を担当した装置が無事に上市できると感慨深いものがありますね。

G.Hさんの話にも出ましたけど、検証や規格審査は大変です。とくに医療機器は「人の健康」に関わるので、当然厳格な条件があります。開発する装置が「どのような使われ方をするのか」「どんなイレギュラーが発生する可能性があるか」は計画段階から考えなければいけません。

理系的な頭だけでなく、文系的な頭も必要になってくる局面もあるのですが、それが個人的にはすごく面白いと思っている部分でもありますね。

G.H:試験関係は大変なことも多い分、やり切った時の達成感は大きいです。EMC試験(※)を初めて担当した時のことはすごく印象に残っています。

当時はほとんど「わからない」状態で試験結果もNG。その後、どうしたら合格できるのかを勉強したり、先輩方に助けていただいたりしてなんとか合格できました。

おかげさまで次のEMC試験ではすぐに合格でき、日々の積み重ねが確実に自分の力になっている実感も生まれましたね。

※)電気・電子機器等において、他の機器の動作を妨げる不要な電磁波を出さないことや、他の電磁妨害からの免疫能力を有することを評価する試験

ーー仕事をする上で大切にしていることはありますか?

S.N:健康第一(笑)。急なお休みは周囲に迷惑をかけてしまいますからね。何事にも身体は資本かなと。

G.H:間違いないですね。私も少し似ていて「無理をし過ぎない」というのは心がけています。体調面ももちろんですが、私には「わからないことを自分だけでずっと調べる癖」があるんです。

自分で調べるのも大切だと思うのですが、それにすごく時間をかけてしまうこともあって……。時には、先輩や後輩など一緒に働いている方々を素直に頼る姿勢も大事だなと思っています。

これまでの学び・経験を活かし、新しい挑戦を続けていく

ーー今後の目標を教えてください。

S.N:常光は長い歴史を持つ会社なので、多くのノウハウを持っています。その強みを活かしながら、これまでとは異なるジャンルの製品設計や最新技術を用いた部品加工など、新しいことにも挑戦していきたいです。技術は日々進歩しています。それらを取り入れて「もっと良いものづくり」をしたいですね。

また、私がもともと製造畑の出身なのもあり、部品作りの知識はある程度持っていると思っています。自分の強みになっているスキルを他のメンバーにどんどん展開していきたいです。

G.H:先ほど電子回路設計グループに所属しているとお伝えしたのですが、実は入社してからまだ設計には携わっていません。医療機器は開発のサイクルが長く、入社からずっと関わっているプロジェクトにも途中から参加しています。

そのため、設計の段階からプロジェクトに入るのは「これから」。直近で「既存装置の後継機を作るプロジェクト」がスタートし、私も携わる予定です。そこで回路設計に関わるチャンスがあるので、これまで大学の講義や入社後にセミナーなどで学んできたことを活かしながら、しっかり自分で一つの回路を作り上げて、無事に設計を終えたいなと思っています。

ーー最後に、採用メッセージをお願いします!

S.N:常光はまだまだ人手がほしいという課題はありつつ、だからこそ一人で一つの装置の始まりから終わりまで携われる魅力がある会社です。私はそこに期待して入社し、思い描いた通りの仕事ができています。

幅広い業務に携わるためには相応に知識も求められますが、部単位やグループ単位で勉強会を実施したり、個人で調べて得た知見を共有しあったりといった交流も盛んです。

周囲の方の知識やスキルを適度に頼りながら成長でき、黙々と装置の開発と向き合えます。装置開発にイチから携わりたい方には面白い会社です。

G.H:S.Nさんのおっしゃる通りで、常光は領域にとらわれずにいろんなことに挑戦させてもらえる会社です。私も専門分野は電気系ですが、機械系や化学系の知識も得る機会はたくさんあります。

先輩方もみなさん優しいので、自分の意見を出しやすい環境です。自分の意見もどんどん伝えていきたいという積極的な方には、働きやすさを感じてもらえる会社だと思います。

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