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【社員インタビュー】Sasha Wan: 営業からひとり人事へ、私が見てきたJELLYFISHの8年間〜

プロフィール

Sasha Wan

中国雲南省出身。2012年に日本へ留学。

東京外国語大学大学院国際協力専攻を卒業。

世界中の人々をサポートする仕事に従事するため、新卒でJELLYFISHに入社。

人材コンサルタントを4年間経験した後、

自社のひとり人事を担当し始め、人事・採用広報をメインに従事している。

ー本当に自分がやりたいことは何なのか?一度決まった内定を置いて就職活動再開ー

私の故郷である中国雲南省では当時貧困問題が目立っていて、中学に入ると出稼ぎのために学校を辞めていく同級生も少なくありませんでした。

一部の成績優秀な学生の中にはNPO団体の支援によって学校に通えている人もいましたが、中学を卒業したら高校に進学し、大学に進学するというのが当たり前とは言えない環境で育ちました。

私の両親は貧しい家庭環境ながらも娘である私にしっかりと教育を受けられる環境を与えてくれました。このような背景から私は国際協力に関心を持ち、教育の貧困について学ぶために日本に留学するようになりました。

そして、そのまま日本で就職活動をし、周りの人の影響で大手企業やNPO団体を中心に受け、大学院2年生の春に無事に内定をいただくことができました。しかし、何となくワクワクしないな、この進路選択でいいのだろうか、とモヤモヤする日々が続きました。そして両親や先輩にも相談し、いつ中国に帰国することになるかもわからないし、日本にいられる期間を悔いなく過ごしたいと思い、結局9月からもう一度就活を再開することを決心しました。

ー「誰かの人生に貢献したい」JELLYFISHでならそれができると思ったー

自分がしたいことは何だろうか、自分にしかできないことは何だろうかということを軸にして仕事を探していた時にJELLYFISHに出会いました。「誰かの人生に貢献したい」これが一番のモチベーションになると考えていた私は、ここでならそれができるかもしれないと思いました。

当時は事業が立ち上げ段階で、会社の制度も整っていませんでした。普通なら本当にここでいいのかと思っていたと思います。しかし私は、会社のメンバーと話した時に共感できる価値観が多く、この人たちとなら楽しく自分のやりたいことができそうと感じました。

また、当時立ち上げていた事業が、外国人の日本での就業支援でした。私の世代は日本に来た留学生の半分が帰国を選択する時代で、外国人が日本で就職をするのはとても難しかったのです。私自身も自分が外国籍だったため、日本人に引けを取らないくらい努力をしていても語学力や日本のビジネス文化に合わないかもしれないという理由だけで不採用になる現実を見てきました。その状況を変えたいと思っていた私は、ここで働きたいと熱意を伝え、即戦力となる中途採用が主だった状況の中で特例で新卒採用をしてもらいました。

ー入社4年目、訪れた危機ー

入社してから私はずっとコンサルタントとして営業活動をしていました。当初は正直思ったよりも大変でした。今のJELLYFISHのように研修計画がきちんと立てられていたわけではなかったので、自分から質問したり、今の課題が何なのか考えたりしながら行動していました。

当時は外国人向けの人材紹介サービス(現在のヒューマンキャピタルソリューション事業)を立ち上げた段階だったので、知名度はゼロ。新規開拓と集客をするのは本当に難しかったです。

しかし、新卒で未経験だからといって甘えたくはありませんでした。自分なりにどのようにしたら価値を創出できるのか試行錯誤し、SNSで2週間で40人の外国人を集めて面談するなど、積極的に利益を生み出す努力をしました。

そして、入社してから3年経った頃、チームとしての実績が出せず、入社しても早期離職が続くという状態が続き、その様子を目の当たりにしながら、正直私も不安を感じはしました。

しかし、ただ周りが辞めるから、不安だからという理由で諦めたくはありませんでした。まだこの会社でやりたいことがあるし、成長できる余地もある、このままやめたら後悔すると思った私はJELLYFISHに残ることを決めました。そして、自分の目標はしっかりと達成した上でどのようにしたらチームの課題が解決できるのか考えるようになりました。

その結論が、自分自身が人事として立て直しをするということでした。

ー人事としての新しいキャリアー

人事になるとは決めたものの、当時は専任の人事もおらず、私も人事未経験でした。

代表の田中に当時感じていた課題と、意欲を伝え、田中と二人三脚で抜本的な組織改革を行いました。

まずJELLYFISHをどのような組織にしていきたいのか徹底的に議論しました。そしてたどり着いたのが「メンバーが自律的に成長していける組織」にしたいということでした。ただ数字にとらわれるのではなく、自分がなぜこれを行うのかという根本的な目的を見出しながら自ら能動的に実践できる組織にしたい。そのためには社内の人から変えていかなくてはならないと考え、社内制度、人事制度、インセンティブ制度を見直し、それを公表することで、これから会社が新しくなるんだというメッセージを伝えることから始めました。

また、これから仲間に入ってくる求職者の方々にも徹底的にJELLYFISHのミッションやビジョンを伝え、共感してくれる人に入ってもらうようにしました。そうするためにはどのような選考プロセスをとっていけばいいのかについても議論し、選考にプレゼンテーションを取り入れたり、面接をフリートーク形式でやったり工夫をしました。面接の場で取り繕っても変えることができないマインドやアイデンティティの部分で会社のビジョンとマッチするのかをしっかりと見るようになりました。

過去も今も変わらず、いい人材を集めるのではなく、いい人材が集まる会社を目指しています。

ー社員の幸せが自分の幸せー

新卒で入社してから8年間ずっとJELLYFISHの変遷をみてきた社員は数少ないですが、紆余曲折があった上で、今、会社のメンバーが幸せを感じながら、やる気に満ちて働いている姿を見て本当にやってきてよかったと思います。

これから私は産休育休に入りますが、ここで人事に一区切りをつけようという考えは一切なく、復帰してからも社員が楽しく仕事をし、さらに事業が社会に貢献している状態を目指し続けていきたいです。私自身まだまだ成長の余地があることを感じていますので、続けてトライアンドエラーを繰り返しながらチャレンジしていきたいと思います。

ーメッセージー

1日の一番長い時間で少なくとも9時間の拘束時間がある仕事。その時間をどのように使うのかが本当に重要だと感じます。その仕事が自分の原動力に繋がらなければつまらないのではないでしょうか。心からやりたいことは何なのか考えることを一番にしてみてください。

そのように考えた上で一番やりたいことがJELLYFISHでできそうだと感じられたなら是非ご連絡ください。気軽にお話ししましょう!

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