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こんにちは、海老澤です。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」
大日本帝国海軍軍人で、太平洋戦争開戦時の際の連合艦隊司令長官を務めた山本五十六の名言です。
山本五十六(やまもといそろく)
明治17年(1884)~昭和18年(1943)
人材育成、特に新人教育であったりOJTの基礎の考え方が凝縮された格言で、”教えるとはどういうことか”が凝縮された言葉のように思えます。
仕事を教える際には
- まずは指導者がやってみせること
- きちんと言葉で説明すること
- 相手に実践してもらうこと
- その結果をみてできたことを認めること(FBをすること)
これらがセットになって初めて”教えた”と言えるのかもしれないですね。
たしかに
“やって見せた”だけで説明をしない、ということはいわば「背中を見て育て」状態。とても”教えた”とは言えないでしょうね。とはいえ、口頭で説明しただけで仕事ができるようになるわけもない。実践してもらって、結果を見届けてFBするところまでを含めて初めて”教えた”と言えるでしょう。
これを踏まえると僕自身、教えたつもりになっていただけで実は全然教えることができていなかったな、と振り返ることがよくあります。
「教えた相手が思うように動いてくれない」と若手指導に苦労している方々。
それは、教えたつもりになっているだけで、実は全く教えることができていないのかもしれない、と自身の指導方法を日々振り返ることが”教える側”の大切な心得なんじゃないかな、と偉そうにまとめてみました。
おしまい