2021年4月1日、新入社員の入社式行われました。
年々厳しさを増すアイエスエイプランの新卒採用にて、倍率42倍の狭き門を潜り抜けた精鋭10名たちが、いよいよ仲間入りです!
今回は実際の採用基準や内容をもとに、新入社員たちが乗り越えてきた21卒採用を紐解きたいと思います。
求める人材のレベルと、選考の難しさ
アイエスエイプランでは、毎年求める人材の定義(人材要件)や選考内容をPDCAを回して改善し続けており、そのレベルが年々高くなってきています。その理由は、組織の経営課題の変化に伴い、会社が求める人材の要件が高くなっていることにあります。
アイエスエイプランでは、ここ数年で担当する業務領域に変化が起きています。
今までは「システム開発」にて、決められたことを丁寧に行うことに特化していました。しかしここ数年は「コンサル領域」にて、顧客の経営課題にまで迫り、どう進めたら顧客の企画や事業がうまくいくかを考えることが主軸になってきています。
こうした「コンサル領域」を行うためには、「瞬時に考えて対応する」ことが重要です。例えば問題提起力や解決力、技術力など、瞬時にクライアントの課題や解決策を考える力が必要になってきました。
このように業務のレベルが高くなる中で、難しい仕事に対応できる人材が必要となったことが選考の難しさに比例しています。
「瞬時に考えて対応できる」仲間を採用するための選考
一次面接
一次面接では「思考の活用」「他者理解」「自責感」といった3つの観点にて、課題をもとにした面接を行います。
例えば「思考の活用」では、「ロジカルシンキング」「クリティカルシンキング」「ラテラルシンキング」の3つの思考を確認しています。
システム開発にて不具合や問題が起きた際は、まずは事象に対する調査を行い、不具合の原因にデータを集めることを行います。そこから、調査にて得られたデータをもとにして、思考を活用して解決の糸口を探していきます。
調査によって得られたデータにおいては、情報の積み上げを行う「ロジカルシンキング」や、一度立ち止まって「この考えは本当に正しいのか?」と一度批判的に考える「クリティカルシンキング」が必要となります。
ただし気を付けなければいけないことは、ここで行うべきは不具合を見つけることではなく、課題を解決することであるということです。クライアントは、「不具合を見つけてほしい」のではなく「止まってしまっている業務をいち早く進めたい」のです。この場合に必要となる思考が、最後の「ラテラルシンキング」です。
例えば物流システムに不具合が発生し、荷物の出荷がストップしてしまったとします。ラテラルシンキングが使えないと、「システムが動かないから、システムのバグを直そう。じゃあバグを直すために不具合を見つけます!」と、ひたすら不具合調査に徹してしまいます。
ここでラテラルシンキングが使えると、「システムが動かなくても、荷物は出荷しなくてはならない…。アナログでもいいから至急対応しよう!」と、目的に沿った対応をすることができます。
このように業務の場面では、調査からデータ収集を行い調査をもとに、時と場合に応じて思考を活用できる力が求められており、一次面接では課題や面接でのやり取りを通して確認しています。
二次面接
アイエスエイプランでは、5年後にPL(プロジェクトリーダー)としてチームをまとめていけるような人を採用しようとしています。そこで重要なのが、組織と就活生の「アイエスエイプランにて5年後に活躍する人に必要な要素」のイメージが合っているかどうかです。
その確認のために利用したのが「コンピテンシーカード」です。コンピテンシーとは「組織の活躍人材が持つ行動特性や思考方法」を指します。そのコンピテンシーの要素が書かれた計20枚のカードから「5年後の自分に必要だと思うカード」を選んでもらい、イメージのマッチングを測りました。
まとめ
難しい選考を乗り越えた10名が、いよいよアイエスエイプランの仲間入りをしました。3ヶ月の新卒研修、そしてプロジェクトでの業務にて、先輩社員を追い越す勢いで活躍してくれることを期待しています!