INTLOOPで営業に奮闘する千ヶ崎 麻衣。幼少期での経験と、アルバイトや派遣での仕事を通じて、多くの人の多様な人生と価値観に触れてきました。そんな千ヶ崎が目指すのは、会社と働く人のために道しるべをつくれるビジネスパーソンになること。これまでの経験と描くビジョンに込められた想いを自身の言葉で語ります。
多くの人と出会ってきた。多様な人生と価値観に触れ、それを生かせる環境へ
私は幼少期から、比較的多くの人と出会う人生を歩んできました。
家の事情で、幼少期から転校を多く経験する子どもだったのです。ですから、多くの転校を通じて、新しい環境への耐性はついていたと思います。人見知りとかもしないタイプでした。
高校のころから、お蕎麦屋さんやスーパーのレジなどの接客業を中心にアルバイトを積極的に始めました。卒業後もアルバイトの時間を増やしていく形で働き続けていました。
転校やアルバイトを通じて、たくさんの人と出会ったことで、それぞれにさまざまな事情があり、いろいろな人生や価値観があることを学びました。
その後、派遣社員として福井県の旅館に住み込みで働いたり、百貨店に勤めたりしていました。しかし、派遣社員としてお菓子の販売などをしていたときに、派遣切りの波に飲まれて、止むを得ず職を失うことになって……これを機に、今後のスキルアップを考えて事務職へ就職しようと新しく仕事を探し始めて、出会ったのがとある総合広告代理店でした。
その会社では、広告枠の調整や出稿する広告の審査、新聞社査閲部や営業との直接交渉業務などをやっていました。その後、他の広告代理店に移りましたが、同様の業務を行っていきました。当時は派遣で働いていましたが、正社員を目標にしたうえでネームバリューを意識しながら職場を選択していましたね。
代理店で働く中で、事務職の中でも特殊な技術を身につけた方が、人材としての価値が上がると思いました。そこで、これまでさまざまな職場を多く経験していく中でたくさんの方と働いてきた経験を生かせる、人事関連の仕事に目を付けて。転職先を探していく中で、2018年M&A仲介の会社に人事サポートとして就業しました。
鍵は信頼とビジョンの一致。みんなの“道しるべ”をつくりたい
入社したM&A仲介の会社は、仲介業という意味ではこれまでの仕事と共通点もありましたし、人と人の間に立って何かをやる点ではこれまでの広告代理店での経験が生かせると思いました。調整業務は板挟みになることもありますが、広告代理店で働いているときからそれを楽しめていたので、これもある意味スキルなのかもしれません。
業務の中では、営業の方とよく話すことを続けてきて、仕事への向き合い方やスピードなどを間近で接して感じることができたのは大きな学びとなりました。
仕事に携わる中で、みんなが一定の成績を出せるようなフローや仕組みをつくることを考えている人が多く、その考えが私の心に留まりました。
そして、私もこのような仕事をしたいと思うようになりました。入社した人が決まったことをすれば成果を出せるような“道しるべ”がつくれたら、会社の業績も順当にあがっていくと思ったんです。
こういった考えのもとから転職活動を始め、INTLOOPと出会いました。
「自分の上司が誰になるのか」という点を重視して企業を見ていたのですが、今の上司ととても相性が良さそうと感じました。社員の方は会社の良いところをアピールしがちです。しかし、あまり良いところを言い過ぎないところが、信頼できました。さらに、上司が言った「こういう課題があってこうしていきたいんだ」というビジョンが自身の想いとも一致したのです。
人材の仕事は将来人事につながる、そしてITの知識もどんな会社にいっても必要になってくるという気持ちからINTLOOPへの入社を決めました。
▲社内での千ヶ崎のワークシーン
営業を通じて現場を知りたい。人材のマッチングの中で生じる喜怒哀楽
INTLOOPに入社後、すぐに人材ソリューションサービスの営業としてキャリアをスタートしました。
実は入社前から、営業をやりたくて。というのも、この先どこかでキャリアチェンジをして、ただ採用人数を達成するだけではない、会社の発展に効率的に貢献できる採用・教育、また入社してくれた社員が後悔しないような環境をつくれる人事になりたいという気持ちがあり、そのためには現場を知っていることがマストだと思っていたんです。
入社後は、まずメールなどを活用した新規開拓ばかりやっていました。そしてアポがとれたら新規訪問。当時は未経験ということもあり、営業の仕方もよくわからず、わからないなりにクライアントや社内の先輩たちと話していくしかありませんでした。
第一ステップは先輩についていって、何を話しているのか、一字一句漏らさないように議事録を書き、その通りに自分も話せるようにすることでした。そうした経験を積み重ね、一人で訪問できるようになったのは、入社してから1カ月半後くらいです。
ITの人材を紹介するにあたり、自分も知識がないとお客様と話せないので、それを日々勉強するのは今でも苦労している部分です。技術の移り変わりが激しい世界なので、常に吸収して勉強し続けなければならないと思っています。
2020年現在は、エンジニアやコンサルタントの方を派遣する形でご支援をさせていただいています。しかし、参画してから実は現場が求めているスキルとは合っていなかった、聞いていた就業環境、必要なスキルとは違ったなど、両者にとって良くない結果がでることもたまにあり、事前のスクリーニングの不足が悩みですね。
事前に面談はしているものの、スキルのアンマッチが起きてしまうことがあるので、それが起こらないようにするにはどうすればいいかは今も課題として捉えています。周りに相談しながらなんとか乗り越えていますが、アンマッチが起こったために、これまで築いてきた信頼が一気になくなってしまうのはつらいですし、失敗体験として残ります。
一方、企業様から「とても良い方を参画させていただいた」というお声や、参画した方から「スキルアップにつながっています」という声をもらえるとやはり嬉しいですね。
仲介を通じて感じるやりがい。目指す先は一人ひとりに寄り添う人事
今持っているミッションは、売上をあげていくこと。ですが、会社が拡大期で新しい方がどんどん入ってくる一方で教育体系の足並みが各部署でそろっていません。なので、教育をして成績をあげるまでのリード期間をどれだけ短くできるかをミッションとして設定し、率先して取り組んでいます。これはまさに入社時からやりたかった部分です。
営業をしていると、ときに数字に追い詰められたりプレッシャーがあったりします。しかし、そうした中でも、一人ひとりの人生に大きく関わっていることを忘れないようにしています。
もちろん、やりがいもあります。ご支援した会社と派遣されたフリーランスの方の双方にWin-Winな状態が生まれているのを見ると、私たちがいる意味を感じます。以前は私自身が派遣をやっていて同じように紹介される立場でしたから、INTLOOPに登録してくれているフリーランスの方々の気持ちに寄り添えるのは、私の強みでもあると感じていますね。
INTLOOPだからこそ提供できる価値は、コンサルタントからエンジニアまでの多様な人材に加え、ハイスキルで、ニッチな技術へのニーズにも応えられる人材を多く抱えていることから実現できる幅広い対応です。「いざとなったらINTLOOP」と言ってくださるお客様もいるほどです。このように、お客様がお仕事のお話をくれるということは信頼を得ているという証拠なので、その信頼を裏切らないような仕事をしたいです。
また、関わる方全員にメリットのある状況をつくることが仲介の役割だと思っています。今は現場で修行を積んでいますが、いずれはマネジメントや人事部分にも携われればと思います。そして、将来的には、人事として採用教育に寄与して会社に貢献していきたいです。
私がイメージしている将来的な人事像は、戦略的な人事です。ただ人を採用すればいいというわけではなく、経営戦略を実現するために各自が成果を出してもらえるような働き甲斐のある会社にしていきたいです。
勉強することはまだまだたくさんありますが、拡大期に入っているINTLOOPはまさにそういったことを学ぶためにとても良い環境だと思います。
どういった立場になっても「人の人生に関わっている」という責任を忘れず、何よりも一人ひとりに寄り添い理解することを一番大事にしていきたいと思います。