こんにちは、イメージソース広報の中丸です。
今回ご紹介するデザイナー小山は、デザイン経験ゼロからデザイナー職へと転身した一見、ちょっと珍しいと思われる転職スタイルですが、イメージソースでは、このように前職のキャリアだけにはとらわれない職業やポジションの採用をすることは少なくありません。
キャリア思考よりも個人のセンスや情熱を重視するイメージソース。
どのような道筋でデザイナーになったのかを紐解くインタビューをしてみました。
社会人デビューはプロマネからスタート
―デザイナーになるのはイメージソースが初めてと聞いていますが
キャリアを遡ってみると、もともとアートが好きで、大学では建築と写真を学んでいました。雑誌の編集の仕事をやってみたかったので、大学時代に編集プロダクションとCM制作会社でアルバイトの掛け持ちをし、業務に励んでいたところ、CM制作会社の方から社員へのお誘いをいただき、入社しました。ですから、僕は今でこそデザイナーですが、社会人デビュー時はデザイナーという職のスタートではないんです。
このCM制作会社には2年在籍し、プロマネのポジションでしたが、代理店の小会社ということもありまして、企画出しから資料作り、場合によってはVコン制作など比較的、幅広くいろいろなことを経験しました。
その後、広告制作会社の新規事業室へ転職しまして、事業のバッググラウンドを創るチラシ製作を任されました。理由は単純で僕がイラストレーターを使えたから(笑)。ですから、デザインというものに少しずつ触れるようになってきたのはこの時期ですね。この会社でもまだデザイナーではなかったので、とにかく新しい事業を形にして世に出すミッションに邁進していて、無事に発表を終えたところで自分に対する満足感があったので会社を辞めて3ヶ月ほど渡米しました。
―3ヶ月渡米するほど満たされたプロジェクトだったんですね
帰国後はWebを作れるようになりたいと思いまして、実績も何もありませんでしたが、Web制作会社へ入社しました。ここでは、デザインとコーディング、ディレクションをすべて請け負う会社だったので、自分のステップアップにはとても貴重な経験でしたし、Web制作における一連の流れを見ることで、複合的なスキルを身につけることができました。
2016年にイメージソースへジョイン
もともと社名を知っていたということもありますが、入社のきっかけは、やはりWebの仕事をしたいという理由が第一にありつつ、Web以外にもいろいろなことを手掛けているイメージソースがいいなと思いました。Web制作会社は基本、その仕事しかしないというパターンが多いと思うのですが、インスタレーションだったり、R&Dなど、プロジェクトが多岐に渡っている点がとても魅力的でした。それと、メディアアートにも興味があったので、学生時代から持っている自分の思考と親和性が高かったのかなと思います。
また求人メディアを見ていた際に、イメージソースのインタビュー記事を読みまして、当時いらっしゃったデザイナーさんがデザイナーという職業の枠にとらわれず、VJをやっていると答えていて、なにか強い自分のアイデンティティがある人がいる会社で働きたいと思ったのも正直あります。
僕が会社に入った当時は、自社開発ものの「パパラッチミー」をパッケージ化してセールスしていこうというときで、このサービスのサイトデザイン、実装までを手掛けまして、入社直後でしたが前職のスキルをすぐに活かすことができました。
しかし、一方できちんとデザインというものを勉強したことはなかったので、当社デザイナーの藤牧(上司)のアシスタントという形で1年ほどつかせてもらい、すぐそばでがっちりデザインを学ばせていただいたという経緯があります。
ー 入社してから本格的に学び始めた「デザイン」
1年ほどアシスタントにつくことで、よくわかったのは、前職場では例えばサイトデザインをして営業さんに提出して漠然と『何か違う…』と言われることがありましたが、どこがどう違うのかがわからないんですよ。ですが、藤牧さんは理論的にデザインについて教えてくれますし、案件ごとにこういった文脈があるから、こんなデザインにしていこう。と、具体的なデザインアイデアやプランがかなり緻密にあるんですね。
このような教えがあると、見習いデザイナーとしても、だったらこうすればいいんだ。とか、そのアドバイスに対してどんどん自分も被せてデザインを創っていくことができるので、常に学びがあり、アシスタントを卒業した今でもデザイン学を追求する情熱は尽きることなく、まだまだ教えていただいてることがたくさんあります。
イメージソースは、どんな人でもすぐにプロジェクトへ参画しワークできるのが特徴的ですが、デザイナーとしても非常に働きやすい面があると思います。例えばデザインに対する自由度が高かったり、つい先日もCINEMA 4Dを使ってみたいと上司に伝えたところ、なぜ必要かを説明する資料を作成し、納得してもらえればすぐに導入してもらえるなど、会社として部下のリクエストに応えてくれる姿勢が強いのではないかと思います。
将来的にイメージソースでやってみたいこと
グローバルブランドのプロジェクトにおいてデザイン(ビジュアル)が根幹となるような仕事がしたいですね。デザインチームとして全体のボトムアップはもちろんですが、自身も切磋琢磨しながらプロジェクトのデザイン部分がパーツなのではなく、軸となるような仕事の仕方が理想です。
そして、うちの会社で働いてみたいと興味がある方に対しては、いろいろな仕事の幅があるので、とにかく好奇心旺盛なかたは、とてもマッチするのではないかなと。Webとインスタレーションがメインのデザイナーもいれば、UXをメインにする人もいますし、すべてのプロジェクトを横断する人もいます。常に新しいツールを利用して仕事をしていかなければならないので、それを面倒だと思わずにどんどん吸収したいという意欲的な方は、自分のやりたいことにどんどん近づける環境があると思っています。
僕が現に、デザイン系の学校を出てるわけでもなく、社会人生活を送るなかでデザイナーという職業をイメージソースで習得したので、その職業の専門的なキャリアやスキルがないということを気にしない方がいいと思います。僕だけじゃなく、同じチームの子もカメラマンアシスタントからグラフィック、エディトリアルというキャリアを経てイメージソースに来ていたりしますから、入社してから本人の努力は当然ありながらも、本当にキャリアファーストではない会社じゃないでしょうか。
とにかく個性を重じてくれる会社なので、ちょっと自分は変わってるかな〜と思うかたはぜひイメージソースに遊びにきてみてください!