- 自社サービスコーディネーター
- 金融事務
- Webエンジニア
- 他21件の職種
- 開発
- ビジネス
- その他
こんにちは!株式会社アイ・エフ・クリエイト、人事部の大湯(おおゆ)です。
当社は”〇人採用しないといけない”、”〇人以上採用しちゃダメ”みたいなものがないので、今この時期でも学生さんから「来たい」とご連絡をいただけば基本的にはお会いしています。
お話をしているとありがたいことに、学生さんも色々と悩みなどを打ち明けてくれます。
そんな中多いのが、
「今の内定に納得できないんです」
というものです。自問自答を繰り返しながら納得を探していくような学生さんは特に心配ないのですが、納得の切欠を外的要因に求めているような学生さんにお会いすると必ずアドバイスするようにしています。
「納得の切欠を外的要因に求めている」というのは、「いつか納得するんだろうなー」とか「御社なら納得させてくれるかもしれません!」という風に自分がすべき決断を先延ばしにしているケースです。
そもそも納得というのは成功を約束している言葉ではないです。正直申し上げてその就活が成功したかどうかは働き始めた後にわかります。
すぐ実感できるかもしれませんし、数年かかるかもしれない。辞めた後かもしれませんし、辞めたい時もあったけど辞めなかったから実感できた、となるかもしれません。
納得というのはプラスもマイナスも飲み込むという事です。だからこそ難しい。
なので私は学生さんに対してこんな想像をしてもらいます。
「(あなたは)タイムマシンで来年の4月に行ってみます―」
「働き始めたあなたが見えます―、緊張していますねー」
「なかなか同期と打ち解けられませんー、でもちょっとずつ仲良くなっていきます―」
「社会人の働く習慣を身につけることに苦労します―」
「地元の友達に最近顔が疲れてない?とか言われます―」
「慣れてきますー」
「慣れたころに思うように上手くいかないことに出会いますー」
「仲良くなれた同期に助けてもらいますー」
「自分のミスで人に迷惑かけちゃいますー」
みたいな感じで漫画やドラマでありそうな山あり谷ありの話をし、想像してもらいます。職種や業界が明確な場合はもう少しリアリティのある話をします。
ひとしきりストーリー(割とトラブル多めに話します)を想像してもらった後に、
「どう?自分(あなた)なら辞めちゃえって思いますか?それとも頑張れーって応援できそうですか?」
そうお訊きすると、「頑張れって思います」と真剣なまなざしで言ってくれることが多いです。
なぜ応援できたかを訊くと、その会社で働く理由が明確になって出てきます。結構シンプルな理由が多いです。
この、働く日常(マイナス要素も含めて)を想像する機会が私は大切だと思っています。会社に対して納得することは難しくても自分の判断に納得することはできるはずなので。
人間は自分のできる(だろう)ことを想像することは簡単ですが、できるかどうかわからないことに関しては”努力”のステップをスルーしがちです。
”仕事がどんどんできるようになっていく”という事を想像するときに、”できるようになった自分”は簡単に想像できるのですが、”できるようになるために努力する自分”は自分からあまり想像しないので、この機会に想像してもらうといいのかなと思ってお話しています。
努力をするシチュエーションを想像しておくと、入社後にギャップを感じにくくなるのでお勧めです。
もし上記の簡単な想像ができないようであれば内定先を見学したり、先輩社員に話を聴いたりしていけばいいだけです。想像できないからって”この会社はダメかも”と思う必要はありません。知らないものは想像しにくいのですから。
「自分にはもっと合っている会社があるかも!」と思うのは自由ですが、そう思える会社に入れたとしても「今よりもっと合ってるところがあるかも!」とまた思ってしまうのではないでしょうか。
どの会社も”あなたを不幸にしちゃおう”と思って採用しているわけがありません。(こういったSNS要素の強いWantedlyなどを利用している会社なら特に)
こんな調子でお話をしているので、結構な時間お話しした後に「やっぱり今内定もらっているところで頑張ってみようと思います!」と言われることもあります(笑)。わしゃそれでよいのです。
あなたの人生の主人公である自分(あなた)が”どこで働く”かを楽しんで探し、決められる就活にしてほしいと心から思っています。