こんにちは!ゲーム事業の責任者を務めている塚本です。
弊社のゲーム事業は、今年の5月に立ち上げられたばかりの新しいプロジェクトです。現在、カジュアルゲームの開発を進めており、その制作過程で利用しているちょっと変わったAIの使い方についてご紹介します。
今回使用しているAIツールは、画像生成AIの「Midjouny」と、3Dモデル生成AIの「Tripo」です。この2つのAIサービスを組み合わせることで、絵を描けない人でも3Dモデルを作成できるのが魅力です。
まず、Midjounyを使ってキャラクターをデザインします。
MidjounyはDiscord上で動作する画像生成AIで、プロンプトを入力すると
それに基づいた画像を作成してくれます。
例えば、今回私が入力したプロンプトは以下の通りです。
「A girl wearing a white T-shirt and jeans,cute,full body,white background,T-Pose,arms outstretched,feet shoulder-width apart --ar 1:1」
このプロンプトの要素を少し説明すると、
・A girl wearing a white T-shirt and jeans
キャラクターの容姿を記述しています。
今回はシンプルにTシャツとジーンズをはいた少女を指定しています。
・cute
可愛いイメージで!
・Full body
全身を描いて!
・White Background
背景は白でいらないものは描かないで!
・T-Pose
3DCGのモデリングをする際にさせるオーソドックスなポーズ
・arms outstretched
両手を広げて!(T-Poseの補足です)
・legs spread
足を開いて!(T-Poseの補足です)
このプロンプトで生成したキャラクターの画像がこちらです。
AIの力でなかなかの美少女キャラが完成しました!
それではこの画像をダウンロードして、この画像を元に3Dモデルを作成していきたいと思います。
その前に一手間必要です。
Midjounyで生成した画像には影がついているため、影を取り除き背景も透明化してPNG形式で保存します。
影が残っていると、3Dモデルにも影が取り込まれてしまうからです。
画像の編集が終わったら、Tripoに画像を読み込ませます。
通常、Tripoではプロンプトを入力してデザインも可能ですが、
今回はMidjounyで作成したキャラクターを使用してみました。
Tripoに画像を読み込ませると、数秒で3Dモデルが生成されます。
ところが、仕上がった3Dモデルは…
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うーん、可愛くない!
Tripoは写実的なモデル生成が得意なので、わざわざMidjounyを使って作ったのに
今回の萌えキャラとは相性が悪かったようです。
しかし、全く何もないところからここまで3Dモデルを作り上げられるという点で
AIの可能性を感じてもらえたら嬉しいです。
もし、これが面白そうだと思ったら、是非ご自分でも挑戦してみてください!
次回また機会がありましたら、この作成した3DモデルをUnityに読み込み
簡単にアニメーションさせる方法をご紹介します。