おはようございます。イデアルアーキテクツの山本です。
外国人にとって習得が難しい言葉ランキングの上位に『日本語』があります。
主語や目的語を省略して、曖昧な言葉や雰囲気で伝える習慣がある事から、
日本語はとても難しい…。
更に、ひらがなカタカナ漢字と3種類の文字の併用は、もはや暗号です。
単体の『モノ』を表す言語が複数あり、表現が多岐にも拘らず、
略語や流行語、新語が定着しやすく、新たな言葉が増えやすい。
日本語が難しいと感じる外国人の皆さんにお伝えしたいのは、
こんなもん僕らにとっても難しいです!
日本に生まれ、変化し続ける日本語を『当たり前』のように使っていますが、
この『当たり前』という言葉ですら、
その語源を知っている人はほとんどいないと思います。
それが日本であり、日本語です。良く言うと、柔軟です。
『当たり前』の語源は、
漁や採掘などで分配される分を『分け前』と言っていたことから、
自分の報酬を『取り前』と呼んでいたことに端を発し、
ひとり当たりの分け前、取り前が転じて、当たり前と変化しました。
作業に携わった者がそれを受け取るのは、当然の権利なので
『当然』と言う意味で、当たり前が使われるようになった。
ということは、
要するに大昔の流行語ですね。
では『当たり前』の対義語は?
当たり前ではないという事は、『有る』という事が『難しい』状態です。
つまり、有り難(がた)い状態です。ありがたい。
もうお分かりだと思いますが、当たり前の対義語は『ありがとう』です。
僕が毎日笑っているのも、当たり前ではないという事ですね。
ありがとうございます!
↑山本がたどり着いた結果は、感謝であった。
これって風邪をひいたときの『健康』みたいですね。
当たり前の毎日に感謝しようと思った山本でした。