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入社3年以内のメンバー4名に聞く「rootのカルチャー」とは?

rootには「芯を問い、成長に貢献する」というミッションとともに、ミッションへ向かうための5つのバリューが存在します。2021年6月に策定したこれらの言葉たちは、どのようにメンバーに届いているのでしょうか。

5つのバリュー自体の説明とバリューを策定した背景については別記事にまとめていますので、気になる方はそちらもご覧ください。

5つのバリューについてはこちら
バリュー策定の背景はこちら

今回は、rootのジュニアメンバー4名にそれぞれがrootのカルチャーを感じる瞬間とは?バリューをどう捉え、自分ごと化しているのか?普段の仕事の様子も交え、語ってもらいました。


▲上段左:鈴木、上段右:赤岩、下段左:緒方、下段右:佐藤

プロフィール
鈴木
早稲田大学卒。freee株式会社に新卒入社し、セールスを経験。働く中でデザインに興味を持ち、rootにUXデザイナーとしてジョイン。それぞれの組織の「らしさ」をデザインを通じて支援することを大事にしている。

赤岩
新卒でrootにUIデザイナーとして入社。スタートアップでの新規事業立ち上げやリニューアルなどを担当。社内の広報活動にも参画している。

緒方
行政機関に新卒入庁し、地方創生・地域活性化の業務に関わる。地域の方と接する中でデザインの魅力を知り、rootにUIデザイナーとしてジョイン。デザインを通じて人と向き合い、親和性の高いコミュニケーションを大切にしている。

佐藤
新卒でSIerに入社し、金融系システムの開発・保守に従事。よりユーザーに近い領域でのプロダクト開発に関心を持ち、rootに入社。現在は、主に企業向けサービスの支援を担当している。

未経験からデザイナーへ転身したメンバーたち

ーよろしくおねがいします。鈴木さん、佐藤さん、緒方さんはそれぞれ異業種転職ですね。そもそもデザインの仕事に興味をもったきっかけはなんだったのでしょうか?

鈴木:
前職で、営業成績に直接繋がるような仕事よりも講演資料や営業資料づくりのほうが周囲の役に立てているという実感が強くあったんです。社長のプレゼン資料をつくったり、全社の資料改善プロジェクトに参加したりという機会も頂いて。資料づくりにおける、メッセージや情報の整理を行い、ストーリーをつくっていく部分がまさにデザインだなと感じました。

企業の「らしさ」を大事にする仕事がしたいという思いは以前からずっとあったので、デザインという手段でそうした貢献ができれば自分のあり方として理想的だろうと、デザインの仕事に興味を持ちましたね。

緒方:
私はもともと地域や人に貢献できる仕事がしたいと思い、行政の仕事に就きました。ただ業務委託で外部のパートナー企業にまるっと発注することのほうが多く、自分自身が貢献できている実感がなかったんです。

どうすれば貢献できるかを悩んでいたときに、地域の特産品を集めたECサイトをデザインしている方との出会いがあり、自分もデザインをしてみようと思って勉強をはじめことがきっかけでした。それが楽しくて、デザインでいろいろなことに貢献できるようになれば自分の強みや価値にもつながるだろうと思いました。

佐藤:
私は前職の会社で開催されていた勉強会がきっかけです。デジタル人材を育てていきたいという会社の意向でUI・UXやドローンといった様々な領域の勉強会が立ち上がっていたんです。UI・UXの勉強会に参加して、デザイン思考の基礎を学んだり、ユーザーインタビューをやったり。本当はプロトタイプや制作物をつくるところまで経験してみたかったのですが勉強会ではそこまで経験することができなかったため、自分で勉強をはじめて仕事にしたいと思うようになりました。

ーそれぞれ入社前の経歴やデザインを勉強していた環境も全然違いますね。実際にrootに入社してみて、それまでイメージしていたデザインの仕事から認識が大きく変わったことはありましたか?

鈴木:
もともと専門学校ではグラフィックデザインを学んでいたので、「育てていく」というプロダクトならではの考え方はまず認識が変わった点でした。

あとは、デザインとは自分が理想的だと考えるものや良いと感じるものをそのまま形にする仕事ではないんだと認識を改めました。今は、クライアントの考え方やその時々の状況にあわせて価値を発揮して、クライアントとともに理想をつくっていくことが大事だと思っています。

赤岩:
私もrootでの仕事を通じて「つくることだけが仕事じゃないんだ」と、認識が変わっていきましたね。クライアントと密にコミュニケーションをとりながら一緒に学んでいく仕事のスタイルはrootらしさの1つでもありますよね。

佐藤:
クライアントワークに対するイメージが大きく変わったなと感じています。前職だと何をやるかが決まっていて、改善提案をしてもお金と時間とやりたいことでクライアントと戦う構造になりやすかったんです。

rootだとクライアンに継続的に関わられることで、本質的にどの手を打つべきか考えることもできるし、解決に向けて打てる手も複数選択肢として用意できる。rootが継続的に支援を行うことは入社前から知っていましたが、実際の仕事を通じて想像していたよりもずっと素敵なことだと実感しました。

緒方:
私も佐藤さんと同じですね。継続的な支援についてはコーポレートサイト等を見て知っていました。ただ前職だと単年度で担当が変わるのが標準だったので、イメージはあまりできていなくて。入社してから、継続的な支援がどういうものなのか、よりリアルに理解することができました。

仕事の中で、rootらしさに出会う瞬間とは?

ーみなさん、実際の仕事のなかでrootの強みである「共創」や「伴走型支援」を実感されてるんですね。rootでは2021年の6月に強みを体現するために5つのバリューも策定しましたがバリューを実感するような瞬間はありますか?

緒方:
「人に向き合い共創する」を実感する瞬間がたくさんありますね。例えば、今3つのプロジェクトに関わっている中で、先輩がそれぞれのクライアントによって異なるコミュニケーションの方法を取られていて、意識的に変えられているんだと感じました。

赤岩:
クライアントとのコミュニケーションの中だと、「信頼し誠実な行動をとる」を感じる機会も多いと思います。私はなかなか自分の考えをすぐに伝えられないところがあるので、他のメンバーの行動やバリューに紐づくエピソードを聞いて、ハッとさせられることもあります。

佐藤:
私は「根本を捉える」を実感することが多いですね。以前、タスクについて悩んでいることを先輩に相談をしたら、「このタスクをやるだけだと根本の課題解決にはならなそうだよね。根本の課題はここにありそうだから、根本から解決するにはどうすればいいか考えてみよう」というアドバイスをもらったことがあるんです。自分だけではそこまで考えきれなかっただろうと思う機会が他にもあり、根本を捉えることが得意な方や習慣づいている方が多いと感じますね。

鈴木:
rootの場合、誰かがミスをしても「プロ意識が足りない」といった精神論を言う人っていないんですよね。なぜその事象が起きたのか、その人がどういう環境にいたから起きたのか、その原因を一緒に探って、どうしたら再発が防げるか。そういう話し方をする人が多いのも根本を捉える思考が根付いているからだと思います。

あとは社内での様子を見ていると「こだわりがチームを強くする」を強く感じますね。具体的な取り組みでいうと、自由研究会はその特徴が特に発揮されていると思います。自由研究会では個人が関心をもっていることを調べて発表を行う活動です。有志で自発的に行っている取り組みなのに、みんなここまでやるのかというくらいがっつり調べてくるんです。好きなものや興味があるものに対して、高いレベルで突き詰めていく姿はrootらしさの1つですね。

こだわりがチームを強くする。メンバーそれぞれのこだわりをシェアするrootの自由研究会を始めました | root Inc.
こんにちは、root 鈴木です。 みなさんはなにか「〇〇オタク」と呼べるほど、熱心に探究を続けているテーマがありますか? ...
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rootらしさの自分ごと化って、どうしてますか?

ー緒方さん、佐藤さんはバリューが言語化されたあとの入社ですね。お二人はバリューをどのようなものとして捉えていますか?

緒方:
ちょうどできたてほやほや、まだ外部には公開していないという時期に入社しました。入社前に、コーポレートサイトをじっくり見ていたので、なんとなく「らしさ」みたいなものは感じていて。そこから入社して、言語化されているバリューを見て、「私が感じていたらしさはこういうことだったのか」と、もう一段腹落ちすることができました。

佐藤:
腹落ちする感覚、すごくわかります。例えば1年をかけて「らしさ」を実感していくこともできたとは思うんです。でも言語化されていることで、先輩の行動から「らしさ」を読み取りやすくなっているんですよね。バリューに紐付いた行動や振る舞いを発見することで、再現性をもって自分もできるようになるべきポイントに気づくことができています。フルリモートで他の方の様子を把握しづらい現状で、とてもバリューに助けられていたと思います。

緒方:
確かに。実際に仕事をしていく中で、抽象的だったバリューが具体的に理解できてくると、次は自分の業務に対して「こういうことができるかもしれない」と考えられるようになっている気がします。

ー赤岩さんと鈴木さんはバリューが言語化される以前からrootで仕事をされていますが、バリューが言語化されたことで実感している変化はありますか?

赤岩:
以前からなんとなく感じていた「確かにrootらしいな」が言語化されたと感じる言葉ができたことで、立ち戻る場所ができたように思います。漠然とした悩みを抱えたときに、バリューを見返すと、どちらを向けばよいのか解決の緒を見つけやすくなりました。

鈴木:
私は正直にいうと、バリューの浸透自体はまだまだこれからだと思っています。ただ言語化されたことで考える土台ができ、議論しやすくなったんじゃないでしょうか。特に入社して間もないメンバーへの浸透はまだまだこれからだと感じますね。

ー具体的にバリュー浸透のためにこういったことをやっていきたいと考えていることはありますか?

鈴木:
具体的には、社内で実施している振り返りにバリューの観点を入れられないかと考えています。バリューそれぞれに対して、どういった行動や振る舞いが当てはまりそうか、その結果どんな良いことが起きるのか。価値観を押し付けることはしたくないと思っているので、振り返りの中でバリューに対する小さな成功体験が重なっていって、自然と考えたくなる仕掛けをしていきたいですね。

赤岩:
私はもっとバリューを社内外に伝えていきたいという気持ちがあるので、個人の発信を増やしていきたいです。会社としてもカルチャーの発信をしていますが、メンバー個人から発信することで、外部に伝わるrootらしさがより信頼してもらえるものになっていくと思っています。新しくrootに興味をもってくれる方が増えたらもっと嬉しいですね。

ーバリューを社内外に浸透させていくフェーズにおいて、当事者意識を持ち、向き合っていく姿勢が大事ですよね。今後、皆さんからrootらしさが発信されていくことが楽しみになりました。また、皆さんが、どのようにバリューを咀嚼し、自分ごと化する事で、ミッション実現に向かっているのか、よく理解することができました。ありがとうございました!

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