ホテリエの企業理念（PMVV）ができるまで

なぜPMVVが必要なのか

2022年6月に設立し、2023年1月より本格的に事業を開始したホテリエ。
本格始動に向け、設立からの約半年の間に様々な準備をしてきましたが、そのひとつが「企業理念（PMVV※）の策定」でした。 ※PMVV＝パーパス、ミッション、ビジョン、バリュー

一般的に、会社設立当初は、ビジネスを軌道に乗せるために事業に注力しがちで、会社内部については後回しになることも少なくありません。

それでも、ホテリエが企業理念の策定を重要項目に設定し、設立から早い段階でプロジェクトを進めたのには、次のような理由があげられます。

・新規企業であるホテリエが目指すべき姿を達成していくためのKPIや戦略策定の基盤とするため
・ホテリエで働く社員や経営層が同じ方向を向いてチームとして前進していくため
・仕事における判断基準を明確にして業務のパフォーマンスを上げるため
・20、30年と長く存続していくことを見据え、ホテリエの社会的な存在価値を明確にするため

企業理念の策定には、経営陣が策定して浸透を図るトップダウン形式や、外部のブランディング会社などとともに作るといったいくつかの方法がありますが、私たちは、経営陣と社員とが一緒になって、ワークショップ形式で作り上げていくことにしました。

企業理念は作って終わりではなく、その後の浸透が重要。そのためには、社員自身がその企業理念に納得し、自分の言葉で周囲に広めていく必要があります。だからこそ、社員も策定段階からプロジェクトに参画することが大事だと考えたからです。

ワークショップ × 6回

いざ企業理念を決めよう！となっても、なにからはじめていいのかわからないもの。

まずは「そもそもPMVVとは？」という勉強会にはじまり、「ホテリエの強みや弱みって？」「競合はどこ？」など、SWOTやPESTといったいくつかの分析フレームワークも活用し、自社のことを知ることからはじめました。

改めて自社のことをじっくりと考えて整理するのは......意外と難しい！
そもそも自分の業務ってなんのためにやっているのか、顧客に提供できる価値とはなんなのか。頭をフル回転させながら、それぞれが意見をだしていきます。当然1回で終わるはずがなく、策定までには、1回2～3時間のワークショップを6回も要しました。

ホテリエのPMVV

ワークショップででた様々な意見を言語化し、最終的にできあがったPMVVがこちらです。

▍PURPOSE：あらゆる人のくらしに∞の選択肢を
▍MISSION ：空間を価値に変え、ライフスタイルを創造する
▍VISION ：ここにもホテリエ
▍VALUE：探求性／勤勉性／自律性／献身性／誠実性

PURPOSE：あらゆる人のくらしに∞の選択肢を

ホテリエの社会的な存在意義を表現した言葉です。
ホテリエでは、ユーザーやホテルオーナーの毎日をもっと豊かにしていくために、宿泊施設の提供だけでなく、コワーキングスペースやフィットネス、バーなど、くらしや生活にまつわる様々なサービスを連携し、サブスク化することで、お得に、そして、自由に選択できる社会を目指しています。その選択肢の幅を無限に広げていけるよう、これからもサービスを追求していきます。