※こちらの記事はhokan公式noteの2020年記事の転載です
今年6月に入社し、データチームの立ち上げを行っている髙畠。
一部上場企業で一通りの経験は積んだと語る彼は、次に何を求めてスタートアップに入ったのか。
スタートアップへ転職するにあたり髙畠が特に求めたこと、hokanの印象、そして保険×データの未来について語ってもらいました。
是非ご覧ください。
髙畠悠
【経歴】
京都大学にてブロックチェーンの応用として分散型電子投票システムの研究を実施。
2017年に株式会社リブセンスに入社。バックエンドエンジニアから初め、マーケティング領域でエンジニアリングを担当しつつ、ユーザ行動分析やグロース施策に従事。メルマガの改善プロジェクトではPMを担い、レガシーコードのリファクタやロギングの整備、改善施策の企画から実施までを担当。
2020年6月にhokan入社。保険領域でのデータ利活用に向け、データ収集・分析基盤と運用チームの立ち上げを担当。社内外への BI 機能の提供も実施。
一部上場企業でエンジニアとして3年
やりたいこと、社内でできることは一通り経験した
新卒で入社したリブセンスでは、ビジネスがどのように行われているのかを肌感として身につけることと、事業のデータを理解して活用できるようになることを意識して、3年間、アルバイト求人メディアを運営する部署に在籍していました。
広告部署ではマーケティングの最適化のためデータの整備や分析業務を実施、ブランディング部署ではメルマガ改善プロジェクトとして、プロジェクトマネージャーとエンジニアを兼務し、分析や足りないログデータの追加、施策の企画から実装までを担当しました。
3年経ち、全てではないですが社内でできることは一通り経験しました。
一部上場での監査を意識した運用保守やセキュリティのレベル感、チームを横断した連携プレーのやりかたなど。先輩たちの中にある松竹梅の基準を自分の中にも持つことができるようになりました。
初めて触れるメンバー個々のエネルギー
前職の3年間で一通りのことを経験し、これからの自分の強みを何にするか考えた結果、データを価値に繋げられる経歴を作っていこうと決めました。
面白そうなドメインを扱う業種もいくつかありましたが、会社の中でどのように働きたいかと考えた際、自由で裁量があることが重要だという答えにたどり着きました。発言した際に受け入れてもらえる土壌があり、職種に縛られず、チャレンジすることに対して必要なアプローチを取らせてもらえる環境。それに当てはまったのがhokanでした。
hokanのメンバーは、仕事の速度や成果に対するコミットの熱量が高い人が集まっています。スタートアップに行くからには優秀で濃度の高い環境を求めていた自分には期待以上の環境でした。個々がエネルギーをもって働いていること自体に新鮮さを感じつつ、前向きな影響を受けられそうな環境に魅力を感じました。
頑張りすぎると承認欲求が高まって不安定になったりします。でも、頑張れている状態って楽しいんですよね。頑張っている人が近くにいると、簡単にやる気に火を点けることができます。湿っている状態から最初に火を点けるのは大変ですが、すでに何人かに火がついている状態だと新しく入った人は燃えやすいです。今のhokanは、入った人が火を点けやすい環境を作れているので、とても良いなと思います。
ロジカルだけど、がむしゃら。「優秀」だけにとどまらないメンバーの魅力
保険領域のデータは難しいですが、理解することが多いことが楽しいところでもあります。難しい話を整理して、まずはなるべくシンプルに重要な要素から作っていくことが大切です。
優秀なメンバーとぶつかり合って議論する中でいいプロダクトが出来てくる。その過程がおもしろいですね。
営業責任者・一人目社員の阿部を筆頭に、hokanのメンバーはみんなロジカルだけど人間らしい考え方を理解しています。効率を考えているけれど、いざというときにはがむしゃらに動く。そのバランスが素敵だなと思います。効率よくやりたい人はがむしゃらな要求を嫌がりがちですが、そこを受け入れて動くことができます。そういったことが、託しやすさや技術的なチャレンジができるhokanの風土に繋がっているのかなと思います。
今はプロダクトマーケットフィット直前で楽しいフェーズです。
保険はWeb業界ではまだ新しい領域なので、様々な正解パターンを探ることが可能です。SaaSと呼ばれるものは世の中に様々ありますが、hokanのユーザーである保険代理店の営業の方々には、日々業務内で利用いただき、使用頻度が高いです。その方々の熱量を感じながらプロダクトの改善をしてくことができることは、とてもやりがいのあることで、なかなか経験できることではないなと感じています。
保険・hokanの精度向上への貢献
保険が滑らかで納得度の高いものになっていく未来を描く
保険代理店への短期的な貢献は業務効率向上ですが、hokanが今まで蓄積してきたデータや、これから作っていくデータはとても価値のあるものになると考えています。特に活動管理や意向把握機能においては、データを綺麗に作っていくと、お客様への商品提案の精度向上や営業の方の教育における適切な助言などの精度がどんどん向上されます。
hokanを単なるCRMとして提供するだけではなく、その先の行動変容を促すための提案が可能なデータを提供していく未来を思い描いています。
保険は一見難しそうですが、将来のリスクに対して安心を買ってもらうということではとてもシンプルです。
今後多様化する生き方に沿って保険の種類が増えると、ユーザーの意思決定が難しくなっていきますが、その難しい部分をデータによってサポートできるようになれば、保険はもっと滑らかになるのではないかと思っています。
保険の組み合わせも納得度の高いものになり、人々がリスクではなく挑戦により意識を向けていくことができる仕組みを実現していけたらいいなと思っています。