全ては安心して技術を磨くために
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平野電業東京支社IT事業部の設立理念は以下の2つです。
1.常に最高の技術を追求し、お客様に最高の価値を提供し続けるプロフェッショナル集団を作ること
2.技術者をフェアに評価し、貢献した社員が安心して長く活躍できる会社を作ること
当社は社員に「腕を磨き続けること」「プロフェッショナルであること」を求めます。
常に腕を磨くためには、まず安心して働ける環境がなくてはなりませんが、経営部門では創業者の想いを実現すべく会社制度の整備に日々取り組んでいます。
創業よりこだわってきたのは以下の3つです。
1.現場常駐エンジニアには契約単価を開示し、70%を本人に還元すること
※70%の内訳:60%が給与、10%は会社負担の保険料
※新卒/未経験者の育成期間(入社から3年間)は別の体系
2.万が一の待機時には、給与保証を行うこと
3.現場と調整がつく限り、有給付与日数とは関係なく休暇を取得できること
かなり手厚く、管理は緩いのが特徴ですが、これは社員がプロフェッショナルであることを前提としており、それが崩れるとただの「緩いエンジニア天国」になってしまいます。
社員が腕を磨き続けて会社に貢献してくれる限り、安心して長く活躍できる環境を提供できるよう、経営戦略策定や制度整備を行っています。
とはいうものの、部門設立から10年経ちますが、3年前まではきちんとした制度化がされておらず、ほぼ口約束のような状況でした。正直なところ、理解の相違からトラブルもありました。
また創業時よりも社員数が増えましたが、社員が5人の時と20人の時では決めなければならないことも変わってきます。一部特殊なルールであるが故に社則化は結構大変だったのですが、明文化し透明性を確保することができました。
もう一つの重要な取り組みが受託ビジネスの強化です。
設立から10年経つと言うことは、社員が10歳年を取ると言うことです。ご存じの通りエンジニアの客先派遣ビジネスは50歳を境に案件数も契約単価も下がる方向にありますが、定年が70歳になろうとしている中、活躍してくれた社員を残り20年間どうやって雇用していくのか。そもそも、50歳を超えたベテラン社員は価値が落ちてしまうのか。
答えは富山本社にありました。建設業である本社は若手から70歳を超えるベテランまで幅広く社員が活躍しており、熟練工の知識やノウハウは何物にも代えがたいものとなっています。
ITの分野でも同じですので、ベテラン技術者の知識、経験、管理能力を発揮していただくべく、活躍の場としての受託ビジネスの立ち上げに着手しました。
現在は業務プリケーションの受託開発ビジネスが軌道に乗った状況ですが、今後はインフラ系の受託ビジネスも拡大していく予定です。