映画『RRR』✖︎コラボレストラン「DISH UP」へ潜入！〜推しがいない私が推し活レストランに行ってみた〜

こんにちは、広報の北出です。

秋の心地よい日差しを感じる某日、我々HIKEがプロデュースする推し活体験ができるレストラン「DISH UP」が、世界中に、空前絶後の、超絶怒涛の、大ヒットを飛ばしたインド映画『RRR』とコラボしていること聞きつけ（？）潜入してきました。

新宿マルイアネックス8階に位置する1920年代英国統治下のインド（仮）

初めての推し活

何を隠そう。私、推しがいません。
生まれ持った性格なのか、運命なのか、とにかく何に対してもハマらない。
映画は好き、ドラマも好き、音楽も毎日聞く。でもその中で語れるものがあるかというとない。LIKEではあるけれど、LOVEではない、そんな感じなのです。
そんな推しを愛せず、推しにも愛されなかった女、そう、この私こそは。
ということで、「DISH UP」史上最大かつ累計来客数1万人以上を誇った名物コラボがまた実施しているとのことでレポートします。

プレスリリース：
累計来客数1万人を突破したレストランコラボ「RRR × DISH UP」の第二弾が決定！！9月29日（金）18時より予約開始！！

見せてもらおうじゃないか、推しの世界を

今回のコンセプトはあのナートゥダンスシーンのパーティ会場とのことで、エントランスでは白と紫のお花がお出迎え。私、パーティに招待されたんだっけ？と思わせる仕掛けなのでしょう（誰、このスタンス）。
「お好きな席へどうぞ」という店員さんの粋な計らいと共に全体を見渡せる席へ着席。メインディッシュは日本でも少しだけブームにもなった南インド名物「ビリヤニ」を選択。でもよく考えたら『RRR』が舞台としているのはおそらくニューデリーなので、どちらかというと北インドだということにこの記事を書いていて気づく。不覚。
そうこうしているうちにコースのウエルカムプレートが到着しました。

慣れないカメラだからか、写真が異常に下手なのはお許しください。

「豆と野菜のサラダ刺激強めなドレッシング」の名の通り、ピリリと唐辛子が聞いたドレッシングがお口の中からインドを感じさせます。ここで急激に『RRR』の世界観に入り込めたような気がしました。視覚と味覚はこの時すでに完敗。

初めて食べるビリヤニを口に運びながら、セットを頼むと付いてくるA4クリアランチョンや、店内に設置されている大型モニターに流れる映画のワンシーン、有料チャンネル限定のインタビュー映像を眺めます。普段見られない映像を楽しめるのも特別感があって良いですね（誰）。
また店内には「こらこら、少し音が大きいよ、音量下げようかねえ」と田舎のおばあちゃんちでTVを見ていると言われてしまいそうなほどの大音量で『RRR』の劇中BGMが流れており、自分だけの世界観に入り込めるようなシステム。ここで聴覚も完敗。残るは触覚と嗅覚のみ。ただ、先ほどから食べているウエルカムプレートとビリヤニで嗅覚もふんだんに刺激されていることに気づく。さあ、残るは触覚のみだ。

店内ではエントランス同様、パーティ会場を連想させるお花の装飾だけでなく、お城の前でナートゥダンスを踊る2人のパネルがあったり、“INDIA’S BIGGEST BLOCKBUSTER（インドの大傑作！）”と共にバイクに乗って楽しく談笑する2人が壁一面に描かれていたり、ファンであればきっと「このシーンめちゃ好きやねん〜」と唸るような仕掛けがいくつかありました。実際にレストランにいた人は皆店内を見てニヤニヤしたり、一緒に写真を撮ったりしていたので、ファンの心をグッと掴んでいた様子、グッジョブ（だから誰なの）

正解はおそらく自分も2人の間に入って"Naatu〜"すること。

今回VIP席は惜しくも満席で入れませんでしたが、予約したものしか見られない特別な仕掛けが沢山あるとのこと。店内を見渡せる一般席もそれはそれで楽しいです。
入り口近くにはTシャツや契り紐ストラップなど20種類のグッズが販売されています。触覚、ここで完敗（？）。

大本命デザートの登場

個人的に最も楽しみにしていたのが、最後のデザートです。
「ラーマ少年の成長の証」と題されたチョコケーキは、ラーマが初めて銃を使用し、的のド真ん中に当て父親に立派な銃使いであることを証明したシーンの的をイメージ、指名手配されたラッチュが描かれたケーキと、揺らすと2人がぷるぷる踊るナートゥプリンを選びました。

慣れないカメラなりに上手く撮れた写真（と思っている）

チョコケーキはナッツが程よい歯応えと甘すぎないチョコ。チーズケーキは子供の肌くらいにもちもちでぷるんぷるん、そして甘すぎない（2回目）。プリンはつるんと舌触りの滑らかなプリンでこれも甘すぎない（3回目）。「甘すぎない」は甘いものがあまり得意ではない私にとって最重要ポイントであり、ご飯を食べた後にさらに3種類のデザートをおいしく食べ切るという最大のミッションも難なくクリアできました。

パワーワード：「もう降りてくれ、君は重いんだ」

コースとは別に、ドリンクもあります。
ドリンク一つ一つにもRRRの世界観が散りばめられていて、どれもユーモアに溢れていました。その中でダントツで私の目に留まったのがカフェラテ、その名も「もう降りてくれ、君は重いんだ」。
「ラーマを治した煎じ茶風グリーンスムージー」や「WATE"R"ソーダ」など、シーンや人をイメージしたドリンクに対し、急に現れる「もう降りてくれ、君は重いんだ」というインパクト強めなネーミング。ビームがラーマをおんぶし、談笑しながら道を歩くシーンでビームが発する一言がそのままドリンクになったのですが、
なぜこれだけセリフを切り取ったのか。
なぜこのシーンを選んだのか。
だって、チャイは「固く結ばれた絆」なのに。
このトンマナに合わせるとなるとこのシーンでのセリフになるのではないのか。
「ブラザー」とかね。
とにかくこのドリンクを開発した方に私は言いたい、センスがありすぎる、と。そして知らぬうちに私はこのドリンクを頼んでいたのです。

くるくるかき混ぜたら2人が消えてしまいました。推し活を全然わかってない。

見るも無惨な結果に。ただのカフェラテとなったラーマとビーム。

推し活を終えて

「ワンランク上の、推し活体験ができるコラボレーションレストランDISH UP」の名の通り、グッズや世界観に加え、料理や音楽・映像で推し活を楽しむことができる「DISH UP」。
「DISH UP」コラボ企画は1ヶ月毎に変わるので、その企画やプロデュースをする苦悩や苦悶があるかと思いますが、ファンの心に刺さり楽しんでいる姿を見た時は、なんとも言えない高揚感を感じられるのがこの仕事の醍醐味なのではないかと勝手に思っています。

映画『RRR』コラボは11月8日（水）までと残りわずかとなりますが、興味ある方はぜひ足を運んでみてください。

予約はこちら：https://dishup.jp/collaboration/rrrxdish-up-second-edition/

次回11月10日（金）からのコラボは『初音ミク』によるオンラインコンサート「HATSUNE MIKU EXPO 2023 VR」となります。ガラッと変わった店内も楽しんでみてはいかがでしょうか。