みなさま、お元気でしょうか?
ハーバルアイでCIOやシステムエンジニアをやっております、よい太です。
よろしくお願いします ♪
久しく更新されていないので、少しずつ何かを書いていこうと思います!
4月に新卒の社員が入ってきて、もうすぐ2ヶ月。新卒のみなさんは社会人に慣れてきましたでしょうか?初めてのお給料、無事に貰いましたでしょうか?
ハーバルアイでも4名の新卒を無事迎えることができました!
その紹介はいつか別の人がきっと書いてくれることでしょう。
今日は社会人として生きていく為には知っておいた方が良い知識として、
『ロジカル・シンキング』
の紹介をしようと思います。
ロジカルシンキング
きっと、聞いたことある人もいると思います。和訳で論理的思考。
これだけ聞くとなんぞや?と思うでしょう。
ちなみに、ロジカルシンキングはエンジニアになるには絶対に身につけないといけない・・・というか、気がついたら身についてる??というくらい、仕事に直結する考え方になります。
ロジカルシンキング、つまり論理的思考とは、問題解決や意思決定を行う際に用いる考え方の一つです。ロジカルシンキングでは、問題を論理的に解析して、理解しやすい構造に分解し、それに基づいて意思決定を行います。
ロジカルシンキングの基本的なステップは次のとおり。
- 問題定義:最初に対処しなければならない問題や課題は何かを明確に定義します。明確な問題の定義は良い解決策を導き出すための基盤となります。
- 情報収集:問題に関する可能な限りの情報を収集します。これには、既知の情報、仮定、予測などが含まれます。
- 分析:収集した情報を論理的に分析し、要因、可能な解決策、影響等を明確にします。問題をより小さな部分に分解することで、全体を理解するのに役立ちます。
- 結論の導出:分析の結果から、最善の解決策を導き出します。これは明確な根拠に基づいているため、自信を持って進めることができます。
- 行動:最後に、結論に基づいて具体的な行動を行います。
これらのステップを踏むことで、複雑な問題でも明確で理論的な基盤を持った答えを導き出すことができます。ロジカルシンキングは、ビジネスの現場だけでなく、日常生活の様々な問題解決にも応用可能です。ただし、論理的思考をうまく行うためには、訓練と練習が必要です。
それでは各ステップを例を挙げながら説明します。
はい!では、1.問題定義から。
問題定義
あなたは会社の営業部長です!
最近、会社の売上が減少していることに気付きました。
この状況では、問題を「売上が減少している」と広く定義することもできますが、これは非常に抽象的で、具体的なアクションを決定するのが難しいです。
問題定義ステップでは、問題を具体化し、分析可能な要素に分解することが必要です。そこで、次のように問題を定義すると良いです!
「過去6ヶ月間にわたり、我々の主要な製品Xの売上が20%減少しており、特に地域Yでの減少が顕著である。」
このような問題定義は、問題が何であるか(製品Xの売上減少)、どれだけの規模で発生しているか(20%の減少)、どの期間で起こったか(過去6ヶ月間)、そして問題が最も深刻である地域(地域Y)を明確にします。これにより、次のステップである情報収集と分析がより具体的かつ効率的に行えます。
情報収集
それでは、上で出した例を引き継いで説明します。
問題:「過去6ヶ月間にわたり、我々の主要な製品Xの売上が20%減少しており、特に地域Yでの減少が顕著である。」
この問題を解決するためには、まずは情報収集が必要です。情報収集の具体的な手段と必要な情報を列挙します。
- 市場情報:地域Yの市場動向、競合他社の状況、顧客のニーズやトレンドなどを調査します。
- 内部データ:製品Xの売上データ(地域別、月別、製品別など)、顧客データ(年齢、性別、購買傾向など)、製品Xのプロモーション活動や価格変更の履歴などを確認します。
- フィードバック:販売スタッフや顧客からの直接的なフィードバックを収集します。製品Xに関する顧客の意見や感想、購入経験、使用経験などを聞くことが有用です。
- 専門家の意見:業界の専門家やアナリストのレポート、意見などを参照します。これにより市場全体の動向や将来の予測を理解するのに役立ちます。
これらの情報収集を通じて、問題の原因を理解し、その解決策を探るためのベースを作ります。情報収集の重要な点は、可能な限り多角的に情報を得ることです。こうすることで、問題を全体的に理解し、適切な解決策を見つけるための情報を確保できます。
分析
こちらも前に出した物を例にあげて説明します。
問題:「過去6ヶ月間にわたり、我々の主要な製品Xの売上が20%減少しており、特に地域Yでの減少が顕著である。」
次に、収集した情報を用いて、売上減少の原因を分析します。その具体的な手段を列挙します。
- 時間軸に沿った分析:売上が下がり始めた時期を特定し、その時点で何が変わったのかを考察します。例えば、新たな競合製品の登場、価格の変更、プロモーション活動の減少、市場全体の需要の変動などが考えられます。
- 地域別の分析:地域Yで特に売上減少が顕著であるという情報から、地域Yに特有の要因がないかを調べます。例えば、地域Yの経済状況、地元の競合企業の動向、製品Xの地域Yでのイメージなどが影響を及ぼしているかもしれません。
- 製品別の分析:製品Xに対する顧客のフィードバックや市場データを分析し、製品X自体に問題がないかを検討します。製品の品質、機能、価格、デザイン、ブランドイメージなどが顧客の購買意欲に影響を与えている可能性があります。
- 顧客層の分析:顧客データを分析し、特定の顧客層からの売上が特に減少しているというパターンがないかを探します。例えば、特定の年齢層、性別、職業などからの購入が減っている可能性があります。
これらの分析を通じて、売上減少の具体的な原因を特定します。原因を特定することで、問題解決に向けた戦略を考えるための土台を作ることができます。
結論の導出
こちらも前に出した物を例にあげて説明します。
問題:「過去6ヶ月間にわたり、我々の主要な製品Xの売上が20%減少しており、特に地域Yでの減少が顕著である。」
分析の結果、以下のような情報が明らかになったとしましょう。
- 新たな競合製品が市場に登場し、特に地域Yで強い影響を及ぼしている。
- 地域Yでは、製品Xの価格が競合製品に比べて高く、一部の顧客が価格に敏感であること。
- 製品Xの品質や機能には問題がないものの、プロモーション活動が不十分であるため、製品の認知度が低い。
これらの情報から、以下のような結論を導き出すことができます。
- 新たな競合製品に対抗するためには、製品Xのプロモーション活動を強化し、製品の認知度を上げることが重要である。
- 地域Yの顧客が価格に敏感であるため、一時的な価格割引やセールを実施し、競争力を向上させることを検討する。
この結論は、具体的な解決策を導き出すための土台となります。このように、ロジカルシンキングの過程を通じて、具体的で効果的な戦略を形成することが可能となります。
行動
こちらも前に出した物を例に挙げて説明します。
結論:「新たな競合製品に対抗するためには、製品Xのプロモーション活動を強化し、製品の認知度を上げることが重要である。また、地域Yの顧客が価格に敏感であるため、一時的な価格割引やセールを実施し、競争力を向上させることを検討する。」
これらの結論を基に、具体的な行動計画を作成します。以下にその例を挙げてみましょう。
- プロモーション活動の強化:新たな広告キャンペーンを計画し、製品Xの利点や特性を強調します。これには、デジタル広告、テレビ広告、SNSマーケティングなどが考えられます。
地域Yでのイベントや展示会に出展し、製品Xの直接的な宣伝を行います。 - 価格戦略の検討:地域Yに対して限定的な割引キャンペーンを実施します。例えば、期間限定のセールやクーポンの配布などがあります。
長期的には、製品Xの価格戦略を見直し、地域Yの市場動向や競争状況に適した価格設定を考えます。 - 結果の評価:実施した活動の効果を定期的に評価します。売上データや顧客のフィードバックを分析し、改善点や新たな戦略を探します。
これらの行動計画は、問題解決のための具体的なステップを示しています。このように、ロジカルシンキングの過程を通じて、問題定義から情報収集、分析、結論の導出、そして具体的な行動までを論理的に連結させることが可能です。
こんな感じですが、解りましたでしょうか?
何回か読むうちに分かるようになるかもしれません!
僕の説明が下手で伝わらない部分が多いのかもしれません!
それでは・・・!