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なぜ?GooPassヘビーユーザーのカメラマンがカメラブに入社した理由。

村上早苗さん(44)は、動物やスポーツシーンの撮影を得意とするカメラマンであり、GooPassの常連ユーザーさんです。

「今回もいい撮影ができました!GooPassさんありがとうございます!」

カメラ機材返却時に毎回同封されているあたたかいメッセージに支えられるメンバーも多く、村上さんはGooPassにとって大きい存在です。

2021年12月、そんな村上さんがカスタマーサポートとしてカメラブ株式会社に入社することが決まりました。「え、あの、ユーザーの村上さん?」驚くメンバーをよそに、破竹の勢いで働く村上さんの姿がそこにはありました。

村上さんが撮影体験に魅せられた過程に、カメラブ入社の理由が見出せます。サービス利用者がサービス提供者になるうえで経験した苦悩や楽しさについても伺いました。

ペット撮影から始まり、動くものを撮るプロになる

- カメラをはじめたきっかけを教えてください。

2008年に犬を飼い始めたのがきっかけです。当時の携帯電話では思うような写真が撮れなかったので、一眼レフを購入しました。

<最初はカメラレンズを怖がっていた2匹も、訓練の結果この表情>

カメラを持ち始めたときから撮影を楽しんでいましたが、もっと上達させたいと思いキヤノンのカメラ学校に通いました。もともとスポーツ観戦が好きなので、練習を兼ねてラグビーチームの撮影をするようになりました。撮れた写真をチームや監督に共有していくうちに、本格的に撮影依頼をいただけるようになりました。有難いことに、気が付けば5年間撮影に携わらせていただきましたね。

その時に趣味で馬術の撮影も行っていたのですが、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにラグビーのシリーズが終了、馬術の撮影がメインになっていきました。

- 正式に撮影依頼が来るほど撮影が上達していたのですね。

<競技として高く評価される瞬間を写真に収めた>

撮影技術の向上には多角的なフィードバックが必要だと思っています。馬術であれば、競技をしている人、審判、コーチなど、それぞれ写真で切り取りたい瞬間は異なるので、幅広く意見をもらいます。例えば、馬が飛ぶ瞬間を撮ったとき、個人的には躍動感が表現できたと思ったのですが、日本代表としてオリンピック出場経験がある選手から「競技で評価されるポイントは馬の足がキレイに折りたたまれているかどうかです。その瞬間が写真としても美しいのでは。」と意見をいただきました。

それからはしばらく撮影をせずに観察を続けました。ただ好きで撮影をしているだけでは飽きると思うんです。被写体に携わる方々の意見をもらって少しずつ上達したと思います。私は動きのある被写体を撮るのが得意なので褒めていただけるのですが、「”かっこいい”以外の感想をください」と写真の感想を求め続けていたのを覚えています。

- 動きのある写真が得意というのはどうして気が付いたのですか。

あきらかに写真の出来上がりが違ったのがきっかけですね。少し脱線しますが、私の名前の早苗は、写真家の沼田早苗さんからいただいた名前なんです。その沼田早苗さんご本人にもお会いする機会に恵まれて「あなたは動きが激しい被写体の撮影が適している人なのよ」とアドバイスをいただきました。逆に静止画は向いていないとまではっきり言ってもらい、それからはフットサルや流鏑馬(やぶさめ)など、動物や動きが激しい被写体を中心に撮るようにしています。

カメラの良さは撮りたいものを目の前にして判断する、気が付けばGooPassヘビーユーザーに

- GooPassとの出会いを教えてください。

<GooPassサービスローンチ前に登録してくれた2000ユーザーには村上さんの名前があった>

たしかニュースで「GooPassというカメラのサブスクリプションサービスが始まる」と聞いて、興味本位で会員登録をしました。いままでキヤノンでしか撮影をしていなかったので、自分の犬を他メーカーの機材でも撮影したいと思ったんです。

個人的に、カメラが自分にあっているかどうかは実際に撮影しないと分からないと思っています。私の場合は犬が被写体になるわけですが、お店に犬を連れて試し撮りするわけにはいかないですよね。外と店内の明るい照明下では写真の仕上がりが全く違います。自分が購入する機材はしっかり検討したいので、カメラレンタルができるGooPassに興味が湧きました。

- GooPassのどんなところに魅力を感じましたか。

ユーザー時代は毎月のようにGooPassでレンタルをしていた村上さん

GooPassの良いところはレンタル期間が1ヵ月間あることです。どのカメラやレンズが良いかは撮影したい被写体やシーンによって異なるので、プロでも頭を悩ませると思います。画素数が高いカメラにはレタッチをする際にハイスペックなパソコンが必要になるなど、考慮する点も沢山あります。GooPassは1か月間、無理のないスケジュールで試せますし、様々な天候や場所で撮影体験ができるのが本当に魅力的だと思います。

私は怪我の影響で左手の握力が弱いので、機材の重さは大事なポイントになります。重い機材やシャッターボタンの位置、持ちやすさによって写真の出来に影響が出てしまうんです。

GooPassで様々な機材を試した結果、軽くてズームも充分に出来るシグマのレンズを購入しました。カメラと向き合う時間が撮れるのがGooPassのシステムだと思います。せかされないし、何か物事を決めるときは人それぞれのペースがあると思うので、大きな買い物をする上でペースに合わせられるのは素晴らしいと思っています。

「若かったら応募してたのになー」つぶやきから1ヵ月で入社が決定

- 入社の経緯を教えてください。

GooPassユーザーとカメラブ社員の交流の場で、「私も若かったらカメラブの求人に応募してたのになー」と何気なくつぶやいたところ、後日カスタマーサポートの方から連絡をいただいたんです。事業内容や詳しいお話しを伺って、あれよあれよと役員面接。つぶやいてからわずか1ヵ月足らずで内定をいただく形になりました。

まさか44歳でスタートアップ企業に入社するとは思ってもみませんでした。面接をしてくれた人達はみんなおしゃれなカフェにいるような人達。会社も素敵でだいぶ緊張していました。

- 初めてのリモートワークは不安でしたか。

はい、リモートワークをするのは初めてですし、私は慌てやすい性格だと思っているので、焦って迷惑をかけるのではないかと不安になっていました。実際業務を始めてみると、私にはリモートワークが向いていると気が付きました。考えている最中に話かけられることもなく、教わったことは自分のペースで消化できました。分からないことがあれば都度質問ができるだけでなく、画面共有で丁寧に教えてくれるので困っていることはないですね。

- リモートでもチームメンバーとコミュニケーションをとれるのですね。

<北海道や神奈川、違う場所で働くメンバーとオンラインで天候や景色を共有して雑談することも>

そうなんです、毎朝出勤時に行う顔合わせの時間が楽しくてしょうがないんです。雑談から業務の共有事項など幅広くお話ししています。皆さんが必ず「些細なことでもいいですよ、分からない点はないですか?」といってくれるのですが、私はそのひと言でかなり安心しています。カメラブにはそういった小さい安心が沢山ある気がしますね。

ユーザーから中の人になって分かった苦労や楽しさ

<案内方法や商品情報など、毎日メモをとり学んでいく>

- GooPassの利用者という立場からサポート側になって感じたむずかしさはありますか。

GooPassのWEBサイトはシンプルで分かりやすいデザインなのですが、裏側は審査のやり方一つとっても複数のパターンがあり、情報量がとにかく多いです。今はGooPassユーザーの審査対応や機材相談をしているのですが、伝えもれがないように項目を確認したり、レンタル商品を覚えたり、日々勉強をしています。

- 楽しいと思う瞬間はどんなときですか。

ユーザーさんと関わる時がとにかく楽しいですね。機材の選択について相談いただいた時は「カメラ機材で迷うときは、撮りたいものを目の前にして考えましょう」と伝えています。相談に乗った後に「ありがとうございます」、「借りてみようと思います」といわれると思わずガッツポーズをしながら喜んでしまいます。

やりたいことはたくさんある、カメラを通じて楽しめる体験をつくりたい

<「すみません、いつも笑っちゃうんです」ユーザーとしてもスタッフとしても空気を明るくする村上さん>

- ユーザー視点を持つ村上さんがGooPassで挑戦したいことはなんですか。

イベントができるような状況になったら、ユーザーさんを集めて撮影会をしてみたいですね。私は動物やスポーツの撮影をメインにおこなっているので、撮り方をお伝えできます。色々な機材を試しながら楽しんでいただく機会もつくれたらいいなと思っています。

以前、ラグビーを撮影したいとおっしゃる方に機材のご提案をしてGooPassを使っていただいたところ「1か月間余裕を持って撮影体験ができて本当に満足した、GooPassでレンタルしてよかった。」と言ってもらえたんです。その場で感動して泣きそうになりました。
「GooPassを使ってよかった。」そう言ってもらえる人をもっと増やしたいです。

新しい世界を知ってもらうため、人と出会えるツールとしてカメラがあったら面白いと思っています。GooPassでカメラ機材を借りて次の行動に移してもらえる人が増えるように手伝っていきたいです。

村上さんが欠かさず持っているメモ帳を拝見すると、ユーザーに安心してもらえる言い回しや、いただいたご意見、システム情報など、ありとあらゆる学びで埋め尽くされていました。

サービス立ち上げからGooPassユーザーとしてサービス利用を続けてくれた村上さん。「一人でも多くの人にGooPassの魅力を伝えたいので、提案の幅を増やしたいんです。」持ち前の笑顔と明るさで語ってくれました。

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