活況が続くSNSマーケティング市場で、成長を続けるGlobal Influencer Marketing Dept.(※以下GIM)。昨年多くのプロジェクトを完遂させたGIMの実績は、お客様との的確なコミュニケーション・マルチタスクを精力的にこなし、チームを支えたリーダー増田の貢献なしでは語れない。そんな彼女にENGAWAでのキャリア・チームについて話を聞いてみた。
▼ 増田 優佳 / Masuda Yuka
Global Influencer Marketing Dept.
2019年10月入社。早稲田大学卒業後に商業施設のプロパティマネジメント会社にて人事、アウトレットモールの売上管理や販促など商業施設に関する多岐にわたる業務を経験した後、インバウンドプロモーションを行う新設部署に配属。約3年間、自社のインバウンド誘致のための企画やSNS運営などを経験したのち、ENGAWA株式会社に入社。Global Influencer Marketnig 本部にて企画・ディレクションチームのリーダーとして勤務。
商業施設の会社からENGAWAへ。国際色豊かな環境で、インバウンドの専門性を高める。
ーー前職のお仕事を教えていただけますか?
商業施設にて、総合職として働いていました。定期的なジョブローテーションが発生する会社で、様々な仕事を経験しました。
前職での最後の担当は、インバウンド施策を企画する部署で広告代理店やPR会社とともに、施設への集客を考える仕事でした。
当時は、インバウンド市場が急成長を見せていた時期でしたが、海外旅行中のお客様に施設に来館いただくというのは簡単なことではなく、日本人のお客様向けの販促施策とは全く性質の異なるものであるということを痛感していました。
ーー具体的にはどんなことをされていたのですか?
多言語のSNS公式アカウントの運営を行っていました。商業施設に訪日客を集めるための販促施策や、海外からのお客様のためのサービス改善などを担当していました。産休・育休を挟み、10年ほど勤務した後、今とは異なる環境でチャレンジしたい気持ちが芽生え、ENGAWAに入社しました。
ENGAWAは日本在住の外国人インフルエンサーマーケティングに強みを持っていること、社内に各国出身のプロフェッショナルが在籍していること、それまでの「クライアント」側の経験を生かせるのではないかと思ったことが決め手となりました。
ENGAWA社内の人・媒体の両面のリソースがあることで、よりクライアントに寄り添う提案営業が可能に。
ーー増田さんは、今どんなお仕事をされていますか?
GIM本部で、プロデューサーとして各種案件の企画から納品までの全体を担当しています。
プロジェクトごとに、企画提案書の作成やプレゼン、予算策定、チームメンバーの業務の進捗確認やフォローなど進行に関する全般について、責任者として業務にあたっています。
ーーENGAWAに入って、仕事内容の変化はありましたか?
企画営業として「売るモノを考える」フェーズに携わったことです。企画営業は未経験なので、最初はチャレンジングに思うこともありました。
前職は組織が大きいこともあって、自身の担当範囲が明確で分担されていました。
ENGAWAは、前例にとらわれずよい案があれば柔軟に取り入れて実行に移すことができ、結果としてクライアントに寄り添う提案ができます。各メンバーが持つスキルやバックグラウンドを活かし、知恵を出し合いながら、新しいことに挑戦していける組織だと思います。
ーープロジェクト内容について教えてください!
クライアントの課題に対し、外国人インフルエンサーを活用したプロモーション施策や多言語のSNSアカウント運営などをご提案し、実行しています。
リーダーという立場もありますが、昨年(2021年)は規模の大きい案件から小さい案件まで合わせて20数件担当していました。グローバルインフルエンサーマーケティングという名前からもわかるように、外国人インフルエンサーを活用したPR戦略を考えることが事業の主軸の1つとなっています。
海外の方に向けたプロモーションは目に見える効果がすぐには現れないことも多く、クライアントのご担当者も「今何をするべきかわからない」「やってみたけれど効果があったのかわからない」という悩みを抱えていることがあります。
私もクライアントの立場だったので、そのお悩みはとてもよくわかります。
そのようなお客様に対してはしっかりと対話させていただき、ゴール設定から予算配分までご提案するようにしています。
昨年は観光業・地方自治体様関連のお仕事が多かったので、現地に赴く機会も多かったです。
プロフェッショナルなメンバーが活躍する価値を高め合えるチーム
ーー増田さんが印象に残っているプロジェクトは?
2021年度、北海道観光振興機構様のお仕事を複数受託させていただき、SNSの運用、インフルエンサー招請、LPの制作、動画制作、広告運用などを、それぞれ海外の別々の市場に向けて行いました。
いずれもコロナ禍で海外からの渡航ができない中でのプロモーション施策のため、「コロナ禍の今だからこそできる施策」を提案しました。
例えば、台湾香港向けのLP制作事業では「行きたいスポットを保存できる機能」を付け、アフターコロナでの訪問意欲を高めました。タイ向けの動画制作事業では、ユニークでストーリー性のある動画コンテンツを制作し、さらにタイ在住のインフルエンサーとコラボレーション動画を発信するなどの工夫を行いました。世界中で魅力的な観光プロモーションが行われている中、単に北海道の魅力的なスポットの画像や動画を発信するだけでは印象に残りづらいため、対象国出身のメンバー・インフルエンサー・社外のパートナー等の多方面の意見を取り入れて企画を実行し、最大限の効果を出せる施策を実現できたと思っています。
ーー確かに思い返すと増田さん、常に誰かと話をされていた印象があります(笑)。
同時期に複数の複雑なプロジェクトを進行することになり苦労も多かったのですが、この時は特にチームの一体感も高まり、全員がプロジェクト成功に向けて力を発揮できたという達成感がありました。クライアントのご担当者からもご好評をいただくことができました。
ENGAWAメンバーに関しては、海外出身ディレクターやデザイナーなど私とは全く違う分野のプロフェッショナルばかりが在籍しているため、技術や知識そのものを私が指示するということはありません。各メンバーの能力が最大限発揮されることが、よい成果を出すために最も重要だと認識しています。
そういったプロフェッショナルなメンバーと一緒に、クライアントの課題解決に携われることもENGAWAで働く醍醐味だと思います。
▼ プロジェクト
Hokkaido~Must See and Do~(台湾向け施策)
https://hokkaido-mustseeanddo.tw.visit-hokkaido.jp/
HOKKAIDO WINTER ACTIVITIES(タイ向け施策)
https://youtube.com/playlist?list=PLakCwS7e5hdkRmCo0g0pOPt8rXfvCMom1
リーダーに求められるのは、チームの総合力をあげるサーバントリーダーシップ
ーーGIM事業部の魅力はどこにあるとお考えでしょうか?
海外向けのマーケティングは確実に需要が高まり成長していく分野ですが、その常識は毎日変化しており座学で勉強して得られる知識ではありません。最新の事例を自ら作っていけるGIMの仕事は非常に面白いと思います。
GIMのディレクションチームには各国から多様なスキルを持つメンバーが集まっており、各国のマーケティング事情からWebデザインの知識まで日々学ぶことが多いです。
社内においても、そういったナレッジのあるメンバーが定期的に勉強会を開き、会社全体の知識の底上げを行っています。
ーーENGAWAへの転職を考えている方に、一言お願いします!
最近新しいリーダー像として「サーバントリーダー※」が注目されているそうですが、まさにこのサーバントリーダーシップをお持ちの方に参加いただき、さらにレベルの高いチームに導いていただきたいと思っています。
この思いは私自身がリーダーの経験を通して感じたことです。プロジェクトを通じて、個々のチームメンバーの専門性や良さを引き出し、思いを実現できるようにリーダーとして「支援する」姿勢を見せることで、メンバーも最大限能力を発揮してくれたと思っています。その結果としてチームの総合力を上げよい実績を残すことができました。
ぜひ、そのマインドをお持ちの方にはぜひ入社していただきたいと思っています!
※サーバントリーダー:メンバーのニーズを最優先し、人々が可能な限り高度に成長し、実行するのを助けるスタンスのリーダー。メンバーの信頼獲得・モチベーションを向上させながらチームを導く。
増田さんが趣味でコレクションされているお茶碗達
<増田さんってこんな人>
■ 事業部長から
増田さんの強味は、責任感・細部にわたるこだわりの強さです。周囲の模範となるものがあり大変頼りになります。臆せず自分の意見を相手に伝え、突破していく力も強く、高く広い視点と合わせてクライアントからの信頼も厚く大きく貢献してくれています。
■ メンバーから
2児のママでありながらも、仕事も精力的にこなし、両立している頼れる存在です。いかなる案件・業務においても企画力や提案力が高く、クライアントからもプレゼンを高く評価されています。