こんにちは、ギバーテイクオール株式会社 経営管理ユニットでゼネラルマネージャーを務めている小川です。私たちは、一生に一度の住宅購入を、スムーズかつ快適にできる世界を創る、スタートアップ企業です。
家を買う時には、情報収集コスト・交渉コスト・信頼形成コスト・意思決定コストといった、膨大な「決断コスト」がかかります。それらを、メディア・マーケットプレイス・SaaSの3つの展開サービスで解消します。
そんな私たちのミッションは「人生の決断コストをゼロにする」こと。そのためのビジョンは「流通総額2兆円を超えるマネージド・マーケットプレイスを構築する」ことです。
そして、このミッションとビジョンを実現するため、私たちは組織的な価値観・行動規範となるバリューを制定しています。今回は、その中のひとつ「失敗をリスペクトする」の具体例をご紹介します。
成長し、成果を出し続けるためのバリュー
私たちのバリューは「"みんな"でプラットフォームを創る」というチームマインドを核に、8つの個人マインドで成り立っています。
個人マインドの2つの柱は「高い水準で仕事をすること=ハイスタンダード」と「お互いに信頼し合うこと=オープンマインド」です。
プロ意識を持って仕事をするから、成長できます。メンバー同士の信頼関係があるからこそ、健全な衝突を恐れず、より良い議論をして成果を出し続けられます。
これらの項目は、業務中や採用時の判断基準になります。
(他のバリューの記事はこちら)
“みんな”でプラットフォームを創る。フルリモートのチームワークで業界変革を目指す組織のバリュー
「失敗」も次につなげられれば、「失敗」ではなくなる
2019年、TV CMを放映したことがあります。まだユーザーの反応を見つつ、製品のブラッシュアップとマーケットを見極めている早い段階だったので、本来ならTV CMは時期尚早でした。
しかし、当時のマイホーム購入は地方が主流で、購買頻度が低かったため、TV CMから地方単位で認知形成し、ユーザーの購買行動を変えることが必須だと仮説を立てたのです。
そしていざ、富山県限定でCMを放映したところ、効果はゼロ。CMのパターンを増やしても、サイトへの反響も含め、結果は同じでした。
当時のことを、河野代表は「身を裂くような思いで株式を放出し、手にした軍資金がみるみるうちに溶けて消えていく状況だった。株主にも申し訳なく、自分の仮説が間違っていたのか、このまま突き進んで良いのか、とても不安だった」と振り返ります。
私たちは、優良な工務店を複数紹介できる地域に限定して「深く狭く」ビジネスを行ってきました。地域を絞ったWeb広告やCMで集客し、オペレーターを介在して、ユーザーと工務店の最適なマッチングをしてきたのです。
しかし、CMの成果が出なかったことから、社内ではこれまでのビジネスモデルから「浅く広く」に転換した方が良いのでは?という疑念が生まれていました。工務店もユーザーも地域を限定せず、より多くの工務店をメディアに掲載し、オペレーターを介さずともマッチングを可能にする方が良いのではないかというのです。これまでやってきたことの根本から、揺らぎかけていました。
しかし、河野代表には「課題は間違っていない」という確信がありました。だからこそ、課題は訴求の仕方だと信じ、メンバーや株主に「もう一度だけチャレンジさせてほしい」と、最後の挑戦をすることになったのです。
その際、クリエイティブの仮説設計からすべてを見直しました。そして、ユーザーが行動をイメージしやすい「展示場編」というパターンのCMが完成。翌年2020年1月に新CMを放映すると、なんと月間リード数が2.3倍になり、格段とコストパフォーマンスが良くなったのです。
失敗は「チャレンジした証」です。ですので、チャレンジした行動そのものは、賞賛すべきものです。そして、なぜうまくいかなかったのか、データを取り、それを生かして次の成果につなげられれば、それはもう「失敗」ではありません。
ギバーテイクオール株式会社では、半期に一度、自らの行動とバリュー項目を照らし合わせた振り返りをする機会があります。
また、今後はハイスタンダードを追求する研修プログラムや、オープンマインドであるための研修プログラムも検討しています。
あなたも、チャレンジを全力で応援する組織で、住宅業界のDXにチャレンジしませんか?
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