「プロゲーマー」という職業を、子どもから憧れる職業の1つにしていく。 | グローバルセンス株式会社
こんにちは、グローバルセンス採用広報の山口です!今回はグローバルセンス(通称GS)の丸山さんにインタビューをしてお話を伺ってみました。丸山 健二(まるやま けんじ)さん (35歳)PGW事業部所...
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こんにちは、グローバルセンス採用広報の山口です!
今回はグローバルセンス(通称GS)の田中さんにインタビューをしてお話を伺ってみました。
田中 直樹(たなか なおき)さん (36歳)
PGW事業部所属のプロゲーマー。
プレイヤーネームは「伝説のオタク」(通称"伝タク")。
業務内容は、YouTubeでのゲームプレイ動画の配信やゲームの練習。
はい! もうなんと言えばいいのか、趣味の域を超越して「生きがいがゲーム」です。
1番情熱を注ぎ込んだのは格闘ゲームで、青春のすべてをここに注ぎ込みました。
タイトルで言えば格闘ゲームの「CAPCOM VS SNK2」(通称カプエス2)を1番やり込みましたね。
5歳の頃に田舎の鳥取で、なぜかおじいちゃんの当時のPCソフトの「火の鳥 鳳凰編」というゲームが始まりですね。
しかもこのゲーム、超絶難しいんですよ(笑) ぶっちゃけ5歳でやるレベルものではなかったし、敵のグラフィックも怖かった。敵が強くて途中で泣いていて、その姿を見たおじいちゃんが一緒にプレイをしてくれて。でも結局その時はクリアできなかったんですよね。。。
その後、中高に行くくらいで祖父が亡くなった時、帰省して田舎に帰り、久しぶりにまたやったらおじいちゃんが近くにいる気がして、全ステージクリアができました。想い出も含めて、いまも心に強く残っているゲームタイトルです。
そこからは、小学生の時だとマリオやストリートファイターⅡをやっていました。あとはドラクエ、FFもやっていたけど、メガテンシリーズもめちゃめちゃ好きだったなぁ...。
もちろん格ゲー以外も好きで、特にカードゲームが好きなんです。マジックザギャザリングが一番好きで、最近だとシャドウバースなども好きです。
それ以外は、ネットゲームもやっていたし、麻雀も好きでした。こう振り返るとゲーム大好き過ぎですね(笑)
本当にシンプルで、「ゲームなら自信を持てたから」なんです。
昔は体が弱く病弱で勉強も得意ではなかった。けど、ゲームだけは本当に得意だった。
ゲームなら上手にできたし、褒められたことで生まれて初めて自分に自信を持てた。そこから自分のアイデンティティが出来ていったと言っても過言ではありません。
ゲームにのめりこんでいったきっかけとして、もう1つエピソードがあるのでお話しますね。
ゲームの競技性に目覚め、さらにゲームにのめりこむ様になるターニングポイントは、ゲーセンで対人ゲームを始めた時だったんです。
コンピューター戦はパターンがあるので勝てるんですけど、人間だと読めなくて。だから最初はゲーセンにいるヤンキーにメチャメチャ負ける日々が続いていて...。
対戦相手はベガというキャラを使っていたのですが、「サイコクラッシャー」という技への対処ができず負け続けていたんです。
この時「負けるのが死ぬほど悔しい」と感じ、寝ても覚めてもこのゲームのことばかり考えていました。
ある日「サイコクラッシャーを見てから昇龍拳を撃てば勝てる!」と気がつき、いいところまでいくんですけど、、、今度は相手がその技を使ってこなくなり別の戦い方で結局また負けるという(笑)
つまり、相手の攻撃方法への対処に気づいても、相手に対処の対処をされてしまう。なかなか勝てませんでしたが、ここにコンピューター戦との違い(面白さ)を感じました。
これまでのゲームは、パターンを覚えて対処していくことが攻略であったことに対し、対人ゲームは状況から相手の行動を読んだり誘導することで、結果が瞬間的に変化していく。その面白さに気づき、夢中になっていきました。
学生の時は休みとお金があれば大会にたくさん出場していました。二十歳前後の頃には、カプエス2で世界1になるために日本各地に遠征に行ってました。
そんな中「仕事もゲーム関連にしよう!」と考え、ゲームセンターで働き始めました。これは、仕事中も仕事が終わった後もゲームができるという単純な動機です。仕事中は上手な人のプレイを見て勉強できましたし、休憩時間や勤務後にも練習したりできました。また、ゲームの攻略記事のライターもしていました。
そして30歳を越えてからは大会に出る機会も減っていきましたが、自分の働く店舗で大会をよく開催するようになっていました。
僕はなんだかんだ言っても、ずっとゲームには変わらず関わり続けていたんですよね。
ゲームの大会に出る時にハンドルネームをつけなければならなかったんですけど、全然思いつかなくてどうしようかなぁ...と悩んでいました。
で、そのあとに友達に麻雀をしながら相談したら「オタクでいいんじゃない?あ、でもちょっとありきたりで弱そうだから"伝説の"って前につけようか」と、ノリで決まったのが「伝説のオタク」でした。
でも「伝説のオタク」なのに、初めて出た大会では1回戦でボコボコにされたんですよね(笑)
「今後、大会に出場する際は同じ名前の方がいいよ」と周りに言われて使い続けていたことで周りに「伝説のオタク」という名で知られるようになっていました。
ちなみにですが、「伝タク」という通称がつけられたのは、秋葉原で友人から「伝説のオタクさん!!」と大声で呼ばれた時に通行人全員に見られて恥ずかしい想いをしたので「伝タク」に略されたんです。
デンタクって音だけ聞いたら「あー、計算が速い人かな?」くらいにしか思われないような名前なので、そういう偽装も実は兼ねています。
いまのPGWのマネージャー(Aさん ※10年来の付き合い)からのLINEがきっかけなんです。
GSに入社する前はゲーセン店員を10数年やっていましたが、年々仕事も忙しくなり、プレイ時間は短くなり続けていましたが、せめて仕事ではゲームに関わっていたかったんです。と言うよりも、ゲームにかじりついていたかった。
そんな時にAさんからLINEで「工藤さんという人に会ってほしい」と言われ、そのままPGW構想を聞かせてもらいました。
「プロゲーマーを正社員雇用して、その職業を当たり前のものしていく」というビジョンを初めて聞いた時に「えっ...そんなの夢物語じゃん、実現できるの?」と正直感じました。
しかも最初は"IT企業の社長"と聞いていて身構えていましたが、実際に会って話を聴く中で、工藤さんの話だけではなく表情や熱意から「あ、この人本気だな」と伝わってきたんです。
工藤さんのビジョンはゲーマーの僕からすれば...
たとえ大会などで負けたとしてもクビにならず、また勝負ができるというすごい安心感があります。言葉の表現としては「負けてもいい」というしかないから誤解されやすいけど、そこに甘えずに全力で勝つ覚悟が僕らにはあります。
加えて超絶慎重なAさんが信頼を置いている人物ということもあって、工藤さんを信用し「この構想を本当に実行するなら、何でもいいから僕にお手伝いできることはありませんか?」とその瞬間に口にしていました。
その結果「僕が手伝えること = ゲーマーという生き方を見せる役割 = 正社員プロゲーマー」だったのです。
僕がPGW一番最初のメンバーだったので、そこからはTwitterでメンバー集めを始めました。
このツイートがきっかけでいっぱいメールやLINEを頂いたのですが、最初に連絡が来たのはレンさんでした。
レンさんは僕が最後に出た大会の決勝の相手でしたので、実力的にもものすごいし、人間的にも面白いと思ったのですぐに返事をし、工藤さんとも会ってもらい、レンさんがパーティメンバーに加わることに。その後はやおもパーティに参加することになって3名揃って正式スタートという流れですね。
僕としては、現役バリバリだった頃よりも身体能力は衰えている可能性はあります。ですが、ここからはある意味「己への挑戦」。過去の自分を越えられるか?と思っているし、越えようと思っている。
父親みたいな工藤さんが共にいる安心感、Aさんが介護してくれる安心感、レンさん・はやおと一緒にやれる同期的安心感で、30代ゲーマーでどうなるかの不安はなくなった。
いや、GSに実際来るまでは正直不安だったけど、入社してから不安はなくなったというのが正しいかな...。
僕の挑戦している姿を見て、周りがどう思うかはさておき、工藤さんにやらせてくださいと言ったあの日から全力でやると決めているんです。
もちろん応援してくださっている方には勝っている姿を見せたいけど、この「挑戦している姿」を見て色々感じ取ってもらえると嬉しいです。
IT企業って聞いていたので、僕の偏見で「メガネの堅苦しい会話の少ない会社」を想像していたけれど、ココ飲みとかに参加したら想像と360°違って、みんなフレンドリーでした。
そして、どうしても不安だったのが「自分の職種はプロゲーマーです」と言った時に、既存のGS社員の皆さんが受け入れてくれるかがすごい不安でした。ところが、みなさん暖かく受け入れてくれたうえに、さらに興味も持ってくれました。
僕が感じたことは「無理やり感のない、ごく自然なアットホーム」。それが入社して気づいたGSのいい意味でのギャップでした。本当にみなさん良い人で、ものすごくみなさんが大好き。
だからこそ「もっと強くなろう」って思って日々全力でゲームしています(注 ゲームが仕事です)
ーーGSは本当に温かい会社ですよね。プロゲーマーのみなさんはすでにゲームのプロだと思うのですが、入社時の研修とはどのような感じで行われたのでしょうか?
ビジネスマナーの研修がありました。名刺の渡し方とかそういった基本的なものです。
研修の中では、ビジネスマナー本を読んでレポートを作成・提出したりしました。そういえば...課題で「今までの人生のなかで出来ていること、出来ていないことはありましたか?」というものがありましたが、何一つできていなかった(笑)
そんな僕ですが、研修を終えたいま、超一流の社会人になれた感覚があります。プロゲーマーかつ一流のビジネスマン第1号はもしかしたら僕かもしれません!
あと、それとは別にアルゴリズム研修を受けました。
SEとかプログラマーに必要な才能を見抜くような試験だったと思うのですが、おそらくその試験で結構な高得点を自分の感覚的に出したので、いざとなったらものすごく大変だと思うのですがプログラマーにもなれるならなってみたいなと思っています(ちなみに研修評価者からの採点は30点でした)。
・・・と言っていますが、真面目な話、実はそうした先々のことは工藤さんに一番最初に会った時にすでに耳にしていたのです。
「仮に田中さんが選手として難しくなった時、例えば右手を失った時などがもしあったら、コーチ役だったり本人が良ければプログラマーの道とか用意できるよ」
この時「そんなところまで考えてくれているんだ」と感じました。
だから安心しているし、だからこそ今は毎日が楽しい。
「楽しそうだから、まずやってみよう!」というのを大事にしているけど、仕事はしっかりしているので計画はものすごく緻密。そういうギャップも工藤さんの魅力ですね。
僕らの最終目標は「世間一般的にプロゲーマーが認知されて、もっと多くの人がプロゲーマーという職業を”気楽”に選択できる世の中をつくる」こと。
”気楽”というのは"お気楽"というわけではなくて、「子供がプロゲーマーを目指したい」と言った時に、親が「いいんじゃない?」と言ってくれるような気楽さを指しています。
だから短期的には、僕がゲームやっているところを見た子どもが「あ、プロゲーマーっていいな。楽しそうだな」って感じてもらえることが目標ですし、長期的には、たとえ僕が死んだとしても、その先で、僕らのビジョンを誰かが達成できたら本望です。
世の中を変えるのは難しく時間のかかることだから、僕はその最初の礎でも構わないとさえ思ってます。
伝説のオタク2代目とか3代目とかが出てきて、彼らの時代で僕らの夢が実現するのでも構わないので、将来「プロゲーマー」という職業に光が当たる未来になることを強く望んでいます。
レンさんが前のインタビューで言っていたのと同様、PGW事業部自体は今のところプロゲーマーの募集はしていないのですが、今後もし募集が始まったら...というつもりでお話します。
まず、GSのビジョン、文化に合うことが大事ですね。そのうえで「PGWのビジョンを”いいな”と感じ、熱意のある人」が大前提です。
そして「負けてもいい」という言葉に甘えない人。これはすでにプロゲーマーである僕ら3人全員がそうだからです。
逆に合わないかもしれないと思う人は、ビジョンや思想を無視して1人で突っ走る人や、「負けてもいい」という言葉をそのまま受け取る人。
たとえ負けても確かに正社員雇用は守られますが、「甘えてもいい」という意味ではないので、それを勘違いしている人だとしたら少し難しいですね。
広告に載ってそうなありきたりな言葉すぎるかもだけど、本気で「社員間のつながりがあるあったかい職場」です。いわゆる「アットホーム」。
でも、このGSの家族感は強制じゃないというところがポイントなんです。みんないつも一緒ではなく、1人になりたい時にはなれる。
「アットホームな職場です」って広告見たら絶対笑顔でいなきゃみたいに思うかもしれないけど、それが全く強制ではないのです。
もちろん、誰しも仕事をしていると辛い時はあるかと思いますが、悩んでいるとみんな親身になって聞いてくれます。
僕もこの前、格闘ゲームの配信でレンさんやはやおなど、みんなに試合で負けた時に1人で落ち込んでいたら工藤さんが優しく声をかけてくれたんです。
先ほどお伝えしたような、絶妙な距離感でみんな接してくださるので、それをひっくるめて「安心」と呼べるように感じます。本当にGSにきてから毎日とても楽しいんですよね!
百聞一見に如かず。ココ飲みに来て、見て、感じてください!本当です!
以上、田中さんへのインタビューでした。
お忙しい中、インタビューを快く引き受けて頂きありがとうございました!
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