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お客様と新規事業を“共創”!技術力×ビジネススキルを兼ね備えることのできるFusicのエンジニアとは?!

こんにちは。Fusic採用担当の佐藤です。

今回は、技術本部/技術共創部門 部門長にインタビューをしました。
お客様とともに新規事業を創るやりがいや苦労、エンジニアチームとしての強みなどを聞きました。

実際にFusicのエンジニアがどのように開発を進めているのか、どんな成長実感を感じているのかなど、Fusicのエンジニアの“リアル”をお届けします!


インタビュイー

■吉野雅耶
《プロフィール》

大学在学時にプログラミングに興味をもち、大学3年時にFusicの長期インターンを経験したことで、
エンジニアとしてのキャリアを志す。東京で複数のインターンを経験するも、福岡という場所や
Fusicの環境に魅力を感じ、2017年10月に新卒として入社。

副業として、クリエイター向けコワーキングスペース「Geek Studio」の運営に携わっている。
福岡のブロックチェーンコミュニティの形成に関わり、勉強会を定期的に主催するなど、
コミュニティに関わることが多い。

お客様とともに新規事業を創る

――まずは自己紹介をお願いします。

2017年にFusicに新卒で入社し、エンジニアとしてPHPを使った開発に携わってきました。

現在は、お客様からの依頼に基づいてシステム開発を行っている「技術共創部門」の部門長を務めています。大型案件として、2020年から取り組んでいる地域振興券のプロジェクトがあり、初期開発から運用までを担っています。


――この地域振興券のプロジェクトは、どのようなプロジェクトでしょうか。

九州電力様からの依頼で始まった「まちのわ」というプロジェクトで、現在は九州電力様、
SBIホールディングス様、筑邦銀行様が設立した合弁会社によって運営されています。

私たちが開発しているのは、自治体や商店街など、特定の地域で使えるプレミアム振興券が
搭載できる「地域振興券アプリ」です。2019年に仕様の検討を始め、2020年末にリリースしました。


――「地域振興券アプリ」のメリット、提供価値を教えてください。

自治体の専用アプリを作れるのが大きなメリットです。その地域限定の自治体専用アプリにすることで、
確実に地域にお金が落ち、地域貢献に繋がっています。「地域振興券アプリ」には、自治体の情報を発信する機能もあるので、市民へのお知らせに活用することもできます。

また、紙の地域振興券を発行していたときは、コロナ禍でも地域振興券の発売日に行列ができる、
お釣りが出ないため額面未満の利用がしづらいといった課題がありました。

地域振興券を電子化することによって、発売日に行列ができることはなくなりましたし、
電子版は1円単位で利用できるため、使い勝手も向上しました。加盟店の清算業務の負荷軽減など、
電子化によって振興券事業全体の効率化が実現しています。

現場目線での開発とスピード感が強み

――プロジェクトの中で直面した技術的課題はありますか?

導入自治体が増えるにつれて、北九州市などの人口の多い自治体にもご利用いただくようになりました。
ユーザー数が増えるとアプリケーションの負荷が増大するだけでなく、
データ取得や加工も複雑になるので、サーバやデータベースのチューニング、
大規模データに耐えられるようにするためのソースコードの変更などに苦労しましたね。

地域振興券の仕様は自治体によって異なり、抽選で購入者が決まる場合もあれば、
先着で決まる場合もあります。先着の場合は販売開始時刻に応募が殺到するので、
規模拡大によって、さまざまな部分を修正する必要が出てきました。

こうした課題の解決にあたっては、スペックとコストのバランスや、現場での運用を考慮しながら、
クライアントと一緒にソリューションを決めていきました。


――地域振興券プロジェクトで一番やりがいに感じるのはどのような点ですか?

自分の身近なところで、多くの人に使っていただいていることにやりがいを感じます。
街を歩いていて、アプリの看板や広告を目にすると「自分が作ったアプリだ!」と実感できますし、
一緒に食事に行った友人がこのアプリで支払いをしていたこともありました。
自分が作ったアプリがいたるところで使われているのはやはり嬉しいですね。


――逆に大変だったのはどんなところですか?

開発期間が限られていたのが大変でした。開発に着手した時点で、
最初の自治体でのスタート時期が決まっていたため、開発期間はわずか9カ月。
テスト期間を考慮すると、初期開発期間は実質6~7カ月程度でした。

しかも、最初の自治体は抽選、その翌月に導入した自治体は先着で購入者が決まる仕組みだったので、
アプリリリースから1カ月で先着購入機能を追加するなど、スピード感を求められる場面が多かったですね。

現在も、各自治体の要望に基づいて日々追加開発を行っています。
開発に伴って不具合やバグも発生しますし、24時間365日使われるアプリなので、
休日や深夜も障害や不具合に対応できる体制を整えておかなければなりません。
特定のメンバーに負担がかからないよう、役割を分担して調整しています。


――完成したアプリに対して、お客様からはどんな反応がありましたか?

スピード感をほめていただくことが多かったです。
他社では仕様決定に時間がかかり、設計書を作り込むだけで半年を費やすこともありますが、
細かな設計書を作らないかわりに、お客様のニーズを汲み取った上で仕様を決定し、
短期間で開発ができるところがFusicの強みだと感じます。

社内のテストチームとの連携で高い品質を担保

――チームで使用している主な技術スタックを教えてください。

言語はPHP、フレームワークはLaravelです。バックエンドはAWSを使うことが多いですが、
GCPを使うこともあります。フロントエンドはReactが中心で、このアプリもReact Nativeを使って開発しました。


――チーム内でのコードレビューや品質管理のプロセスはどのようになっていますか?

アプリケーション開発のコードを書いたときは、必ず2~3人でレビューをするようにしています。
また、どのプロジェクトもCIツールを使ってテストコードを実行することで、品質を担保しています。
プロジェクトによっては、E2E (エンドツーエンド) テストを行って、画面表示も確認しています。

社内にレベルの高いテストチームがあるのもFusicの強みで、新機能追加、新機能リリースなどの際には、テストチームと密に連携してテストを実施しています。


――チームの雰囲気はどんな感じでしょうか?どんなメンバーが多いですか?

エンジニア集団なので、やはりコードを書くのが好きな人が多いですね。
自分が作ったものが世に出て、多くの人に役立っていることにやりがいを感じるメンバーが多いです。

自分の仕事を楽しんでいて、コミュニケーションを取るのが好きな人が多いので、
集まったときはとても賑やかです。今はリモートワークが中心で、週1回の出社日以外は自由出社ですが、リモートでもSlackで活発にコミュニケーションを取っているのでまったく距離を感じませんね。

営業担当がいないため、エンジニアがお客様と直接会話をして仕様を調整するため、お客様も含めた「チーム」としての一体感があります。


▲お客様との懇親会の様子。お客様も含めた「チーム」として開発をしています。

――チームとして大事にしている価値観や考え方はありますか?

些細なことでも、思ったことは口に出して伝えることですね。1人ひとりが思ったこと、考えたことを共有することで、より良いものづくりにつながりますし、メンバーの成長や相互理解にもつながります。

また、お客様とのやり取りはチームメンバーのSlack内で共有し「見える化」しています。エンジニアとしてのスキルだけでなく、ビジネスパーソンであること、お客様に対して誠実に向き合うことを大事にしていますね。

上流から携わり、ビジネススキルも磨ける環境

――エンジニアといっても、一部営業のような役割を担うこともあるんですね。クライアントとじかに接したいエンジニアにとっては、非常にやりがいのある環境ではないでしょうか。

はい。プロジェクトによっては、見積もりや請求業務などもエンジニアが対応しています。
単に開発をしているというよりも、「ビジネスをしている」という実感があるので、プロジェクトに対するオーナーシップが強いメンバーが多いですね。

エンジニアとしてのスキルだけでなく、ビジネススキルも身に付きますし、プロジェクトの上流から携わりたい人には合っていると思います。


――他部門と連携して仕事を進めることはありますか?

はい。部門横断型のプロジェクトも少なくないので、他部門のエンジニアと協業する機会が多いです。
部門の枠はあまり関係なく、やりたい人が自ら手を挙げてプロジェクトに参加するのがFusic流です。


――会社として、エンジニアのスキルアップやキャリアの発展をサポートする仕組みはありますか?

書籍購入制度や資格取得支援制度など、さまざまな成長支援制度があります。AWSの資格であれば、
合格すれば受験料に加えてお祝い金も出ます。

「技術時間確保制度」のもと、毎週、技術に関する学習をするための時間が与えられているので、
スキルアップのための学習時間の確保もしやすいです。年に4回、エンジニアが楽しみながら技術力を
伸ばすことを目的にした開発合宿もあり、合宿中は普段の業務から離れて、自分がやりたいものづくりに専念できます。


個人のやりたいことを後押ししてくれる社風が魅力

――Fusicに入社してから、吉野さん自身、どのような成長を実感していますか?

入社当初は「エンジニアとしてものを作れるようになりたい」という意識が強かったのですが、ある程度ものづくりができるようになってからは、ビジネススキルを磨くことに力を入れるようになりました。

今は、「お客様にどう提案するか」「新しい事業をどのように作っていくか」にフォーカスしていて、
自分の領域がどんどん広がっている感覚があります。入社してからの6年で、ものづくり、イベント企画、クライアントニーズの把握など、できることが増えました。


――吉野さんが考える、Fusicで働く魅力を教えてください。

個人の裁量が大きいところです。上場したことで大きな会社に見られることも増えましたが、社員数はまだ100人に満たないですし、社長との距離感も近いです。

社長はよく、私たちメンバーに対して「Fusicという場を活用してください」と言ってくれています。過去にFusicでやったことがないことであっても、メンバー1人ひとりが自分のやりたいことを提案・相談すれば、会社としてできることを考えて、後押してくれるところがいいですね。Fusicという場をどのように活用するかは、自分次第なんです。


――Fusicのエンジニアリングチームならではの特徴・強みはありますか?

PHPをはじめとするWeb言語のスキルが高いエンジニアが多いので、技術的なレベルアップをしたいときにいろんな人が教えてくれます。Slackのヘルプチャンネルでわからないことを聞けば、みんながこぞって教えてくれるおせっかいな文化があります。


――最後に、Fusicに興味を持っているエンジニアへのメッセージをお願いします。

Fusicには、自分のやりたいことができる自由な環境があります。自由には責任も伴いますが、責任さえ果たしてさえいれば個人の裁量が非常に大きいです。

ぜひ、Fusicに入って自由を謳歌してほしいですし、みなさんの人生を好転させる場としてFusicという場を活用していただければと思います。

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Fusicは、高い技術力とビジネススキル、両方を磨いていける環境があります。
今後もお客様と一緒に、世の中に新しい爪跡をたくさん残していきます!

Fusicでは新しいチャレンジをしたい方をお待ちしています!


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